最終更新日:2024/06/18

外れた,離れた / 季節外れの / 休みの / 中止になった

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

off

IPA(発音記号)
形容詞

外れた,離れた / 季節外れの / 休みの / 中止になった

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: off

品詞: 形容詞(ほかに副詞や前置詞としても使われる)

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • B1(中級): 日常生活や身近な話題で使われる単語や表現を理解・使用できるレベル

意味(英語 & 日本語)


  • 英語: “off” as an adjective generally means “not operating,” “not functioning,” “spoiled,” or “no longer on or attached.”

  • 日本語: 形容詞の “off” は「(電源や機械などが)切れている」「動いていない」「腐っている(食品などがダメになっている)」「離れている・外れている」という意味で使われます。「スイッチが切れているよ」「そのミルクはもう腐ってるよ」というニュアンスです。

活用形


  • 形容詞 “off” は、基本的に変化(比較級・最上級)がありません。

  • ただし、副詞や前置詞として使われる場合など、品詞に応じて意味・使い方が変わります。

他の品詞としての例


  • 副詞: “Please turn the light off.”(電気を消してください)

  • 前置詞: “He jumped off the table.”(彼はテーブルから飛び降りた)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “off” は短く、明確な接頭語・接尾語はありません。もともとは英語の古い形 “of” や “off” に由来し、「離れている」「分離している」といった意味を持つ単語です。

派生語・類縁語


  • “offline” (形容詞・副詞) : オフラインの、ネットワークに接続していない

  • “offset” (名詞・動詞) : 相殺、相殺する、ずらす

  • “offshore” (形容詞・副詞) : 沖合の、海外の、沖合で

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. “The power is off.”


    • (電源が切れている)


  2. “The milk smells off.”


    • (牛乳が腐ったようなにおいがする)


  3. “Something seems off.”


    • (何かおかしい感じがする)


  4. “The machine is off.”


    • (機械のスイッチが切れている)


  5. “He was off work today.”


    • (彼は今日は仕事が休みだった) ※形容詞ではなく慣用表現的にも使われます


  6. “That color is off.”


    • (その色、少しおかしい・合わない)


  7. “The handle is off the door.”


    • (ドアの取っ手が取れて外れている)


  8. “The food tastes off.”


    • (その食べ物、味が変だ)


  9. “My phone has been off for hours.”


    • (電話の電源を何時間も切ってる)


  10. “That joke was a bit off.”


    • (そのジョークはちょっと場違い/不適切だった)



3. 語源とニュアンス

語源


  • “off” は古英語の “of” (現代英語の “of” とは別の綴り・意味)から派生し、もともと「離れた」というニュアンスを持っていました。時間が経つにつれ、距離的・状態的に「切り離された」「機能を停止した」という意味へと広がりました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 「off」は動作が停止している、切れている、外れているなど「本来あるべき場所・状態からずれている」といったニュアンスをもちます。

  • 口語でも文章でも使われますが、意味はコンパクトながらも多岐にわたるので、文脈をよく理解する必要があります。

  • フォーマルな文脈でも問題なく使えますが、砕けた会話でもしょっちゅう登場する、汎用性の高い単語です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文とイディオム


  • 形容詞としては、be動詞や感覚動詞(taste, smell など)の補語として機能し、「off + 名詞」の構造では物理的に「外れている」ことを表すことが多いです。


    • 例: “The light is off.” / “This smells off.”


  • イディオムとしては、形容詞 “off” というよりも副詞としての “off” が多く登場しますが、形容詞としては “off color” (顔色が悪い、調子が悪い) などがあります。


名詞か形容詞か


  • “off” は主に、他動詞・自動詞の区別が関係する動詞ではないため、動詞の文法ポイントはありませんが、形容詞として使う際は補語(C)になることが多いです。


5. 実例と例文

ここでは、形容詞 “off” を中心とした例文を提示します。

日常会話での例文(3つ)


  1. “The TV is off. Did you want me to turn it on?”


    • 「テレビ切れてるけど、つけてほしかった?」


  2. “This yogurt tastes off. I think it’s expired.”


    • 「このヨーグルト、なんか変な味がする。賞味期限切れてるかも。」


  3. “My phone has been off all morning. Sorry for not replying.”


    • 「午前中ずっと携帯の電源を切ってたんだ。返信できなくてごめんね。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The printer is off. Could you turn it on before the meeting?”


