最終更新日:2025/12/03

In the event of bad weather, the outdoor concert will be moved indoors.

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元となった辞書の項目

in the event

結局のところ / 《...の》場合には《of ...》/ ...ということが起こる場合, 万一...という場合には《that ...》

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悪天候の場合、屋外コンサートは屋内に移動されます。

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解説

「in the event」の徹底解説


1. 基本情報と概要

意味(英語):

「in the event」は「もし何かが起きた場合に」「万が一の場合には」という意味のフレーズです。

※ 実際には “in the event (that) 〜” と続くことが多く、「〜した場合には」という表現になります。

意味(日本語):

「何かが起きたときに備えて」「万が一の場合には」「もし〜の場合には」といったニュアンスを表します。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。」というと、具体的には「万が一のとき」「ある特定の事態が発生したとき」に備えての条件文や、話の途中での“もしなんとかだったら”と話を締めくくる時などに使えます。

品詞:

・熟語(イディオム的な副詞句/接続詞句に近い機能)

活用形:

熟語のため、動詞のように時制変化や名詞のような単数・複数形はありません。

ただし、文中では “in the event of 〜” や “in the event that 〜” のように形を変えて用いられます。

他の品詞になったときの例:

「in the event」は単体では品詞が変わりませんが、機能的には「接続詞句」に近い働き(“in case”に近い感覚)となります。

CEFRレベル:

B2(中上級)


  • B2(中上級): 理由・条件・仮定など少し込み入った話題を理解して、条件文などを的確に使い分けられるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • この表現は“in + the + event”という単純な前置詞句の形で、特別な接頭語や接尾語はありません。

  • “event”(出来事)を使用した慣用的な表現です。

派生語や関連語


  • “in the event that …” (…という事態が起きた場合には)

  • “in the event of …” (…が起きた場合には)

  • 似たフレーズに “in case” (念のため、万が一) がありますが、文法上の使い方は微妙に異なります。

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. in the event that it rains → 万が一雨が降った場合には

  2. in the event of an emergency → 緊急事態の場合には

  3. in the event of a fire → 火災が発生した場合には

  4. in the event of failure → 失敗した場合には

  5. in the event of a power outage → 停電の場合には

  6. in the event you need assistance → もし助けが必要なときには

  7. in the event you can’t attend → もし参加できない場合には

  8. in the event you are late → もし遅刻する場合には

  9. in the event something goes wrong → 何か問題が起きた場合には

  10. in the unlikely event → 起こりそうにないものの、万が一の場合には


3. 語源とニュアンス


  • “event” は「出来事」や「行事」を意味し、“in the event” は本来「その出来事が起きた場合に」という直訳的な構造から来ています。

  • 歴史的には「万が一の出来事を想定する」というニュアンスで、法律やビジネス文書など、ややフォーマルな場面で用いられることが多いです。

  • カジュアルな口語では “if” や “in case” で置き換えられることもあります。やや硬い表現なので、フォーマルな文書やオフィシャルな場面で特に使われることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • “in the event that + S + V” の形で「SがVする(万が一の)場合には」という条件表現になります。

  • “in the event of + 名詞/名詞句” で「〜の場合には」という表現になります。

  • 接続詞として機能する場合は、ややフォーマルな文書や契約書などにもよく見られます。

  • カジュアル/フォーマル: “in case” は日常会話でもよく使われる一方で、“in the event (that/of)” は正式度が高めです。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “In the event that you can’t find the place, just give me a call.”


    • 「もし場所がわからない場合には、電話してね。」


  2. “Let’s bring an umbrella in the event it starts raining.”


    • 「雨が降り出したときのために、傘を持っていこう。」


  3. “Take some cash with you in the event your credit card doesn’t work.”


    • 「クレジットカードが使えない場合に備えて、現金を持っていきなよ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “In the event that the client requests changes, please notify the project manager immediately.”


    • 「クライアントが変更を求める場合には、ただちにプロジェクトマネージャーに連絡してください。」


  2. “We have a backup plan in the event of system failure.”


    • 「システム障害が起こった場合に備えて、バックアッププランがあります。」


  3. “In the event of a scheduling conflict, contact HR for assistance.”


    • 「スケジュールが重複する場合には、人事に連絡してサポートを受けてください。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “In the event of conflicting results, researchers must verify the data through further tests.”


    • 「結果に相違がある場合には、研究者は追加テストでデータを検証しなければなりません。」


  2. “The study outlines emergency procedures in the event that an outbreak occurs.”


    • 「この研究では、ある事象が発生した際の緊急対応手順をまとめています。」


  3. “In the event of ethical concerns, the committee is required to convene for a review.”


    • 「倫理的懸念が生じた場合には、委員会がレビューのために招集される必要があります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. in case(万が一に備えて)


    • “in the event” よりもカジュアルで日常的。

    • 例: “Take an umbrella in case it rains.” (念のため傘を持っていく)


  2. if(もし〜なら)


    • より汎用的でカジュアル。条件文として幅広い状況で使われる。

    • 例: “If it rains, I’ll stay home.”


  3. should(仮定条件)


    • “Should it rain, the event will be canceled.” のように、仮定を文頭に置くフォーマルな言い方。


反意語


  • 直接の反意語は存在しませんが、条件を表す文を否定する際は “unless” のような形が使われることがあります。


    • 例: “Unless it rains, the event will be held outdoors.” (雨が降らない限り、屋外で開催)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪn ði ɪˈvɛnt/

  • アメリカ英語・イギリス英語で大きな違いはありませんが、“event” の /ɛ/ の音が場合によっては /e/ に近く聞こえることもあります。

  • アクセント: “in the e•VENT”. 「event」の第二音節 “vent” に強勢がきます。

  • よくある間違い: “event” を /ˈiːvənt/ としがちな場合がありますが、正しくは /ɪˈvɛnt/ です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “in the event” と “in case” を混同しがちです。どちらも「もしもの場合に」という意味を含みますが、


    • “in the event (that)” はフォーマルかつ、特定の出来事が起きた場合に焦点を当てる。

    • “in case” は「予防目的・念のために」を示すことが多い。


  • このフレーズは特に、契約書、法的文書、ビジネス文書などで用いられます。TOEICや英検などで、条件を表すフレーズとして出題される可能性もあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “in the event” → 「その出来事の中で」という発想から、「もしそんな出来事が起きたら」というイメージを結びつけると覚えやすいです。

  • フォーマルさを連想するために「契約書の一文にあるイメージ」とセットで覚えるとよいでしょう。

  • “in case” は日常的、“in the event” はフォーマル寄り、と使い分けるイメージを持つと混同を防ぎやすいです。


以上が「in the event」の詳細な解説です。ぜひ、フォーマルな状況での条件表現として使ってみてください。

意味のイメージ
in the event
意味(1)

結局のところ

意味(2)

《...の》場合には《of ...》

意味(3)

...ということが起こる場合, 万一...という場合には《that ...》

頻出英熟語500 / 例文・和訳 / 選択問題

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