最終更新日:2025/09/13

I have a lot to do with the project.

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元となった辞書の項目

to do with

...と関係がある, ...に関係している / ...を扱う

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私はそのプロジェクトと関係がたくさんあります。

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解説

1. 基本情報と概要

◼︎ 意味(英語 + 日本語)


  • “to do with” は「~と関係がある」「~に関連する」という意味のフレーズです。

  • 「~と関わりがある」「~に関係している」というニュアンスで、話し手が何かが他のものと結びついているかどうかを示します。

◼︎ 品詞・活用形など


  • 「to do with」は厳密には一語ではなく、動詞 “do” と前置詞 “with” が組み合わさったフレーズ(句)です。

  • 動詞 “do” は一般的に “do - did - done” で活用しますが、本フレーズでは「have (something) to do with」や「nothing to do with」の形で頻出します。

  • 他品詞になる例:「do(名詞)」→ “It’s a big do.”(パーティーやイベントの俗語表現)など。ただし「to do with」はあくまでフレーズです。

◼︎ CEFRレベル


  • 一般的な会話表現としては、B1(中級)程度といえます。

2. 語構成と詳細な意味

◼︎ 語構成


  • “to” + “do” + “with” の3つの要素に分かれます。


    • “to” は不定詞や方向を示す前置詞などですが、本フレーズでは「何かをする」に続く機能として用いられます。

    • “do” は「する」という意味の動詞。

    • “with” は「~とともに」「~に関して」という意味の前置詞。


  • しかし、このフレーズ全体で「~と関係がある」という単一の意味を形成します。

◼︎ 派生語や類縁語


  • have (something) to do with …

  • nothing to do with …

  • something to do with …

  • これらはすべて「~と関係がある/ない」という意味合いで使われます。

◼︎ よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. have nothing to do with …(~とは全く関係がない)

  2. have everything to do with …(~と大いに関係がある)

  3. have a lot to do with …(~と大いに関係がある)

  4. have something to do with …(何らかの形で~と関係がある)

  5. What does that have to do with me?(それは私とどう関係があるの?)

  6. It has a bit to do with …(それは少し~と関係がある)

  7. This has little to do with …(これはほとんど~と関係がない)

  8. It’s got to do with …(それは~に関係している)

  9. That’s nothing to do with you.(それはあなたには関係ないよ)

  10. Does this have to do with …?(これは~に関係があるの?)

3. 語源とニュアンス

◼︎ 語源


  • “do” は古英語の “dōn” に由来し、「する・行う」という意味を持ってきました。

  • “with” は古英語の “wiþ” から来ており、「~と共に」「~とともに」という意味です。

  • “to do with” は歴史的に「~に結びついていることをする」といったニュアンスを経て、現代の「関連・関係」を強調する表現となりました。

◼︎ ニュアンスや使用時の注意点


  • 口語・文章ともに広く使われますが、会話で「have something to do with…」などと言うときは、ややフォーマル寄りにも聞こえます。

  • カジュアルな会話では “It’s got to do with…” や “It has to do with…” などの短縮形やくだけた形がよく使われます。

  • 感情的な語感はあまりなく、単に論理的な結びつきを指す場合が多いですが、「That’s nothing to do with you!」と強調すると少しきつく相手を突き放す印象を与えます。

4. 文法的な特徴と構文

◼︎ 一般的な構文


  1. “have + (something / nothing / a lot) + to do with + 名詞・代名詞・節”


    • 例: “I have nothing to do with this issue.”(私はこの問題とは何の関係もありません。)


  2. “it has (got) + (something / nothing / a lot) + to do with + 名詞・代名詞・節”


    • 例: “It’s got a lot to do with the new regulation.”(それは新しい規制と大いに関係があります。)


◼︎ フォーマル / カジュアル


  • フォーマル: “It has a great deal to do with…”

  • カジュアル: “It’s got to do with…” / “What’s that got to do with me?”

◼︎ 文法上のポイント


  • “have something to do with” は “with” の後ろに目的語(物事・人)を取ります。

  • 可算名詞・不可算名詞の区別というよりは「なんらかの関係(something/nothing/a lot)」+ “to do with” という具合にセットでとらえるイメージです。

5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I heard you moved. Does it have anything to do with your new job?”

