最終更新日:2025/12/02

She shook her head to indicate that she didn't agree with the proposal.

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元となった辞書の項目

shake one’s head

(否定・拒否などを表すために)首を横に振る / (疑念・落胆・悲しみ・恥ずかしさなどを表すために)首を左右に振る

このボタンはなに?

彼女は提案に同意しないことを示すために首を横に振った。

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解説

1. 基本情報と概要

英語表記: shake one’s head

品詞: 慣用的な動詞句(イディオム扱い)

意味(英語): To move one’s head from side to side, often as a sign of disagreement, refusal, or disapproval.

意味(日本語): 頭を左右に振ること。主に「反対」や「拒否」、「呆れ」などの気持ちを表すときに使われます。「首を横に振る」と日本語ではよく言われます。この表現は「No」を示すときにも多用されるので、日常会話でよく使われます。


  • 動詞の活用形:


    • 現在形: shake one’s head

    • 過去形: shook one’s head

    • 過去分詞形: shaken one’s head

    • 進行形: shaking one’s head


  • 他の品詞例:


    • shake(単独で動詞): 例) “Shake the bottle before you open it.”

    • shaker(名詞): 例) “He used a salt shaker.”


CEFRレベル目安:


  • A2(初級): 日常的な身振り表現としては比較的早い段階で学ぶ語句ですが、イディオムとしてきちんと覚えるにはA2〜B1レベルが目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • shake: 「揺さぶる」「振る」という意味の動詞。

  • one’s head: 「~の頭」。話者や文脈に応じて「my head」「your head」「his head」などに変化。

「shake one’s head」は、文字通り「頭を左右に揺らす」という動きを表す慣用句で、英語では主に「No」の意思表示や反対を示すときに使われます。

他の単語との関連性・派生語


  • shake → shaker(名詞, 「ふりかけ容器」「振る人」)、shakeable(形容詞, 「振ることができる」)など

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. shake one’s head in disbelief (信じられないという様子で首を振る)

  2. shake one’s head slowly (ゆっくりと首を振る)

  3. shake one’s head vigorously (激しく首を振る)

  4. shake one’s head in denial (否定の意味で首を振る)

  5. shake one’s head sadly (悲しげに首を振る)

  6. shake one’s head in frustration (苛立ちを表すように首を振る)

  7. shake one’s head in disappointment (失望して首を振る)

  8. shake one’s head in amazement (驚嘆して首を振る)

  9. just shake one’s head (ただ首を振るだけ)

  10. shake one’s head in response (返答として首を振る)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「shake」は古英語の“Sceacan”に由来し、「素早く揺さぶる」といった意味を持っています。頭を振る動作自体は多くの文化圏で「否定」や「拒否」を表すジェスチャーとして根付いています。


  • ニュアンス:


    • 「shake one’s head」は、不賛成や拒絶、落胆、驚きなど、しばしば否定的な感情を伝えるときに使われます。状況によっては「呆れ」や「呆然」のニュアンスを含むこともあります。

    • 口語・文章のどちらでも使われますが、動作に着目するため、口語や物語文などで特によく登場します。


  • 使用時の注意点:


    • 英語圏では基本的に「横に振る」動作は「No」や「拒否」を意味しますが、文化圏によっては意味が逆転する場合もあるため、国際交流では身振り手振りの意味を確認するのが望ましいです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 他動詞 + 目的語(one’s head)の形です。

    • one’s は文脈に応じて「my, your, his, her, their」などに置き換わります。

    • 語順としては「(主語) + shake + one’s head (修飾語)」の形になります。


  • 一般的な構文:


    1. (主語) + shake(s) + one’s head + 副詞(slowly, sadly, etc.)


      • 例: She shook her head sadly.


    2. (主語) + be + shaking + one’s head + 前置詞句


      • 例: I am shaking my head in disbelief.



  • フォーマル/カジュアル:


    • 場面を問わず使われますが、「shake one’s head」という動作自体はカジュアルな動きなので、会話文や親しい間柄での説明によく登場します。

    • 文章で描写するときも、登場人物の心情を示す効果的な手段として使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. A: “Do you want more coffee?”

    B: “(Shaking her head) No, I’m good, thanks.”

    (A「コーヒーもう一杯いかが?」 B「(首を振って)ううん、大丈夫、ありがとう」)


  2. “He shook his head when I asked if everything was okay.”

