最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

statement

名詞

声明;供述

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解説

1. 基本情報と概要

単語: statement

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A statement is a clear expression of something in spoken or written words.

意味(日本語): 「声明」「陳述」「発言」「述べたこと」「(銀行などの)明細書」などを指します。「何かをはっきりと言葉や文章で示したもの」というニュアンスがあります。

「statement」は、何かを発表したり、はっきり伝えたりするときに使われる名詞です。口頭や文章で公式に表明するものから、銀行取引の明細(“bank statement”)まで幅広く使用されます。

活用形:

名詞なので、複数形は “statements” となります。

それ以外の活用(過去形・現在形など)は、動詞ではないためありません。

他の品詞形:


  • 動詞: “to state” (主張する、述べる)

  • 形容詞: “stated” (述べられた、記載されている) など

CEFRレベル: B2 (中上級)

B2レベルの語彙としては、一般的なニュースやビジネス文書などの文脈で頻繁に出てくる単語です。A1やA2の初級レベルよりも、よりフォーマルかつ専門的な場面にも使える単語なので、中上級レベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “state” (述べる、状態などを表す)

  • 接尾語: “-ment” (動詞を名詞化する意味を持つ)

“state” が「述べる・主張する」を表し、その動作を名詞化したのが “statement” です。「(公式に)述べられたこと」という意味合いになります。

派生語・関連語


  • “statement piece”: ファッションで主張の強いアイテム

  • “restatement”: 再度述べること、言い直し

  • “understatement”: 控えめに述べること、過小表現

  • “overstatement”: 大げさに述べること、誇張

コロケーション例 (10個)


  1. “issue a statement” (声明を発表する)

  2. “bank statement” (銀行明細書)

  3. “make a statement” (発言する/印象的な主張をする)

  4. “official statement” (公式声明)

  5. “financial statement” (財務諸表)

  6. “opening statement” (冒頭陳述)

  7. “closing statement” (結びの陳述、締めの声明)

  8. “public statement” (公の声明)

  9. “legal statement” (法的な陳述書)

  10. “false statement” (虚偽の陳述)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “statement” は中英語の “stat” (述べる、定義する) を含む「state」から派生し、ラテン語「status」(立場、状態)に由来します。 その後、動詞 “to state” から名詞化する際に “-ment” がついて “statement” となりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • “statement” はフォーマル・インフォーマル両方で使えますが、公式的な場面(ニュース、報道、法廷、企業の発表など)で使われることが多いです。

  • 口語で「発言」の意味としても用いますが、少し硬い印象を与える場合があります。よりカジュアルに「私が言うこと」のように表す場合は “what I said” などを使うことが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞 or 不可算名詞?


    • “statement” は基本的に可算名詞 (数えられます)。複数形は “statements” です。例: “Several statements were made during the meeting.”


  2. 使用構文の例


    • “(Someone) makes a statement.”

    • “(Someone) issues/releases a statement.”

    • “(A statement) says/states that …”


  3. フォーマル/カジュアル


    • フォーマル: “We have issued an official statement regarding the matter.”

    • カジュアル: “I really liked your statement about teamwork.”



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “Your statement about trying new foods really inspired me.”

    (新しい食べ物を試すことに関するあなたの発言は、本当に私をやる気にさせたよ。)

  2. “She made a bold statement by wearing that bright jacket.”

    (彼女はあの鮮やかなジャケットを着ることで、堂々とした主張をしたね。)

  3. “That statement you made yesterday was so funny!”

    (昨日のあなたの一言は本当に面白かったよ!)

ビジネスシーン


  1. “We need to release a statement about our new product launch.”

    (私たちは新製品発売についての声明を出す必要があります。)

  2. “According to the financial statement, our revenue has increased by 10%.”

    (財務諸表によると、収益は10%増加しています。)

  3. “Please provide a written statement of the incident for our records.”

    (記録のために、その出来事に関する書面での説明を提出してください。)

学術的・専門的な文脈


  1. “The professor requested a statement outlining our research objectives.”

    (教授は研究目的をまとめた書面を要求しました。)

  2. “In a formal statement, the scientific team announced their breakthrough.”

    (公式声明において、科学チームは画期的な発見を公表しました。)

  3. “This paper begins with a clear statement of the hypothesis.”

    (この論文は、仮説を明確に述べることから始まります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “announcement” (発表)


    • より「公に知らせる」ニュアンスが強い。


  2. “declaration” (宣言)


    • 「大々的・公的に宣言する」の意味が強く、フォーマル。


  3. “remark” (意見、コメント)


    • よりカジュアルで短い発言を指す。


  4. “assertion” (断言)


    • 自信をもって言い切る感じで、議論などで使われる。


反意語 (Antonyms)


  • はっきりした反意語はありませんが、強いて言えば “question” (疑問) や “silence” (沈黙) などが「明確に言う」ことの逆のイメージに近いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: [ˈsteɪt.mənt]

    • イギリス英語: [ˈsteɪt.mənt]


  • 強勢(アクセント): 最初の音節 “state” の部分 /ˈsteɪt/ にアクセントがあります。

  • よくある間違い: “ステイトメント” と発音してしまう日本語カタカナ英語では、母音が伸びすぎる場合があります。英語では “ステイト(短め)メント” に近く発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “statment” と書いて “e” を抜かしてしまうミスがよくあります。

  2. 動詞との混同: “to statement” として動詞扱いしないように注意。「主張する」の動詞は “to state” です。

  3. TOEICや英検での出題傾向: 財務関連の文や企業・組織の発表などの文章中でよく見かける単語です。“financial statement” や “issue a statement” の形で出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「state + ment」→「(何かを)述べる+名詞化」のイメージで覚えましょう。

  • “state” が「状態」や「述べる」を表しているので、「述べたこと」が “statement” という連想をすると記憶しやすいです。

  • スペルは “state” に “-ment” を正確につなげることで覚えましょう。

  • 覚え方のコツ: “state” で言う、そしてその結果生まれた “-ment” (もの) = “statement”。


以上が名詞 “statement” の詳細な解説です。何かを公式に表明するときや、自分の意見をはっきり述べるとき、銀行明細や財務書類を指すときなど、幅広い文脈で使われる便利な単語です。しっかりと意味を把握して、適切なシーンで使えるようにしておきましょう。

意味のイメージ
statement
意味(1)

〈C〉声明(供述)[]

意味(2)

〈C〉(銀行などの)計算書,決算報告

意味(3)

〈C〉(音楽で)曲の主題の提示

意味(4)

〈U〉声明(供述)すること

基礎英単語(NGSL) / 和訳 / 4択問題

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