最終更新日:2024/06/17

(事が)起こる, 発生する /(行事などが)行われる, 開催される

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元となった辞書の項目

take place

(事が)起こる, 発生する /(行事などが)行われる, 開催される

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解説

1. 基本情報と概要

単語(フレーズ): take place

品詞: 動詞(句動詞:phrasal verb)

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • 「take place」は「行われる」「起こる」を意味します。特にイベントや出来事などがどこかで・いつかに「開催される」「起こる」というニュアンスで使われます。

  • 例: “The meeting will take place next Monday.”(会議は来週の月曜日に行われます)

活用形と他の品詞例


  • 「take」の活用:


    • 原形: take

    • 過去形: took

    • 過去分詞: taken

    • 進行形: taking


  • 「place」は名詞として用いられることが多いですが、「take place」はひとつのまとまった表現(句動詞)として覚えます。

  • 同じ動詞「take」を使った他の表現:


    • take on (引き受ける)

    • take off (離陸する/脱ぐ)

    • take up (取り上げる/始める)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「take place」は一つのフレーズで、接頭語・接尾語のような明確な区切りはありません。

  • 「take」+「place」ですが、文字通り「場所を取る」というより、「出来事がある・起こる」という比喩的な意味合いになっています。

関連フレーズ・コロケーション(10個)


  1. (1) take place at [場所] → [場所]で行われる

  2. (2) take place in [時期] → [時期]に起こる

  3. (3) take place during [期間] → [期間]の間に行われる

  4. (4) the event took place → そのイベントが行われた

  5. (5) a ceremony took place → 式が行われた

  6. (6) changes that took place → 起こった変化

  7. (7) when does it take place? → それはいつ行われるの?

  8. (8) scheduled to take place → 行われる予定である

  9. (9) originally set to take place → 元々は行われる予定だった

  10. (10) will take place rain or shine → 雨天でも行われる

3. 語源とニュアンス


  • 「take place」は、古くから英語で「出来事が位置を取る(生じる)」というイメージで使われています。

  • 「happen」や「occur」と似ていますが、やや「予定されて起こる」「正式に行われる」というニュアンスが強い場合が多いです。

  • 口語でも文章でもよく使われますが、ビジネスやフォーマルなシーンでも使いやすい表現です(“Where will the conference take place?”など)。

4. 文法的な特徴と構文


  1. 基本構文:


    • Something + takes place + [場所/時間]

    • 例: “The championship takes place every year in London.”


  2. 時制の変化:


    • “The meeting took place yesterday.”(過去形)

    • “The wedding will take place next spring.”(未来形)


  3. 自動詞/他動詞の区別:


    • 「take place」は主語(出来事など)が「起こる」ことを表す自動詞的な使い方です。目的語は取りません。


  4. フォーマル/カジュアル:


    • 場所や相手を問わず使える、比較的ニュートラルで便利な表現です。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Do you know where the party will take place tonight?”

    (今夜のパーティーはどこで開かれるか知ってる?)

  2. “The concert took place in the park last weekend.”

    (先週末にコンサートが公園で行われたよ。)

  3. “I heard the barbecue will take place at Tom’s house.”

    (バーベキューはトムの家でやるんだって。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The annual conference will take place in Berlin this year.”

    (今年は年次会議がベルリンで行われます。)

  2. “The merger negotiations took place behind closed doors.”

    (合併交渉は非公開で行われました。)

  3. “When exactly will the product launch take place?”

    (商品のローンチは具体的にいつ行わるのですか?)

学術的シーン・フォーマルな場面での例文(3つ)


  1. “The experiment took place under controlled conditions in the laboratory.”

    (実験は実験室の管理された条件下で行われました。)

  2. “The symposium will take place over three days at the university.”

    (シンポジウムは大学で3日間にわたって行われます。)

  3. “Critical discussions about policy reform took place throughout the conference.”

    (政策改革に関する重要な議論が会議を通して行われました。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. happen(起こる)


    • よりカジュアルで日常的な表現。「予測できない出来事」にもよく使われる。

    • 例: “It happened unexpectedly.”(それは予想外に起こった)


  2. occur(起こる、生じる)


    • 「起こる」という厳密かつ客観的な響き。フォーマルな文書や学術文脈でも用いられる。

    • 例: “Earthquakes can occur at any time.”(地震はいつでも起こり得る)


  3. transpire(起こる、起きる)


    • やや文語的・フォーマルまたは時に古風。

    • 例: “It later transpired that he was the mastermind.”(後になって彼が黒幕だったことが判明した)


反意語


  • はっきりとした「反意語」はありませんが、「be cancelled」(中止になる) や「not take place」(行われない) が反対の意味合いになります。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /teɪk pleɪs/

    • イギリス英語: /teɪk pleɪs/


  • アクセント:


    • ともに [take] と [place] それぞれの強勢が残るので、二語をややしっかり区切り気味に発音すると自然です。


  • よくある間違い:


    • [takeplace] と一息に発音したり、弱めすぎたりして聞き取りにくくなる場合があります。各単語をはっきり発音するとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い:


    • “take place”を“takeplace”と続けて書いてしまわないように注意。


  2. 混同しやすい表現:


    • “take the place of ...” は「~の代わりをする」という全く別の意味の表現。区別が必要です。


  3. TOEICや英検など試験対策:


    • 読解問題で「行われた」「起こった」を表現するキーフレーズとしてよく登場します。

    • 会話やリスニング問題でも頻繁に耳にします。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “take place” は「イベントや出来事が“場所(place)”をとる(take)」→「そこに生まれる・起こる」イメージで覚えましょう。

  • “happen” との違いを「自然発生的な出来事」か「計画されたイベントが行われる」かで分類すると混乱が少なくなります。

  • 「‘take care’ のように‘take+名詞’の熟語が多い」と関連づけてイメージしておくと、まとまって覚えやすいでしょう。


以上が「take place」の詳細解説です。イベントや会議、出来事全般を表すときに非常に便利な表現ですので、ぜひ使い方をマスターしてください。

意味のイメージ
take place
意味(1)

(事が)起こる, 発生する

意味(2)

(行事などが)行われる

頻出英熟語500 / スペリング問題

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