最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

blush

IPA(発音記号)
動詞

(当惑・恥ずかしさのために)『顔を赤らめる』,赤面する

このボタンはなに?

嬉しいやら恥ずかしいやらで、彼女は耳まで赤くなった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: blush

品詞: 動詞 (自動詞)


  • 英語での意味: to become red in the face, especially from embarrassment or shame

  • 日本語での意味: (恥ずかしさ・気まずさなどで)顔を赤らめる

「恥ずかしくなって頬が赤くなる」というニュアンスの動詞です。日常会話の中では、「照れる」「赤面する」という状況を表すときに使われます。

活用形


  • 原形: blush

  • 現在形: blush / blushes

  • 過去形: blushed

  • 過去分詞: blushed

  • 現在分詞: blushing

他の品詞形


  • 名詞形: blush(名詞としては「顔の赤み」「赤面」を意味することがあります)


    • 例: “She had a slight blush on her cheeks.”(彼女は頬がほんのり赤かった)


CEFRレベル目安


  • B1(中級)


    • 日常会話や文章で「照れる」「赤面する」という状況を伝えるのに馴染みがある単語ですが、英語初学者にとっては少し難しいかもしれません。



2. 語構成と詳細な意味

構成: この単語は短く、はっきりした接頭語・接尾語はありません。語幹 “blush” がそのまま「赤面する」の意味をもっています。

関連語や派生語


  • blusher: チークなど頬紅を指す名詞としても使われます。

  • blushing: 形容詞として使われ、「照れて赤くなった」といった意味を持ちます。 例: “the blushing bride” (照れたように頬を赤らめた花嫁)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. blush with embarrassment (恥ずかしさで赤面する)

  2. blush deeply (深く赤面する / 真っ赤になる)

  3. make someone blush (人を赤面させる)

  4. blush at a compliment (ほめ言葉に赤面する)

  5. blush crimson (顔を真っ赤にする)

  6. blush in front of someone (誰かの前で赤面する)

  7. turn red / go red (赤くなる; 同義表現)

  8. she couldn’t help but blush (彼女は赤面せずにはいられなかった)

  9. blush for shame (恥ずかしさのあまり赤面する)

  10. blush slightly / faintly (わずかに頬を赤らめる)


3. 語源とニュアンス

語源: 古英語の “blyscan” または “blyschan” に由来すると言われ、「赤くなる」「焼けるように赤くなる」といった意味がありました。

歴史的使用とニュアンス


  • 歴史的には「頬がバラ色になる」というポジティブなイメージも含まれ、恥ずかしさや照れ、あるいは嬉しさで赤面する状況を描写するのに使われてきました。

  • 現代では主に「恥ずかしさ」「気まずさ」を伴う文脈で用いられますが、喜びや嬉しさで頬を赤らめる場合にも使われます。

使用時の注意


  • カジュアルな会話でもよく使われますが、フォーマルな文脈でも「赤面する」という心理状態を表すのに自然に使うことができます。

  • 「恥ずかしい」という感情を率直に述べる語感があるため、使う文脈によっては感情が強く伝わりやすいです。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント:


  • 自動詞として用いられる: “I blushed.”(私は赤面した)のように目的語を必要としません。

  • 名詞で使う場合は「赤面」「赤み」の意味を表します。

一般的な構文


  1. “(Subject) + (blush) + (adverb)”


    • 例: “She blushed slightly.”(彼女はわずかに赤面した)


  2. “(Subject) + (blush) at + (something)”


    • 例: “He blushed at the joke.”(彼はそのジョークに赤面した)


イディオムなど


  • “blush to think”: 「考えただけで赤面する」


    • 例: “I blush to think of my mistakes.”(自分のミスを考えると赤面してしまう)



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I always blush when someone compliments me.”


    • (誰かにほめられると、いつも赤面してしまうんだ。)


  2. “She started to blush as soon as he walked in.”


    • (彼が入って来た途端、彼女は顔を赤らめだした。)


  3. “Don’t blush! I’m just telling you the truth.”


    • (照れないでよ!本当のことを言ってるだけなんだ。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “He blushed when praised by the CEO for his excellent presentation.”


    • (CEOに優れたプレゼンテーションだと褒められて、彼は赤面した。)


  2. “She tried not to blush during the meeting despite the unexpected attention.”


    • (予想外の注目を浴びても、彼女は会議中に赤面しないように努めた。)


  3. “Even experienced speakers can blush under intense scrutiny.”


    • (経験豊富なスピーカーでも、厳しい視線を浴びると赤面することがある。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Research suggests that people may blush due to heightened self-awareness.”


    • (研究によると、自我の高まりが原因で赤面する場合があるという。)


  2. “In psychology, blushing is often studied as a social emotion linked to embarrassment.”


    • (心理学では、赤面は恥ずかしさに関連する社会的感情としてよく研究される。)


  3. “The phenomenon of blushing can be explained by sympathetic nervous system responses.”


    • (赤面の現象は交感神経系の反応によって説明することができる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. flush(フラッシュ): 顔が紅潮する、赤らむ


    • 「blush」とほぼ同意ですが、感極まったり興奮したりして顔が赤くなる状況にも使われます。


  2. redden(レッデン): 赤くなる


    • より直接的に「赤くなる」という意味で、「blush」よりも客観的に使われることが多いです。


  3. color(カラー): 顔が赤く染まる


    • 「blush」の置き換えで使われることもありますが、やや文語的です。


反意語(Antonyms)


  • pale(ペイル): 青ざめる、顔色が悪くなる


    • 「blush」の対極として、「青ざめる」状況を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /blʌʃ/

  • アメリカ英語もイギリス英語も同じ発音記号となりますが、母音の発音にわずかな地域差がある場合があります。

  • アクセント: 前の “blu” に少し重きが置かれるイメージですが、基本的に一音節なので意識しやすいです。

よくある間違い:


  • “brush” /brʌʃ/(ブラッシュ)と間違いやすいのでスペリングに注意してください。

  • “flush” /flʌʃ/(フラッシュ)とも混同しやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “brush” と混同して “brush” と書いてしまう誤りがよくあります。

  • 発音の混同: “blush” /blʌʃ/ と “brush” /brʌʃ/ は似ていますが、最初の子音(l と r)の発音に注意。

  • 同音異義語: とくにありませんが、上記のように “brush” との区別が重要です。

試験対策・出題傾向


  • TOEICや英検などのリスニングパートでも「blush」「brush」の音の違いが問われたり、語彙問題で取り上げられたりすることがあります。

  • 文脈で「恥ずかしさ」に関連する単語として出題されるケースもあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルのコツ: “b-l-u-sh” の “l” と “u” の組み合わせを「ル」と音読し、「ブラッシュ(brush)は“r”だから違う」と意識しましょう。

  • イメージ: 「頬がバラ色になる(バラ = rose)」を連想すると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • 顔が赤くなるシーンを想像して、照れた表情の絵や写真に “blush” と書き込む。

    • 「恥ずかしそうな状況を英語で説明してみる」という短い文章を自分で作って声に出して読んでみる。


「blush」は、「照れる」「恥じらう」「赤面する」など、感情が表情にダイレクトに現れる場面で活きる単語です。日常会話からビジネスシーンまで広く使える点を意識して、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
blush
意味(1)

(当惑・恥ずかしさのために)顔を赤らめる,赤面する

意味を覚えるための辞書問題

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