最終更新日:2025/10/18

私の考えでは...だと思う / 私の意見では... / ...と言ってもよい / まあ...でしょうね

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

would say

私の考えでは...だと思う / 私の意見では... / ...と言ってもよい / まあ...でしょうね

このボタンはなに?

私の考えでは、明日は雨が降ると思います。

このボタンはなに?
解説

以下では would say という表現について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

・意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “would say”

  • 日本語: 「(私の意見としては)~だと思う」「(控えめに)~だと言える」「~と言うだろう」

「I would say …」の形で用いられ、話し手の推測や控えめな意見表明に使われる表現です。

「私はこう思うよ」「私ならこう言うね」というニュアンスを柔らかく伝えるときに使います。

・品詞


  • “would”: 助動詞 (modal auxiliary verb)

  • “say”: 動詞 (verb)

・活用形

“would” は過去形や三人称単数形など、形が変化しない助動詞です。

“say” は一般動詞なので、現在形 (say), 過去形 (said), 過去分詞形 (said), 現在分詞形 (saying) などに活用します。

・他の品詞になったときの例


  • “saying” (名詞): “a saying” で「ことわざ、言葉遣い」などを指します。

  • “said” (形容詞): 「前述の、言及した」の意味で形容詞的に用いられることがあります (e.g., “the said document”).

・CEFR レベルの目安


  • B1(中級): 日常生活や意見表明のための基礎文法を学び、助動詞表現をある程度使えるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

・語構成


  1. would


    • “will” の過去形として歴史的に派生。仮定や丁寧な推測・意見を表す助動詞。


  2. say


    • 「言う」「発言する」を意味する動詞。


・派生語や類縁語


  • “wouldn’t say”: 「~とは言えない」

  • “I’d say”: I would say の短縮形。口語的。

・よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. I would say so.


    • そうだと思います。


  2. I would say that we’re on the right track.


    • 私としては、私たちは正しい方向に進んでいると思います。


  3. I would say it depends on the situation.


    • それは状況によると言えるでしょう。


  4. Most people would say “yes.”


    • 多くの人は「はい」と言うだろう。


  5. I would say you should talk to him.


    • あなたは彼と話すべきだと、私は思います。


  6. Some might say it’s too late, but I would say otherwise.


    • 遅すぎると言う人もいるかもしれないが、私はそうは思わない。


  7. I would say you’re making a great point.


    • あなたはとても良い指摘をしていると思います。


  8. I wouldn’t say that if I were you.


    • 私だったら、そんなことは言わないでしょうね。


  9. What would you say if we started earlier?


    • もっと早く始めるとしたらどう思いますか?


  10. I would say “go for it!”


    • やってみたらいいと思いますよ!



3. 語源とニュアンス

・語源


  • “would”: 古英語の “willan” (意志、願望を表す) の過去形に由来し、仮定や丁寧表現として発達。

  • “say”: 古英語 “secgan” に由来し、「言う」という意味。

・ニュアンスや使用時の注意点


  • “would say” は断定を避けつつ意見を述べる表現です。物腰が柔らかく丁寧な印象を与えます。

  • 口語でも文章でも比較的幅広く使われますが、正式なレポートなど文章で「弱めの断定」をするときにも使われやすいです。カジュアルにも、フォーマルにも使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • “would say” は「助動詞 + 動詞」の必須構造です。

    例: “I would say (that) …” の形で「~だと思う、~だと言える」という意味になります。

  • フォーマル / カジュアル:


    • フォーマルでもカジュアルでも使用可。ただし敬意を表す表現として、断定しすぎないニュアンスが好まれる場面に適しています。


  • 他動詞 / 自動詞の区別: “say” は他動詞であり、後ろに目的語(発言内容など)が来るのが一般的です。

    例: “I would say that he’s right.” (that節が目的語)


5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な文脈でそれぞれ3つずつ例文を挙げます。

1) 日常会話 (カジュアル)


  1. “I would say we order pizza tonight. I’m too tired to cook.”


    • 今夜はピザを頼むのがいいかな。料理するのは疲れちゃったよ。


  2. “I would say you look great in that outfit!”


    • その服、すごく似合っていると思うよ!


  3. “Sure, I would say let’s meet around 7 pm, if that works for you.”


    • そうだね、7時頃に会うのがいいと思うけど、都合どう?


2) ビジネス (ややフォーマル)


  1. “I would say we need to review the budget once again before making a decision.”


    • 決定を下す前に、もう一度予算を確認する必要があるかと思います。


  2. “Based on the data, I would say the marketing campaign is performing well.”


    • データから判断して、このマーケティングキャンペーンはうまくいっていると言えそうです。


  3. “I would say this proposal aligns with our company’s values.”


    • この提案は当社の価値観に合致していると思います。


3) 学術的な文脈 (フォーマル)


  1. “From these findings, I would say our hypothesis is partially supported.”


    • これらの研究結果から、仮説は部分的に裏付けられたと言えるでしょう。


  2. “I would say further investigation is required to confirm this correlation.”


    • この相関を確証するためには、さらなる調査が必要だと思われます。


  3. “Considering the historical context, I would say the author’s intent was to criticize social norms.”


    • 歴史的文脈を考慮すると、著者の意図は社会規範を批判することにあったと言えます。



6. 類義語・反意語と比較

類義語(似た意味を持つ表現)


  1. “I think” / 「私は~だと思う」


    • “I would say” より直接的で断定的な言い方。


  2. “I guess” / 「多分~だと思う」


    • もっとカジュアルで曖昧なニュアンス。


  3. “I suppose” / 「~かなと思う」


    • 類似しているが、やや控えめな推測を表す。


  4. “I believe” / 「私は~だと信じる」


    • 信念に基づいてもう少し強い意見を述べる場合。


反意語的に対比できる表現


  • 断定表現との比較: “I am sure…” / 「私は確信している…」などは、“would say” のやわらかい語感と対照的。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • “would”: /wʊd/ (米・英ともに多くは同じ。ラフに /wəd/ と聞こえることもあり)

    • “say”: /seɪ/


  • アクセント:


    • “would” は弱く /wʊd/ と発音し、 “say” が主動詞なのでやや強調されやすい。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 大きな違いはありませんが、地域や話者によって “would” の母音の長さや響きが若干異なることがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: would を “wood” と書いてしまうミス。

  2. 助動詞 + 動詞の形の誤用:


    • 誤: “I would said” (×)

    • 正: “I would say” (○)


  3. 同音異義語: “would” / “wood” が同音異義語なので注意。

  4. 試験対策:


    • TOEIC や英検などでも、助動詞の用法として「丁寧な意見表明」に関する問題が出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「“will say” の過去形」=仮定や丁寧なニュアンス:“will” を少しグレードダウンしたバージョン、とイメージするとよいです。

  • 断定しすぎないバッファを持たせる表現として、頭の中に「クッションワード」としてインプットしておきましょう。

  • “would say” = “I think, but not too strongly” (やわらかい意見表明) と覚えておくと使いやすいです。


以上が “would say” の詳しい解説です。普段の会話からビジネスの場面、学術的な文脈でも幅広く使える便利な表現なので、ぜひ意識して使ってみてください。

意味のイメージ
would say
意味(1)

私の考えでは...だと思う

意味(2)

私の意見では...

意味(3)

...と言ってもよい

意味(4)

まあ...でしょうね

頻出英熟語500 / スペリング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★