最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

go ahead

遠慮なく進める

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解説

1. 基本情報と概要

単語/表現: go ahead

品詞: 句動詞 (phrasal verb)


英語での意味:


  • To proceed or continue with something

  • To start or begin something

  • To move forward

日本語での意味:


  • 「前に進む」、「進める」、「始める」などの意味を持つ表現です。会話中に「どうぞ、先にやってください」というニュアンスで「Go ahead.」と言うことも多く、相手に許可を与えたり、自分が何かを開始する際に用いられます。

(CEFRレベル目安:B1 – 中級

使い勝手がよく、日常会話やビジネスでも頻繁に使われるため、中級レベルの学習者が積極的に使いこなすと便利です。)


活用形

「go ahead」は句動詞のため、本動詞「go」の活用形のみ変化します。


  • 原形: go ahead

  • 三人称単数現在形: goes ahead

  • 過去形: went ahead

  • 過去分詞形: gone ahead

  • 現在分詞形: going ahead

他の品詞例


  • 「ahead」は副詞としても使われます。


    • 例:「We walked ahead.」(私たちは前方に歩きました)



2. 語構成と詳細な意味

go + ahead の2語からなる句動詞です。


  • go: 「行く」

  • ahead: 「前方へ」、「先に」、「一歩進んで」

二つが組み合わさることで、「前に進む」「先に始めてもいいよ」という意味合いを持つ表現になります。

関連語や派生語


  • go on

  • go forward

  • proceed

  • carry on

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. go ahead and finish (先に終わらせる)

  2. go ahead with the plan (計画を進める)

  3. go ahead without permission (許可なしで進める)

  4. please, go ahead (どうぞお先に)

  5. go ahead and laugh (遠慮なく笑う)

  6. go ahead of schedule (予定より早く進める)

  7. we can go ahead together (一緒に進められる)

  8. let’s go ahead and discuss (先に進んで議論しましょう)

  9. are you sure you want to go ahead? (本当に進めたいの?)

  10. go right ahead (構わないから進んで)


3. 語源とニュアンス


  • go は古英語の “gān” に由来し、「動く、歩む」という基本的な意味を持っています。

  • ahead は、古英語で前方を意味する接頭辞 “a-” と「頭」を意味する “head” が結びついた形です。「頭を前方に出す → 前へ進む」というイメージがあります。

微妙なニュアンス


  • 「go ahead」は「どうぞやってください」という許可・承認を与える柔らかい表現として、会話で非常によく使われます。カジュアルな場面でもビジネスの少しフォーマルな場面でも、使い勝手が良い表現の一つです。

  • 相手に先に行ってもらう丁寧なニュアンスや、会話の主導権を譲るニュアンスがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 句動詞のため、「go」は変化し、「ahead」は常に同じ形、副詞として機能します。

  • 用法: 他者に「話し続けてOK」「行動してOK」と伝える時によく使われます。少し許可のニュアンスが含まれるので、命令形で「Go ahead.」と単独で使うこともよくあります。

  • 場面: カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。メール文や会議中のやり取りなどビジネスシーンでも使われます。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) 3例


  1. A: “Can I ask you something?”

    B: “Sure, go ahead.”

    (A「ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」 B「いいよ、どうぞ。」)


  2. “I’m hungry. Let’s go ahead and make dinner.”

    (「お腹空いたね。夕食作り始めようか。」)


  3. A: “Do you mind if I sit here?”

    B: “No, go ahead.”

    (A「ここに座ってもいい?」 B「どうぞ、座っていいよ。」)


ビジネス (フォーマル気味) 3例


  1. “Let’s go ahead and finalize the contract by Friday.”

    (「金曜日までに契約を最終決定しましょう。」)


  2. “You have the green light, so please go ahead with the project.”

    (「承認がおりましたので、プロジェクトを進めてください。」)


  3. “Could you go ahead and send me the updated report?”

    (「最新版のレポートを送っていただけますか?」)


学術的・フォーマルな文脈 3例


  1. “After reviewing the data, we decided to go ahead with the experiment.”

    (「データを検証した後、その実験を進めることに決めました。」)


  2. “The committee gave us permission to go ahead and publish our findings.”

    (「委員会は、私たちの研究成果を発表する許可を出しました。」)


  3. “We are now able to go ahead and expand our research scope.”

    (「私たちは研究範囲を拡大することが可能になりました。」)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. proceed (進む)


    • 「形式的に続行する、着手する」という意味合いが強く、よりフォーマルな場面で使われることが多いです。


  2. continue (続ける)


    • 単に「続ける」というニュアンス。相手に許可を与える感じはありません。


  3. go forward (前に進む)


    • 物理的・比喩的に前進する意味。許可というよりは単に方向性を示す。


反意語


  • hold off (差し控える、延期する)

  • stop (止める)

  • pause (一時停止する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • アメリカ英語 (IPA): /ɡoʊ əˈhɛd/

  • イギリス英語 (IPA): /ɡəʊ əˈhɛd/

強勢(アクセント)は「ahead」の第2音節 “-head” に置かれやすいです。


  • go /ɡoʊ/ または /ɡəʊ/

  • ahead /əˈhɛd/

「go ahead」と続けて言う場合、アメリカ英語では /ɡoʊəˈhɛd/ と繋がりがちになり、「go」の[oʊ] のあとに「あ」のような音が続きます。

よくある発音間違いとしては、「head」の “h” が弱くなりすぎて「go a-ed」と聞こえてしまうことなどがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「go ahead」は比較的短い句動詞ですが、ahead を「a head」と分割してしまうミスなどに注意。

  • 同音異義語との混同: 「ahead」と「a head (頭一つ)」はスペース有無で意味が変わるので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などのリスニングで「Go ahead.」が承認や許可を示すフレーズとして登場することが多いです。

  • 時制の混乱: 「go ahead」の過去形や三人称単数形を「went ahead」「goes ahead」のように正しく使い分ける必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「Go ahead」の「ahead」は「頭を前に出して前進する、前に進む」と覚えましょう。「どうぞ行ってください」という場面をイメージすると定着しやすいです。

  • 記憶法: 「go ahead」の「ahead」を「先へ(進む)」や「どうぞ先に」というフレーズに置き換え、映像として思い浮かべると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: ネイティブが会話で「Go ahead.」「Go ahead and…」を使うのをよく耳にするので、リスニング教材などで繰り返し聞いてフレーズとして習得するのがおすすめです。


「go ahead」は、人に先に何かを促すとき、自分自身が物事を進めるときなど、さまざまな場面で便利に使える表現です。ぜひ実際の会話や文章で多用して慣れてみてください。

意味のイメージ
go ahead
意味(1)

遠慮なく進める

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