最終更新日:2024/06/13

その結果,その結果として,結果的に

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元となった辞書の項目

as a result

その結果,その結果として,結果的に

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解説

以下では、「as a result」という英語表現について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: as a result = because of something that has happened

  • 日本語: 「その結果として」「結果的に」

「as a result」は、ある出来事や状況の原因や理由を述べた後、それに続く結果を説明するときに使うフレーズです。文と文の間や段落のつなぎに便利で、フォーマル・カジュアル問わずさまざまな場面でよく使われます。

品詞と活用形


  • 品詞: 副詞句 (adverbial phrase)、または接続表現 (conjunctive phrase) として用いられます。


    • “as a result of ~” という形で前置詞句のように使うこともあります(例: “As a result of his mistake, we had to start over.” / 「彼のミスの結果として、私たちはやり直さなければなりませんでした」)。


「as a result」自体に活用形はありませんが、近い形として「as a direct result」(“その直接的な結果として”) などがあります。

他の品詞形


  • “result” は名詞・動詞で使われます。


    • 名詞: “the result of the test” / 「テストの結果」

    • 動詞: “This action will result in failure.” / 「この行動は失敗という結果を招くでしょう」


CEFRレベル


  • 目安: B1(中級)


    • 原因と結果を示す表現として、日常会話・ビジネス・作文など、幅広く使われ、B1程度のレベルから習得しておくと便利です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “as” + “a” + “result” の3語から成るフレーズです。


    • “as” = 「〜として」「〜のように」

    • “a” = 冠詞

    • “result” = 「結果」


関連性・派生表現


  • “as a direct result”: 「直接的な結果として」

  • “as a result of ~”: 「〜の結果として」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “As a result of the survey” → 「その調査の結果として」

  2. “As a result of the new policy” → 「新しい方針の結果として」

  3. “As a direct result” → 「直接的な結果として」

  4. “As a final result” → 「最終的な結果として」

  5. “As a natural result” → 「当然の結果として」

  6. “Suffer as a result” → 「その結果として苦しむ」

  7. “Mistakes were made, and as a result...” → 「ミスがあって、その結果…」

  8. “Decline as a result of ~” → 「〜の結果として減少する」

  9. “As an unintended result” → 「意図しない結果として」

  10. “As a positive result” → 「好ましい結果として」


3. 語源とニュアンス

語源


  • “result” はラテン語 resultare(反響する)の流れをくむ言葉から発展し、英語では「帰結」「生じること」を表すようになりました。

  • “as a result” は “as”(〜として)と “result”(結果)を組み合わせることで、「それが原因となって起こったこと」を示す定型フレーズとなりました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 結果を述べる前置きのフレーズとして、文章やスピーチの繋ぎがスムーズになります。

  • 文章でも口語でも比較的よく使われるため、フォーマル・カジュアル両方で問題なく使えます。

  • 長文のエッセイ、レポートなどで、段落転換や結論を述べるときに重宝されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞句的な用法

    例: “He missed the train. As a result, he was late for work.”

    (彼は電車に乗り遅れた。その結果、仕事に遅刻した)

  • 文章を分割して使うことが多い表現です。

  • フォーマル/インフォーマルどちらにも対応できます。

  • “as a result of ~” は前置詞的な役割を果たします。

    例: “As a result of his actions, we had to pay a fine.”

    (彼の行動の結果として、私たちは罰金を支払わなければならなかった)


5. 実例と例文

日常会話での使い方 (3例)


  1. “I forgot my umbrella this morning. As a result, I got soaked in the rain.”

    (今朝傘を忘れちゃって。その結果、雨でびしょ濡れになったよ)


  2. “She stayed up late watching movies. As a result, she overslept.”

    (彼女は夜更かしして映画を見ていたよ。その結果、寝坊したんだ)


  3. “He didn’t charge his phone. As a result, it died halfway through the day.”

    (彼は携帯を充電しなかったんだ。その結果、昼過ぎにはバッテリーが切れちゃった)


ビジネスでの使い方 (3例)


  1. “We implemented a new marketing strategy. As a result, our sales have increased by 20%.”

    (新しいマーケティング戦略を導入しました。その結果、売上が20%増加しました)


  2. “As a result of our collaboration with Company X, we’ve expanded into new markets.”

    (X社とのコラボの結果として、新しい市場に進出できました)


  3. “The system upgrades were delayed. As a result, the project timeline had to be adjusted.”

    (システムのアップグレードが遅れたんです。その結果、プロジェクトのスケジュールを調整しなければなりませんでした)


学術的/レポートでの使い方 (3例)


  1. “Several experiments were conducted. As a result, the hypothesis was confirmed to be true.”

    (いくつか実験を行いました。その結果、仮説が正しいことが確認されました)


  2. “As a result of these findings, further research is necessary to draw a solid conclusion.”

    (これらの発見の結果を踏まえ、確かな結論を得るにはさらに研究が必要です)


  3. “The data indicates a clear pattern. As a result, we can predict future trends in the market.”

    (データは明らかなパターンを示しています。その結果、市場における今後の動向を予測することができます)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “Thus” → 「それゆえに」


    • “as a result”との違い: “thus” は文章語的・多少フォーマルより。文頭や文章内で因果関係を示すが、少し硬め。


  2. “Therefore” → 「したがって」


    • “as a result”との違い: “therefore” も因果を示すが、ややフォーマル度が高い。


  3. “Consequently” → 「結果として」


    • “as a result”との違い: 意味や用法はほぼ同じだが、学術論文などでは “consequently” のほうが少し堅い響きになる。


  4. “Hence” → 「それゆえ」


    • “as a result”との違い: “hence” は非常にフォーマルで古風な印象がある。


反意語


  • ※直接「結果」の反意表現は明確ではありませんが、強いて反対の文脈では「原因 (cause, reason)」が対比として見られます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: [æz ə rɪˈzʌlt]


    • “as”:[æz]

    • “a”:[ə]

    • “result”:[rɪˈzʌlt]


  • イギリス英語: æz ə rɪˈzʌlt

強勢(アクセント)


  • “re-SULT” の第二音節に強勢があります。

  • “as a” はどちらも弱く発音されがちです。

よくある発音の間違い


  • “result” の “u” を [ʌ] ではなく [uː] と伸ばしてしまう間違いに注意しましょう。

  • また、語尾の “t” をはっきり発音しないと “resul” のように聞こえる恐れがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスや前置詞との混同


    • “as a result (of)” と “as result of” のように “a” を抜かしてしまったり、余計につけたりする間違いがあるので要注意です。


  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、“result” と “resolve” を混同するケースがあるため注意が必要です。

  • TOEICや英検などの試験で、文章の論理展開を問う問題で “as a result” が選択肢に出ることがあります。接続詞や副詞句を使い分ける問題でしばしば登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「起こったこと → その結果」という因果関係を常にイメージすると覚えやすいです。

  • ノートに「原因となる文 + As a result, + 結果となる文」をいくつも書いて、セットで覚えると効果的です。

  • 「結論や帰結の印象づけフレーズ」として、プレゼンや議論で使うシーンをイメージすると記憶に残りやすいでしょう。


「as a result」は、非常に便利で頻繁に登場する因果関係を表すフレーズです。ぜひ、原因と結果をスムーズにつなげたいときに使ってみてください。

意味のイメージ
as a result
意味(1)

その結果,その結果として,結果的に

頻出英熟語500 / スペリング問題

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