    (私が「大丈夫?」と尋ねたら、彼は首を振った)


  3. “I just shook my head because I couldn’t believe what I was hearing.”

    (耳を疑う内容だったので、ただ首を振っただけだった)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “The boss shook his head, implying he didn’t approve of the proposal.”

    (上司は提案に賛成しないという意味で首を振った)


  2. “When I suggested a different approach, she shook her head firmly.”

    (別のアプローチを提案したら、彼女はきっぱりと首を振った)


  3. “He simply shook his head in response to the budget cut announcement.”

    (予算削減の発表に対して、彼はただ首を振るだけだった)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Observers noted that the test subject repeatedly shook her head when presented with contradictory data.”

    (観察者は、被験者が矛盾するデータを提示された際に繰り返し首を振っていることに気づいた)


  2. “The professor shook his head, indicating the hypothesis was flawed.”

    (教授は首を振り、その仮説が欠陥を抱えていることを示唆した)


  3. “Despite the evidence, some committee members shook their heads in doubt.”

    (証拠があるにもかかわらず、委員の中には疑わしげに首を振る者がいた)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “turn one’s head”(首を回す)


      • 意味は単に「首をひねる」動作ですが、反対の意志表示というよりは「不思議がる・考え込むときに首を傾ける」といったニュアンスがある。


    2. “shake one’s shoulders”(肩をすくめる)


      • 「首を横に振る」というよりは「 shrug (肩をすくめる)」に近い言い回しで、「わからない・どうしようもない」気持ちを表す。



  • 反意語


    • “nod one’s head”(頷く)

    • 「Yes」を示す、肯定・同意・了承のジェスチャー。


  • 違い・使い方:


    • “shake one’s head”は基本的に「No」へのニュアンス。

    • “nod one’s head”は「Yes」や肯定のニュアンス。

    • 文脈でそれぞれが正反対の意味を持つので、覚え間違いに注意しましょう。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • shake: /ʃeɪk/

    • one’s: /wʌnz/

    • head: /hɛd/


  • アクセント:


    • 「shake」の第一音節(/ʃeɪk/)に自然と強勢がきやすいですが、実際にはフレーズ全体で「shake one’s HEAD」というように「head」にも力を置くことがあります。会話では流れるように発音されることが多いです。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 大きな違いはほとんどありませんが、/æ/ や /ɛ/ の微妙な発音差が出る場合があります。アメリカ英語では「head」は /hɛd/、イギリス英語でも同じ /hɛd/ ですが、母音の長さやイントネーションが少し異なる程度です。


  • よくある発音の間違い:


    • “shake”を /ʃæk/ として “shack” のように発音してしまうことがあるので注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shake” の最後のeを忘れて “shak” と書いてしまうケース。

  • 同音異義語との混同: “shake” と “shack”(小屋)や “shark”(サメ)などの単語は綴りが似ているが意味がまったく異なる。

  • ジェスチャーの逆転に注意: 一部の地域では頷きと首振りの意味が逆転している文化もあるので、英語で学ぶ “shake one’s head = No” というルールが通じない場合がある。

  • 試験対策: 英文法やTOEICなどで、会話文や描写に出てくるジェスチャー表現として出題されることがある。「頷く(nod)と首を振る(shake one’s head)」の違いを聞かれる問題が定番です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ法: “shake one’s head = シェイク” → 「シェイクは混ぜる」→「左右に振る」→「No」のイメージ、と関連づけると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: “shake” の末尾に “e” がついているので、「揺さぶる・ミルクシェイク(milkshake)」と繋げて覚えると、同じスペルが入っていると気づきやすいです。

  • 勉強テクニック: すでに知っている “nod one’s head(首を縦に振る)” とセットで覚えると使い分けがはっきりし、試験でも間違いにくくなります。


以上が「shake one’s head」の詳細な解説です。このフレーズは日常会話のみならず、文章描写でも相手の感情や意思表示を的確に伝えるうえで非常に役立つ表現です。ぜひ「nod」と併せて覚えてみてください。

意味のイメージ
shake one’s head
意味(1)

(否定・拒否などを表すために)首を横に振る

意味(2)

(疑念・落胆・悲しみ・恥ずかしさなどを表すために)首を左右に振る

頻出英熟語500 / 例文・和訳 / 選択問題

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