off
1. 基本情報と概要
単語: off
品詞: 形容詞(ほかに副詞や前置詞としても使われる)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級): 日常生活や身近な話題で使われる単語や表現を理解・使用できるレベル
意味(英語 & 日本語)
- 英語: “off” as an adjective generally means “not operating,” “not functioning,” “spoiled,” or “no longer on or attached.”
- 日本語: 形容詞の “off” は「(電源や機械などが)切れている」「動いていない」「腐っている(食品などがダメになっている)」「離れている・外れている」という意味で使われます。「スイッチが切れているよ」「そのミルクはもう腐ってるよ」というニュアンスです。
活用形
- 形容詞 “off” は、基本的に変化(比較級・最上級)がありません。
- ただし、副詞や前置詞として使われる場合など、品詞に応じて意味・使い方が変わります。
他の品詞としての例
- 副詞: “Please turn the light off.”(電気を消してください)
- 前置詞: “He jumped off the table.”(彼はテーブルから飛び降りた)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “off” は短く、明確な接頭語・接尾語はありません。もともとは英語の古い形 “of” や “off” に由来し、「離れている」「分離している」といった意味を持つ単語です。
派生語・類縁語
- “offline” (形容詞・副詞) : オフラインの、ネットワークに接続していない
- “offset” (名詞・動詞) : 相殺、相殺する、ずらす
- “offshore” (形容詞・副詞) : 沖合の、海外の、沖合で
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- “The power is off.”
- (電源が切れている)
- (電源が切れている)
- “The milk smells off.”
- (牛乳が腐ったようなにおいがする)
- (牛乳が腐ったようなにおいがする)
- “Something seems off.”
- (何かおかしい感じがする)
- (何かおかしい感じがする)
- “The machine is off.”
- (機械のスイッチが切れている)
- (機械のスイッチが切れている)
- “He was off work today.”
- (彼は今日は仕事が休みだった) ※形容詞ではなく慣用表現的にも使われます
- (彼は今日は仕事が休みだった) ※形容詞ではなく慣用表現的にも使われます
- “That color is off.”
- (その色、少しおかしい・合わない)
- (その色、少しおかしい・合わない)
- “The handle is off the door.”
- (ドアの取っ手が取れて外れている)
- (ドアの取っ手が取れて外れている)
- “The food tastes off.”
- (その食べ物、味が変だ)
- (その食べ物、味が変だ)
- “My phone has been off for hours.”
- (電話の電源を何時間も切ってる)
- (電話の電源を何時間も切ってる)
- “That joke was a bit off.”
- (そのジョークはちょっと場違い/不適切だった)
3. 語源とニュアンス
語源
- “off” は古英語の “of” (現代英語の “of” とは別の綴り・意味)から派生し、もともと「離れた」というニュアンスを持っていました。時間が経つにつれ、距離的・状態的に「切り離された」「機能を停止した」という意味へと広がりました。
使用時のニュアンス・注意点
- 「off」は動作が停止している、切れている、外れているなど「本来あるべき場所・状態からずれている」といったニュアンスをもちます。
- 口語でも文章でも使われますが、意味はコンパクトながらも多岐にわたるので、文脈をよく理解する必要があります。
- フォーマルな文脈でも問題なく使えますが、砕けた会話でもしょっちゅう登場する、汎用性の高い単語です。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文とイディオム
形容詞としては、be動詞や感覚動詞(taste, smell など)の補語として機能し、「off + 名詞」の構造では物理的に「外れている」ことを表すことが多いです。
- 例: “The light is off.” / “This smells off.”
イディオムとしては、形容詞 “off” というよりも副詞としての “off” が多く登場しますが、形容詞としては “off color” (顔色が悪い、調子が悪い) などがあります。
名詞か形容詞か
- “off” は主に、他動詞・自動詞の区別が関係する動詞ではないため、動詞の文法ポイントはありませんが、形容詞として使う際は補語(C)になることが多いです。
5. 実例と例文
ここでは、形容詞 “off” を中心とした例文を提示します。
日常会話での例文(3つ)
- “The TV is off. Did you want me to turn it on?”
- 「テレビ切れてるけど、つけてほしかった?」
- 「テレビ切れてるけど、つけてほしかった?」
- “This yogurt tastes off. I think it’s expired.”
- 「このヨーグルト、なんか変な味がする。賞味期限切れてるかも。」
- 「このヨーグルト、なんか変な味がする。賞味期限切れてるかも。」
- “My phone has been off all morning. Sorry for not replying.”
- 「午前中ずっと携帯の電源を切ってたんだ。返信できなくてごめんね。」
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “The printer is off. Could you turn it on before the meeting?”
