blush
1. 基本情報と概要
単語: blush
品詞: 動詞 (自動詞)
- 英語での意味: to become red in the face, especially from embarrassment or shame
- 日本語での意味: (恥ずかしさ・気まずさなどで)顔を赤らめる
「恥ずかしくなって頬が赤くなる」というニュアンスの動詞です。日常会話の中では、「照れる」「赤面する」という状況を表すときに使われます。
活用形
- 原形: blush
- 現在形: blush / blushes
- 過去形: blushed
- 過去分詞: blushed
- 現在分詞: blushing
他の品詞形
- 名詞形: blush(名詞としては「顔の赤み」「赤面」を意味することがあります)
- 例: “She had a slight blush on her cheeks.”(彼女は頬がほんのり赤かった)
CEFRレベル目安
- B1(中級)
- 日常会話や文章で「照れる」「赤面する」という状況を伝えるのに馴染みがある単語ですが、英語初学者にとっては少し難しいかもしれません。
2. 語構成と詳細な意味
構成: この単語は短く、はっきりした接頭語・接尾語はありません。語幹 “blush” がそのまま「赤面する」の意味をもっています。
関連語や派生語
- blusher: チークなど頬紅を指す名詞としても使われます。
- blushing: 形容詞として使われ、「照れて赤くなった」といった意味を持ちます。 例: “the blushing bride” (照れたように頬を赤らめた花嫁)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- blush with embarrassment (恥ずかしさで赤面する)
- blush deeply (深く赤面する / 真っ赤になる)
- make someone blush (人を赤面させる)
- blush at a compliment (ほめ言葉に赤面する)
- blush crimson (顔を真っ赤にする)
- blush in front of someone (誰かの前で赤面する)
- turn red / go red (赤くなる; 同義表現)
- she couldn’t help but blush (彼女は赤面せずにはいられなかった)
- blush for shame (恥ずかしさのあまり赤面する)
- blush slightly / faintly (わずかに頬を赤らめる)
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の “blyscan” または “blyschan” に由来すると言われ、「赤くなる」「焼けるように赤くなる」といった意味がありました。
歴史的使用とニュアンス
- 歴史的には「頬がバラ色になる」というポジティブなイメージも含まれ、恥ずかしさや照れ、あるいは嬉しさで赤面する状況を描写するのに使われてきました。
- 現代では主に「恥ずかしさ」「気まずさ」を伴う文脈で用いられますが、喜びや嬉しさで頬を赤らめる場合にも使われます。
使用時の注意
- カジュアルな会話でもよく使われますが、フォーマルな文脈でも「赤面する」という心理状態を表すのに自然に使うことができます。
- 「恥ずかしい」という感情を率直に述べる語感があるため、使う文脈によっては感情が強く伝わりやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 自動詞として用いられる: “I blushed.”(私は赤面した)のように目的語を必要としません。
- 名詞で使う場合は「赤面」「赤み」の意味を表します。
一般的な構文
- “(Subject) + (blush) + (adverb)”
- 例: “She blushed slightly.”(彼女はわずかに赤面した)
- 例: “She blushed slightly.”(彼女はわずかに赤面した)
- “(Subject) + (blush) at + (something)”
- 例: “He blushed at the joke.”(彼はそのジョークに赤面した)
イディオムなど
- “blush to think”: 「考えただけで赤面する」
- 例: “I blush to think of my mistakes.”(自分のミスを考えると赤面してしまう)
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“I always blush when someone compliments me.”
- (誰かにほめられると、いつも赤面してしまうんだ。)
“She started to blush as soon as he walked in.”
- (彼が入って来た途端、彼女は顔を赤らめだした。)
“Don’t blush! I’m just telling you the truth.”
- (照れないでよ!本当のことを言ってるだけなんだ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“He blushed when praised by the CEO for his excellent presentation.”
- (CEOに優れたプレゼンテーションだと褒められて、彼は赤面した。)
“She tried not to blush during the meeting despite the unexpected attention.”
- (予想外の注目を浴びても、彼女は会議中に赤面しないように努めた。)
“Even experienced speakers can blush under intense scrutiny.”
- (経験豊富なスピーカーでも、厳しい視線を浴びると赤面することがある。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“Research suggests that people may blush due to heightened self-awareness.”
- (研究によると、自我の高まりが原因で赤面する場合があるという。)
“In psychology, blushing is often studied as a social emotion linked to embarrassment.”
- (心理学では、赤面は恥ずかしさに関連する社会的感情としてよく研究される。)
“The phenomenon of blushing can be explained by sympathetic nervous system responses.”
- (赤面の現象は交感神経系の反応によって説明することができる。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- flush(フラッシュ): 顔が紅潮する、赤らむ
- 「blush」とほぼ同意ですが、感極まったり興奮したりして顔が赤くなる状況にも使われます。
- 「blush」とほぼ同意ですが、感極まったり興奮したりして顔が赤くなる状況にも使われます。
- redden(レッデン): 赤くなる
- より直接的に「赤くなる」という意味で、「blush」よりも客観的に使われることが多いです。
- より直接的に「赤くなる」という意味で、「blush」よりも客観的に使われることが多いです。
- color(カラー): 顔が赤く染まる
- 「blush」の置き換えで使われることもありますが、やや文語的です。
反意語(Antonyms)
- pale(ペイル): 青ざめる、顔色が悪くなる
- 「blush」の対極として、「青ざめる」状況を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /blʌʃ/
- アメリカ英語もイギリス英語も同じ発音記号となりますが、母音の発音にわずかな地域差がある場合があります。
- アクセント: 前の “blu” に少し重きが置かれるイメージですが、基本的に一音節なので意識しやすいです。
よくある間違い:
- “brush” /brʌʃ/(ブラッシュ)と間違いやすいのでスペリングに注意してください。
- “flush” /flʌʃ/(フラッシュ)とも混同しやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “brush” と混同して “brush” と書いてしまう誤りがよくあります。
- 発音の混同: “blush” /blʌʃ/ と “brush” /brʌʃ/ は似ていますが、最初の子音(l と r)の発音に注意。
- 同音異義語: とくにありませんが、上記のように “brush” との区別が重要です。
試験対策・出題傾向
- TOEICや英検などのリスニングパートでも「blush」「brush」の音の違いが問われたり、語彙問題で取り上げられたりすることがあります。
- 文脈で「恥ずかしさ」に関連する単語として出題されるケースもあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- スペルのコツ: “b-l-u-sh” の “l” と “u” の組み合わせを「ル」と音読し、「ブラッシュ(brush)は“r”だから違う」と意識しましょう。
- イメージ: 「頬がバラ色になる(バラ = rose)」を連想すると覚えやすいです。
- 勉強テクニック:
- 顔が赤くなるシーンを想像して、照れた表情の絵や写真に “blush” と書き込む。
- 「恥ずかしそうな状況を英語で説明してみる」という短い文章を自分で作って声に出して読んでみる。
- 顔が赤くなるシーンを想像して、照れた表情の絵や写真に “blush” と書き込む。
「blush」は、「照れる」「恥じらう」「赤面する」など、感情が表情にダイレクトに現れる場面で活きる単語です。日常会話からビジネスシーンまで広く使える点を意識して、ぜひ覚えてみてください。
(当惑・恥ずかしさのために)顔を赤らめる,赤面する