最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

office

名詞

〈C〉事務所,事務室;営業所,会社 / 《集合的に》《単数扱い》事務所(営業所)の全員 / 〈C〉〈U〉(特に政府・会社などの)公職,官職,職務 / 〈C〉(一般に)任務,務め,役目(duty) / 〈C〉官庁,役所;〈U〉《O-》《米》局,《英》省 / 〈C〉《複数形で》(…の)尽力,親切,世話《+of+名》 / 〈C〉《時にO-》(宗教上の)儀会,葬会;(定められた時間の)礼拝

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解説

1. 基本情報と概要

英語: office

日本語: オフィス(主に「事務所」「会社のオフィス」などの意味)、または「公職」「役職」など

品詞: 名詞 (countable noun)


  • 「an office」「the office」など可算名詞として扱われます。

  • 個々のオフィスや役所を指すときは「office」、抽象的に「オフィス業務」や「公職」として扱う場合もあります。

CEFRレベル: B1(中級)


  • 日常会話でもビジネスでも、比較的早い段階で学習される単語です。

意味の説明


  • 「office」は「会社や組織が仕事をする建物や部屋」という意味で使われます。「事務所」や「勤務先のオフィス」などをイメージしてください。

  • また、「公職」「役職」という意味もあり、政治家が就く役職(公務)や要職を表すときにも使われます。

「こんな場面で使われる、こんなニュアンスの単語です」の一例:


  • 会社で働く場所を指すとき: “I’m going to the office.” のように言います。

  • 公式な地位や職務を指すとき: “He holds public office.” のように言います。

活用形


  • 名詞なので、時制による変化はありませんが、複数形は offices となります。

他の品詞形


  • 「official(形容詞・名詞)」: 「公式の」「職員」「公務員」など

  • 「officiate(動詞)」: 「(式や試合などで)司会・審判を務める」など(形が似ていますが語源的には関連があります)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • of-off- は接頭語というより、ラテン語の影響を多く受けていますが、現代英語としては明確な接頭語という区別はあまり意識されません。

  • fice は単独で意味をもつ語幹とは考えにくいですが、語源的にはラテン語の “officium”(職務・義務)に由来します。

よく使われるコロケーション10選


  1. office building(オフィスビル)

  2. office hours(オフィスの営業時間、執務時間)

  3. office worker(オフィス勤務の人、会社員)

  4. office staff(オフィスのスタッフ)

  5. office space(オフィススペース、オフィスの空間)

  6. office supply/supplies(事務用品)

  7. office job(オフィスでの仕事)

  8. office manager(オフィス管理者、事務所長)

  9. run for office(公職に立候補する)

  10. hold office(公職に就いている)


3. 語源とニュアンス


  • 語源はラテン語の officium(職務、義務)から来ています。古フランス語の “office” を経て中世英語へ入りました。

  • 歴史的には「職務」「役目」を示す意味合いが強かったのですが、現代では主に「仕事をする場所」を連想させることが多くなっています。

  • 政治や公的な文脈で使うと、少しフォーマルで「公職」を意味します。

  • 一般的なビジネスシーンやカジュアルな会話でも「オフィスへ行く」のように頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “I have two offices in the city.” のように複数形 offices が使われます。

  • 「公職」という抽象的な意味で使われる場合も可算扱いですが、「職務」そのものというニュアンスでは冠詞なしで使うこともあります(例: “He is in office now.” → 「彼は(公職に)就いている」)。

一般的な構文・イディオム


  • be in office → 公職に就いている状態を表す


    • 例: “The mayor has been in office for two years.”


  • take office → 公職に就任する


    • 例: “She will take office next month.”


フォーマル度は文脈によりますが、「職場」を表すときはカジュアルな会話でも問題なく使えます。「公職」の意味ではややフォーマルです。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I’m heading to the office early today.”


    • 「今日は早めにオフィスに向かうよ。」


  2. “Do you want to grab lunch outside the office?”


    • 「オフィスの外でランチしない?」


  3. “My office is on the tenth floor.”


    • 「私のオフィスは10階にあるよ。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our company’s main office is located in New York.”


    • 「弊社の本社はニューヨークにあります。」


  2. “Please submit the report to the office manager by Friday.”


    • 「金曜日までにオフィスマネージャーにレポートを提出してください。」


  3. “We need more office supplies for the new project.”


    • 「新しいプロジェクトのために、もっと事務用品が必要です。」


学術的な文脈・公的な文脈での例文(3つ)


  1. “The professor holds an administrative office at the university.”


    • 「その教授は大学で管理職に就いている。」


  2. “She decided to run for public office in the next election.”


    • 「彼女は次の選挙で公職に立候補することを決めた。」


  3. “After taking office, the president announced a series of reforms.”


    • 「大統領は就任後、一連の改革を発表した。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. workplace(職場)


    • 一般的に「働く場所」全般を指す。オフィスに限らず工場や店舗なども含む可能性あり。


  2. bureau(官庁の局)


    • 政府機関などに使われることが多い。フォーマル度は高め。


  3. organization / department(組織/部門)


    • 「部門」を強調するときには department を使いますが、「office」とは少しニュアンスが異なります。


反意語 (Antonyms)


  • 「office」の明確な反意語というよりは、場所や職務を示す概念の逆の意味を表す単語はあまりありません。強いて言うなら「field(現場、屋外勤務の場所)」などは、オフィスワークの「室内での仕事」の対比として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (米英): /ˈɔːfɪs/ (アメリカ英語では /ˈɑːfɪs/ と発音される地域もあります)

  • IPA (英英): /ˈɒfɪs/

  • アクセントは最初の “o” の部分にあります(/ˈɒf-/ または /ˈɔːf-/)。

  • 日本人学習者は “of” の音が曖昧になって “オフィース”のように引っ張ってしまうことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「office」を「ofice」や「offcie」と書いてしまうことがあるので要注意。

  • 同音異義語との混同: “office” と同音異義語はあまりありませんが、アクセントが似ている “official” を混同しないように気をつけてください。

  • TOEICや英検の出題傾向: ビジネスシーンの文章で「office」という単語は頻繁に登場します。 「オフィスビル」「オフィス用品」など、コロケーションを覚えておくことで読解がスムーズに進みやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「office」は、ラテン語の「職務」を表す言葉が由来…。職務をひたすらこなす場所が“office”とイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのコツ: “off + ice” と分けて考えると間違えにくくなります。(ただし発音は「オフィス」なので注意)

  • 毎日の生活で「I'm going to the office」などの表現を口に出して練習すると、自然と定着しやすい単語です。


以上が、名詞「office」の詳細な解説です。仕事や公職など、日常からビジネス、政治まで幅広く使われる語なので、文脈に合わせた意味に注意しつつ、しっかり押さえるとよいでしょう。

意味のイメージ
office
意味(1)

〈C〉事務所,事務室;営業所,会社

意味(2)

《集合的に》《単数扱い》事務所(営業所)の全員

意味(3)

〈C〉〈U〉(特に政府・会社などの)公職,官職,職務

意味(4)

〈C〉(一般に)任務,務め,役目(duty)

意味(5)

〈C〉官庁,役所;〈U〉《O-》《米》局,《英》省

意味(6)

〈C〉《複数形で》(…の)尽力,親切,世話《+of+

意味(7)

〈C〉《時にO-》(宗教上の)儀会,葬会;(定められた時間の)礼拝

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