最終更新日:2025/09/13
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元となった辞書の項目

next door

形容詞

隣の, 隣の家の,隣の建物の / ほとんど...だ《to ...》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: next door

品詞: 形容詞 (場合によっては副詞としても使われます)

意味(英語):

• adjective: located in or belonging to the house or apartment next to one’s own

• adverb: in or at the next house, apartment, or room

意味(日本語):

• 形容詞: 隣の家や部屋にある、隣り合っている

• 副詞として使われるとき: 隣の家や部屋で、隣に

たとえば「next-door neighbor」という表現は、そのまま「隣に住む人、隣人」という意味になります。とても身近でカジュアルな状況で「すぐ隣」を表すときの単語です。

活用形について:

「next door」は句であり、時制変化のような活用はありませんが、形容詞として使うときにはしばしばハイフンを入れて「next-door」と書かれることが多いです(例: next-door neighbor)。副詞的に使うときは、ハイフンなしで「He lives next door.」という形で使います。

他の品詞への派生例:


  • 「next-door」そのものが名詞化するケースは稀ですが、形容詞や副詞としても柔軟に使われます。

  • 「neighbor」は名詞(隣人)の品詞として関連単語です。

CEFR レベルの目安: A2(初級)

すぐに使える日常表現として覚えやすく、実際の会話で非常に頻度の高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • next: もっとも近いあとの、次の

  • door: 扉、ドア

「next door」は“(ドアの)すぐ隣”というところから転じて「隣の家」や「隣室」を指す表現になりました。形容詞的に使うときは「next-door neighbor」のようにハイフンを入れる形が一般的です。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. next-door neighbor(隣の隣人)

  2. the house next door(隣の家)

  3. the room next door(隣の部屋)

  4. move in next door(隣に引っ越してくる)

  5. shop next door(隣の店)

  6. office next door(隣のオフィス)

  7. knock on the door next door(隣のドアをノックする)

  8. rent the flat next door(隣のアパートを借りる)

  9. the people next door(隣の人たち)

  10. go next door(隣に行く)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「next」は古英語の “nēah” (近い)に由来する “nēhst” が変化した形で、「もっとも近い」という意味。

  • 「door」は古英語の “duru, dor” に由来し、「扉」「入口」を指す。

古くからある「next(最も近い)」と「door(ドア)」を組み合わせて、「隣の家や部屋」を指すようになりました。

ニュアンス・使用上の注意点


  • 「next door」は非常にカジュアルで、日常会話でよく使われます。

  • ビジネス文書などフォーマルな文体でも、単に所在地を説明したいときに使われる場合がありますが、より正式には「adjacent office」や「neighboring building」などを使うこともあります。

  • 「すぐ隣」を強調し、親近感のある表現として使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての使用


    • 例: “She is my next-door neighbor.”(彼女は私の隣人です)

    • 「next-door + 名詞」の形で使う時にはハイフンを入れることが一般的です。


  2. 副詞としての使用


    • 例: “He lives next door.”(彼は隣に住んでいます)

    • この場合、ハイフンは不要で、文中で場所や位置を修飾する役割を果たします。


  3. 可算名詞/不可算名詞の概念はない


    • 「next door」は形容詞/副詞として機能するので、可算・不可算の区別はありません。


  4. イディオム的な表現


    • “get along with the folks next door” →(隣の人たちと仲良くする)

    • これも日常的な会話の表現でしばしば使われます。



5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I just met the couple next door; they seem really nice.”

    (さっき隣に住んでいるカップルに会ったんだけど、すごく感じが良かったよ。)

  2. “Did you hear the music from next door last night?”

    (昨晩、隣から音楽が聞こえなかった?)

  3. “My parents live next door, so I visit them often.”

    (両親が隣に住んでいるので、よく顔を出します。)

ビジネス(3例)


  1. “Our company rented the office next door for the new team.”

    (我が社は新しいチームのために隣のオフィスを借りました。)

  2. “Please let the manager next door know we’re starting the meeting.”

    (隣のマネージャーに、会議を始めることを伝えてください。)

  3. “The conference room next door is available at 2 PM.”

    (隣の会議室は午後2時から利用可能です。)

学術的な文脈(3例)


  1. “Comparative studies were conducted in the laboratory next door.”

    (比較研究は隣の研究室で行われた。)

  2. “The library next door has an extensive collection of historical archives.”

    (隣の図書館には豊富な歴史文書のコレクションがある。)

  3. “We store the backup servers in the building next door for security.”

    (セキュリティのために、隣の建物にバックアップサーバーを保管している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. adjacent(隣接した)


    • 「next door」よりフォーマルな響きで、建物や場所が隣接している状況に使われます。

    • 例: “The adjacent office is under renovation.”


  2. neighboring(近隣の)


    • 「隣接する」という意味では似ていますが、「neighboring」は「隣国」にも使えるなど、やや範囲が広い表現です。

    • 例: “They are worried about a neighboring country’s economic policy.”


  3. close by(近くに)


    • 位置が近いことを意味する副詞句で、もう少し広範囲に「近い」ことを指します。

    • 例: “The supermarket is close by.”


反意語


  • far away(遠く離れた)


    • 例: “He moved far away, so I don’t see him anymore.”



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • next door: /ˌnekst ˈdɔːr/ (アメリカ英語) / (イギリス英語もほぼ同様)

強勢(アクセント)の位置


  • “next” と “door” のそれぞれに強勢が来るイメージですが、自然な会話では「next」に若干強勢が置かれることが多いです。「ドア」の部分も聞き取りやすく発音します。

アメリカ英語とイギリス英語


  • アメリカ英語: /ˌnekst ˈdɔːr/(rがはっきり発音される傾向)

  • イギリス英語: /ˌnekst ˈdɔː/(語尾のrがあまり強く発音されない)

よくある発音の間違い


  • “door”の “oo” を /u/ のように短く発音してしまう。正しくは /ɔː/ (英音ではもう少し長く、米音でも [dɔːr] が一般的)


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • 「nextdoor」とつなげ書きしてしまうケース。形容詞で書くときは「next-door」とハイフンを入れるのが一般的です。副詞なら分けて「next door」と書きます。


  2. 意味の混同


    • “next door” を「次のドア」と文字通り訳してしまったり、「ドアを開ける」などの動作と混同することがあるので注意が必要です。


  3. 同音異義語との混同


    • 特に目立つ同音異義語はありませんが、「next store」と聞き間違えないよう注意してください(“store”=店)。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検では「next-door neighbor」などのフレーズがリスニングで登場する可能性があります。特に「隣に住んでいる」「隣室」などの表現問題に着目してください。



9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “next door”という響き自体が「次のドア=隣の家や隣室」と結びつきやすいので、そのイメージを頭の中で思い浮かべると覚えやすいです。

• ハイフンの有無で形容詞か副詞かが変わる、と意識しておくとスペルミスや用法の間違いが減るでしょう。

• “door”の発音を正確にイメージし、英単語の“more”や“floor”とセットで練習すると発音ミスを防ぎやすいです。


以上が、形容詞「next door」の詳細な解説です。日常会話でもビジネスシーンでもよく登場する表現なので、隣の家や部屋を表現するときにぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
next door
意味(1)

隣の, 隣の家の,隣の建物の

意味(2)

ほとんど...だ《to ...》

頻出英熟語500 / 例文・和訳 / 選択問題

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