- 「プリンターの電源が落ちています。ミーティング前につけてもらえますか?」
- 「プリンターの電源が落ちています。ミーティング前につけてもらえますか?」
- “I’m sorry, the numbers in this report seem a bit off.”
- 「すみません、このレポートの数字が少し合わないように見えます。」
- 「すみません、このレポートの数字が少し合わないように見えます。」
- “Our team’s schedule is off by a couple of days.”
- 「私たちのチームのスケジュールは数日ずれています。」
学術的な文脈での例文(3つ)
- “If the data is off, the entire research might lead to false conclusions.”
- 「データがずれていると、研究全体が誤った結論に至るかもしれません。」
- 「データがずれていると、研究全体が誤った結論に至るかもしれません。」
- “Ensure the microscope lamp is off when not in use to preserve the bulb.”
- 「使用していないときは、顕微鏡のランプを切っておいて、電球の寿命を延ばしてください。」
- 「使用していないときは、顕微鏡のランプを切っておいて、電球の寿命を延ばしてください。」
- “The measurements appear off, suggesting a possible calibration error.”
- 「測定値がおかしいので、キャリブレーションエラーの可能性がありそうです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “wrong”(間違っている)
- 「off」よりは「間違っている」という明確な意味。ニュアンスがやや強いです。
- 「off」よりは「間違っている」という明確な意味。ニュアンスがやや強いです。
- “not working”(動作していない)
- 「off」と同じく、「作動していない、停止している」状態を表す表現です。
- 「off」と同じく、「作動していない、停止している」状態を表す表現です。
- “spoiled”(腐った)
- 食品が傷んでいる状況には「off」がよく使われますが、「spoiled」の方がややフォーマルあるいは直接的です。
- 食品が傷んでいる状況には「off」がよく使われますが、「spoiled」の方がややフォーマルあるいは直接的です。
反意語
- 形容詞としての「off」の反対は、主に「on」や「working」など、「作動中」「機能している」といった意味を表す単語になります。
- 例: “The machine is off.” ↔ “The machine is on.”
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- イギリス英語 (ブリティッシュ): /ɒf/
- アメリカ英語 (アメリカン): /ɔːf/ または /ɑːf/ (地方によってちょっと変化します)
アクセントと発音の違い
- 強勢(アクセント)はこの短い語の中で特に移動しません。
- イギリス英語では “オフ” と “オ” を短めに発音します。
- アメリカ英語では、地域によっては “オーフ” のように長めに発音したり、口を広げたりします。
よくある間違い
- “of” (/ɒv/ または /ʌv/) と混同しやすいですが、実際は発音や意味が大きく異なるので要注意です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “off” を “of” と書いてしまうミス。使い方も全く異なるので注意。
- 同音異義語との混同: 厳密には “off” と “of” は同音異義語ではないですが、音が似ているため混同しやすいです。
- 意味が多い: 形容詞だけでなく副詞や前置詞でも使われるため、文脈から意味を判断するが大切。
- 試験対策: TOEICや英検などで、細かなニュアンス(“The milk is off.”=「腐っている」など)が問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “off” と “on” は対のイメージで覚えやすいです。家電製品などのスイッチをイメージすると良いでしょう。
- 食品が「off」になる=「賞味期限が切れるとスイッチがオフになって食べられなくなる!」といった連想でも覚えられます。
- 短い単語なので、スペリングを間違えないように「O-F-F、オフ!」というリズムで覚えると良いです。
以上が形容詞 “off” の詳細な解説です。日常からビジネス、学術的文脈まで広く使われる便利な単語なので、ぜひバリエーション豊かに使ってみてください。
割り引いて
(中心・的などから)それた,離れた,はずれた
時期はずれの,(時期などが)いつもほどよくない,シーズン外の
(状態が)水準以下の,いつも調子(状態)でない
《補語にのみ用いて》(予定・用意されたことが)取りやめになって
《補語にのみ用いて》(電気器具などが)電源が切れて;(ガス・水道が)切れて,止まって
(人が)…の暮らしぶりで
勤務のない,休みの
取れて,ぬげて,はずれて
(馬・車の1対のうち)右側の
《補語にのみ用いて》(走者が)すでに走り出して
《おもに英》《補語にのみ用いて》(食物などが)いたんで食べられない;飲めない
《英》《補語にのみ用いて》(食堂などでメニューには載っているが料理が)もう品切れで
《英》《補語にのみ用いて》(人の態度が)誠意のない,不親切な,ひどい
《名詞の前にのみ用いて》《the ~》(クリケットで)打者の右前方の