    (引っ越したって聞いたけど、新しい仕事と関係あるの?)

  2. “That’s nothing to do with me, so please don’t ask.”

    (それは私と関係ないから、聞かないでよ。)

  3. “His mood swings might have something to do with stress.”

    (彼の気分の浮き沈みはストレスと関係あるかもしれないね。)

ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “Our client’s complaint has a lot to do with delayed shipping.”

    (お客様のクレームは、配送の遅延と大いに関係があります。)

  2. “This shift in company policy might have something to do with budget cuts.”

    (会社方針の転換は予算削減と関係があるかもしれません。)

  3. “It has nothing to do with our established protocol, so we’ll handle it separately.”

    (それは当社の既存プロトコルとは関係ありませんので、別途対応いたします。)

学術的・専門的文脈


  1. “The findings appear to have much to do with environmental factors.”

    (その研究結果は、環境要因と大きく関係しているようです。)

  2. “This concept has everything to do with Freud’s theory of the unconscious.”

    (この概念はフロイトの無意識理論と大いに関係があります。)

  3. “Our experiment suggests that the error rate has little to do with operator skill.”

    (実験によると、エラー率はオペレーターの技量とはあまり関係がないことが示唆されます。)

6. 類義語・反意語と比較

◼︎ 類義語


  1. “be related to …”(~と関連している)


    • ニュアンス:より直接的・形式的に「関連性」を述べる。

    • 例: “Your question is related to our previous discussion.”


  2. “concern …”(~に関係がある)


    • ニュアンス:よりフォーマル。「関係する」という意味が強い。

    • 例: “This matter concerns the board of directors.”


  3. “pertain to …”(~に関係する)


    • ニュアンス:文章や論文で使われやすく、かなりフォーマル。

    • 例: “These regulations pertain to safety procedures.”


◼︎ 反意語


  • “have nothing to do with …”(全く関係がない)

  • “unrelated to …”(~に無関係の)


    • 例: “Their statements are unrelated to the topic at hand.”


7. 発音とアクセントの特徴

◼︎ 発音記号(IPA)


  • イギリス英語: /tə ˈduː wɪð/

  • アメリカ英語: /tə ˈduː wɪθ/ または /tu ˈduː wɪθ/

会話の速さによっては “to” が弱形で /tə/ と発音され、 “with” は /wɪð/ や /wɪθ/ と発音されます。

◼︎ アクセントの位置


  • フレーズ全体として1つの意味をなすので強いアクセントは “do” に来ることが多いです(“to DO with”)。

◼︎ よくある発音の間違い


  • “with” を /wɪt/ と短く切ってしまうこと。

  • “to” が強すぎると不自然になる場合があるので注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “to do with” を “to do about” と混同してしまうミス。


    • “about” は「~について」で、 “to do about something” だと「何かに対して取る行動」の意味になり、別の用法です。


  • 書き取り試験やリスニングで “have (something) to do with” を聞き逃してしまいやすい。

  • 「do」と「make」の使い分けが混同されることがありますが、「to do with」は定型フレーズなので覚えてしまうのが早道です。

  • TOEICや英検の読解問題で “This issue has to do with …” と出てきたとき、「この問題は~に関連している」という文脈を正しく捉えることが求められます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “to do with” は “関係を『する』(do) + ‘with’ = 『~と一緒に』” → 「~と関係している」というイメージで覚える。

  • “have something to do with” = 「何かすること(something to do)が一緒(with)」と考えるとわかりやすい。

  • 自然なフレーズなので、日常の中で “It has nothing to do with me.” と言う機会を見つけて口に出し、パターンで覚えましょう。

以上が “to do with” の詳細解説です。このフレーズは「関連・関係づけ」を表すとても便利な表現なので、覚えておくと会話や文章で重宝します。

意味のイメージ
to do with
意味(1)

...と関係がある, ...に関係している

あなたはその事とどんな関係があるのですか。

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意味(2)

...を扱う

頻出英熟語500 / 例文・和訳 / 選択問題

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