    • 「プリンターの電源が落ちています。ミーティング前につけてもらえますか?」


  2. “I’m sorry, the numbers in this report seem a bit off.”


    • 「すみません、このレポートの数字が少し合わないように見えます。」


  3. “Our team’s schedule is off by a couple of days.”


    • 「私たちのチームのスケジュールは数日ずれています。」


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “If the data is off, the entire research might lead to false conclusions.”


    • 「データがずれていると、研究全体が誤った結論に至るかもしれません。」


  2. “Ensure the microscope lamp is off when not in use to preserve the bulb.”


    • 「使用していないときは、顕微鏡のランプを切っておいて、電球の寿命を延ばしてください。」


  3. “The measurements appear off, suggesting a possible calibration error.”


    • 「測定値がおかしいので、キャリブレーションエラーの可能性がありそうです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “wrong”(間違っている)


    • 「off」よりは「間違っている」という明確な意味。ニュアンスがやや強いです。


  2. “not working”(動作していない)


    • 「off」と同じく、「作動していない、停止している」状態を表す表現です。


  3. “spoiled”(腐った)


    • 食品が傷んでいる状況には「off」がよく使われますが、「spoiled」の方がややフォーマルあるいは直接的です。


反意語


  • 形容詞としての「off」の反対は、主に「on」や「working」など、「作動中」「機能している」といった意味を表す単語になります。


    • 例: “The machine is off.” ↔ “The machine is on.”



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • イギリス英語 (ブリティッシュ): /ɒf/

  • アメリカ英語 (アメリカン): /ɔːf/ または /ɑːf/ (地方によってちょっと変化します)

アクセントと発音の違い


  • 強勢(アクセント)はこの短い語の中で特に移動しません。

  • イギリス英語では “オフ” と “オ” を短めに発音します。

  • アメリカ英語では、地域によっては “オーフ” のように長めに発音したり、口を広げたりします。

よくある間違い


  • “of” (/ɒv/ または /ʌv/) と混同しやすいですが、実際は発音や意味が大きく異なるので要注意です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “off” を “of” と書いてしまうミス。使い方も全く異なるので注意。

  2. 同音異義語との混同: 厳密には “off” と “of” は同音異義語ではないですが、音が似ているため混同しやすいです。

  3. 意味が多い: 形容詞だけでなく副詞や前置詞でも使われるため、文脈から意味を判断するが大切。

  4. 試験対策: TOEICや英検などで、細かなニュアンス(“The milk is off.”=「腐っている」など)が問われることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “off” と “on” は対のイメージで覚えやすいです。家電製品などのスイッチをイメージすると良いでしょう。

  • 食品が「off」になる=「賞味期限が切れるとスイッチがオフになって食べられなくなる!」といった連想でも覚えられます。

  • 短い単語なので、スペリングを間違えないように「O-F-F、オフ!」というリズムで覚えると良いです。


以上が形容詞 “off” の詳細な解説です。日常からビジネス、学術的文脈まで広く使われる便利な単語なので、ぜひバリエーション豊かに使ってみてください。

意味のイメージ
off
意味(1)

割り引いて

意味(2)

(中心・的などから)それた,離れた,はずれた

意味(3)

時期はずれの,(時期などが)いつもほどよくない,シーズン外の

意味(4)

(状態が)水準以下の,いつも調子(状態)でない

意味(5)

《補語にのみ用いて》(予定・用意されたことが)取りやめになって

意味(6)

《補語にのみ用いて》(電気器具などが)電源が切れて;(ガス・水道が)切れて,止まって

意味(7)

(人が)…の暮らしぶりで

意味(8)

勤務のない,休みの

意味(9)

取れて,ぬげて,はずれて

意味(10)

(馬・車の1対のうち)右側の

意味(11)

《補語にのみ用いて》(走者が)すでに走り出して

意味(12)

《おもに英》《補語にのみ用いて》(食物などが)いたんで食べられない;飲めない

意味(13)

《英》《補語にのみ用いて》(食堂などでメニューには載っているが料理が)もう品切れで

意味(14)

《英》《補語にのみ用いて》(人の態度が)誠意のない,不親切な,ひどい

意味(15)

《名詞の前にのみ用いて》《the ~》(クリケットで)打者の右前方の

語彙を覚えるための辞書問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★