最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

make

名詞

作ること,工程,製造過程 / (製造物の)型,式,スタイル / 生産量 / (人の)タイプ,性格 / 製造者,メーカー

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解説

1. 基本情報と概要

単語: make

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: Refers to the brand or manufacturer of a product, especially in the context of cars or electronic devices (e.g., “the make of a car”).

  • 日本語: (製品などの)メーカー、ブランド、製造元を表す名詞。たとえば車や携帯電話などの「ブランド」を指すときに使われます。日常会話では「What make is your car? (車のメーカーは何?)」のように使います。

「make」は日常会話でも使われますが、「ブランド」や「製造元」というニュアンスに焦点があるため、学習者には馴染みが薄いかもしれません。覚えておくと、車や機械、ガジェットなどについて話すときに役立ちます。

活用形


  • 単数形: make

  • 複数形: makes

他の品詞になったときの例


  • 動詞(to make): “作る” “~させる” などの意味 (例: make a cake, make someone do something)

  • 名詞形(今回の形): 製造元・ブランドという意味

  • 過去形 / 過去分詞形(made): 動詞の形、形容詞的用法 (例: a handmade gift)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): 新聞やネット記事、会話の微妙なニュアンスなどある程度理解できるレベル。自動車の話題や製品の説明など、やや専門的な場面でも自然に出てくる表現。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「make」は短い単語のため、はっきりした接頭語・接尾語を持ちません。

  • 語幹は “mak-” で、元々は動詞の “make”(作る)と同じ起源です。

他の単語との関連性(派生語・類縁語)


  • maker (名詞):作り手、メーカー

  • making (動名詞):作ること、製作

よく使われるコロケーション(関連フレーズ10選)


  1. the make of the car

    (その車のメーカー)

  2. same make and model

    (同じメーカーとモデル)

  3. different make

    (異なるメーカー)

  4. check the make

    (メーカーを確認する)

  5. phone make

    (携帯電話のメーカー)

  6. new make on the market

    (新しく市場に出回ったメーカー)

  7. reliable make

    (信頼できるメーカー)

  8. top-of-the-line make

    (一流のメーカー)

  9. unknown make

    (聞いたことのないメーカー)

  10. preferred make

    (好みのメーカー)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「make」は古英語の「macian(作る)」から派生し、動詞としての意味「作る」「製造する」が長く使われてきました。名詞としては「作られたもの」→「製品の製造元」という流れで現在の用法が定着しています。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 「make」はフォーマル・カジュアルを問わず使えますが、主に製品や車のブランドを尋ねる場合に使います。会話でもビジネスでも幅広く見る表現ですが、ビジネス文書では「brand」や「manufacturer」と表現することも多いです。

  • 「on the make」という句は「金もうけをたくらむ(ややネガティブ)」のイディオム表現ですが、名詞の「make」とは異なる用法なので注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞(countable noun)のため、「a make」「the make」「makes」といった形で使います。

  • 製品や車について言及するとき、「the make of the X」のように所有を示す構文にもよく登場します。


    • 例: “What’s the make of your laptop?”


  • 口語では “What make is it?” と省略的に言う場面もあります。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “What make is your phone? It looks really stylish.”

    (あなたの携帯電話ってどこのメーカー?とてもおしゃれだね。)

  2. “I prefer this make because it lasts longer.”

    (このメーカーの方が長持ちするから好きなんだ。)

  3. “Do you know the make of this TV? I want to buy the same one.”

    (このテレビのメーカーがわかる?同じのを買いたいんだ。)

ビジネス (3例)


  1. “We should check the make and model before deciding on the purchase.”

    (購入を決める前にメーカーとモデルをしっかり確認しておくべきです。)

  2. “Could you provide the make of the machines you’re supplying?”

    (提供いただく機器のメーカー名を教えていただけますか?)

  3. “The client specifically requested a German make for quality assurance.”

    (クライアントは品質保証のためドイツのメーカーを特に希望しています。)

学術的・専門的な文脈 (3例)


  1. “The study compared the energy efficiency across various makes of electric vehicles.”

    (その研究はさまざまなメーカーの電気自動車間でエネルギー効率を比較しました。)

  2. “Different makes of laboratory equipment can yield slight discrepancies in results.”

    (実験装置のメーカーが異なると、結果にわずかな差が出ることがあります。)

  3. “When specifying software compatibility, the make of the computer hardware is also crucial.”

    (ソフトウェアの互換性を明示する際、コンピュータハードウェアのメーカーも重要です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. brand (ブランド)


    • 意味: 企業や商品のブランド名

    • 違い: 「ブランド」は一般的に使いやすい語で、ファッションや化粧品など広い分野で使われる。


  2. manufacturer (メーカー / 製造業者)


    • 意味: 製造会社を示す語

    • 違い: より正式・ビジネス寄りなニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  • はっきりした「反意語」はありませんが、文脈として「anonymous (無名の)」や「unbranded (ブランド無しの)」などが対比として挙げられるかもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /meɪk/

  • アメリカ英語もイギリス英語も基本的に同じ発音記号で表せます。

  • 強勢は1音節しかないため、単語全体にあります。

  • 「meik」とカタカナをイメージすると比較的近いですが、実際には口をやや横に引いて明るく発音します。

  • “make” と “make(s)”(三人称単数形の動詞)は形が似ていて混同しがちですが、名詞か動詞か文脈に注意する必要があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「maek」のように母音を入れ替えてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: 特に同音語はありませんが、動詞 “make” と名詞 “make” を混同しないよう、文章中の役割に気をつけましょう。

  • TOEICや英検でも、機械や工業系の話題で「the make of the device」などの表現が出てくる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ものを作る」(動詞 make) → 作ったメーカー(名詞 make) と連想すると覚えやすいです。

  • 車の話題でよく使われるため、車好きの人は“make and model”というフレーズを一緒に覚えると、イメージが残りやすいでしょう。

  • 「どのメーカー?」と聞きたいときは「What make... ?」とシンプルに口に出して練習しておくと、スラスラ使えるようになります。


以上が、名詞としての “make” の詳細解説です。メーカーやブランドを表すときに便利な単語ですので、ぜひ会話や読解で意識して使ってみてください。

意味のイメージ
make

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