最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

turn down

【名/U/C】拒絶 / 拒絶された人 【形】(えりなどの)折り返しの【動/他】を拒む,却下する / (つまみを回して)..を小さくする

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私は仕事のオファーを断らなければならなかった、なぜならそれは私のキャリアの目標と一致しなかったからです。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語(フレーズ): turn down

品詞: 句動詞 (phrasal verb)

主な意味(英語)


  1. to refuse or reject (an offer, request, etc.)

  2. to reduce the level or intensity of something (e.g., volume, heat, brightness)

主な意味(日本語)


  1. (申し出や依頼を)断る、拒否する

  2. (音量や温度などを)下げる、弱める

「turn down」は「提案や申し出を断る」ときや、「音量・温度などを下げる(弱める)」ときに使われる句動詞です。会話でも文章でもよく使われますが、ややカジュアル寄りのニュアンスがあり、日常的な表現として便利です。

活用形


  • 現在形: turn down

  • 過去形: turned down

  • 過去分詞形: turned down

  • 現在分詞形: turning down

「turn」は動詞ですが、「turn down」は句動詞としてまとまった意味をもちます。他の品詞例として、「turn」という名詞(例: “It’s your turn.”)もありますが、「turn down」は品詞としては動詞(句動詞)の使い方が中心です。

CEFRレベル目安: B1(中級)

会話やビジネスなどでも頻繁に登場し、基礎レベルを超えた学習者が覚えておくと便利な表現です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • turn: 回転する、向きを変える、変化させる といった意味を持つ動詞

  • down: 下へ(方向)、下げる、低くする

組み合わせることで「何かを下向きに回転させる・下げる → 拒否する/音量等を下げる」という意味を表します。

他の単語との関連性(派生語や類縁語など)


  • turn off(電源を切る、興味を失わせる)

  • turn on(電源を入れる、興味を引く)

  • turn over(ひっくり返す、よく考える)

  • turn back(引き返す)

  • turn up(現れる、音量などを上げる)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. turn down an offer(オファーを断る)

  2. turn down a proposal(提案を断る)

  3. turn down the volume(音量を下げる)

  4. turn down the heat(火力・温度を下げる)

  5. turn down the brightness(明るさを落とす)

  6. turn down a request(依頼を拒否する)

  7. turn down repeatedly(繰り返し断る)

  8. politely turn down(礼儀正しく断る)

  9. turn someone down for a job(仕事の採用を断る)

  10. have no choice but to turn down(断るしか選択肢がない)


3. 語源とニュアンス


  • turn は古英語「tyrnan (turnian)」由来で、「回す」「動かす」という意味をもつ動詞。

  • down は古英語「dún」由来で、「下の方へ」を意味すると同時に、位置や状態を低くするニュアンスがあります。

もともと物理的に「下へ回す」イメージが、比喩的に「(提案や申し出を)下に押し下げて拒否する」のような意味へ広がったと考えられます。

ニュアンスや使用上の注意


  • 「turn down」は日常会話からビジネスシーンでも広く使われますが、フォーマルというよりは標準的・ややカジュアルな響きです。

  • 「拒否する」意味で使う場合、言い方によっては相手に対してきっぱりとした印象を与えることが多いです。丁寧に断りたいときは “I’m afraid I have to turn down your offer.” のようにクッション表現を付け足すとやわらかい響きになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 目的語の位置

    「turn down」は目的語を間に挟むことができます。


    • Turn down + 目的語 → I turned down the offer.

    • Turn + 目的語 + down → I turned the offer down.


ただし、代名詞の場合は “I turned it down.” のように、代名詞を間に入れます。


  • 他動詞/自動詞の使い分け

    「turn down」は他動詞として目的語を必要とする場合が多いです。

    例: I turned down the volume. (× 自動詞としては原則用いない)


  • イディオムとしての使い方


    • “turn down”は “refuse” と同義になる表現(口語的)

    • “turn in” (“submit”や“go to bed”など) など、他にも多くの “turn + 前置詞(副詞)” で成り立つイディオムがあります。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Could you turn down the music? It’s too loud.”

    「音楽のボリュームを下げてくれる? ちょっと大きすぎるよ。」


  2. “He offered me another slice of cake, but I had to turn it down because I’m on a diet.”

    「彼はケーキをもう一切れ勧めてくれたけど、ダイエット中だから断らなきゃいけなかったんだ。」


  3. “I can’t believe she turned down the invitation to the party.”

    「彼女がパーティーへの招待を断ったなんて信じられないよ。」


ビジネス(丁寧寄り)


  1. “We decided to turn down the proposal as it didn’t align with our objectives.”

    「我々の目標に合わなかったので、その提案を断ることに決めました。」


  2. “I had to politely turn down the job offer due to personal reasons.”

    「個人的な理由で、仕事のオファーを丁寧にお断りしなければいけませんでした。」


  3. “Could we turn down the air conditioning in the meeting room? It’s freezing in here.”

    「会議室のエアコンの設定温度を下げて(または控えめにして)もらえますか? 寒すぎます。」


学術的・フォーマル


  1. “After reviewing the research grant application, the committee decided to turn it down.”

    「研究助成金の申請書を精査した結果、委員会はその申請を却下することにしました。」


  2. “The scientist turned down the invitation to speak at the conference, citing scheduling conflicts.”

    「その科学者はスケジュールの都合を理由に学会で講演する招待を断りました。」


  3. “The administration turned down the proposal for budgetary reasons.”

    「管理部門(または当局)は予算上の理由でその提案を拒否しました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語(reject, refuse, decline, lower など)


  1. reject(リジェクト): より強い表現で「拒絶する」。書類審査を弾くなど硬い印象。


    • 例: “The company rejected his application.”(その会社は彼の応募を却下した。)


  2. refuse(リフューズ): “turn down”とほぼ同義。書き言葉・フォーマルでも使える。断固とした響き。


    • 例: “She refused to discuss the matter.”(彼女はその件について話し合うことを拒否した。)


  3. decline(ディクライン): “turn down”よりフォーマルな印象。丁寧に「断る」。


    • 例: “He declined the invitation due to prior commitments.”(先約があったので招待を丁重に断った。)


  4. lower(ロウアー): 「音量や位置を下げる」ことに焦点があり、「拒否する」の意味はない。


    • 例: “Could you lower the volume on the TV?”(テレビの音量を下げてもらえますか?)


反意語


  • accept(受け入れる)

  • approve(承認する)

  • turn up(上げる)(音量などを上げる方向の反意)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /tɝːn daʊn/ または /tɜrn daʊn/

    • イギリス英語: /tɜːn daʊn/


  • 強勢(アクセント)


    • 主に“turn”にやや強勢が置かれやすいです。 “TURN down.”


  • アメリカ英語とイギリス英語での違い


    • “turn” の母音が、アメリカ英語では ɝ っぽく発音される傾向があり、イギリス英語では [ɜː] と聞こえることが多いです。


  • よくある発音の間違い


    • “turn”を「タン」や「ターン」と伸ばしたり、“down”を「ダウン」と短く言いすぎたりなど、音の長さやr音に注意が必要です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “tern down” や “turn dawn” などと間違えることがまれにあります。

  • 同音異義語との混同: “turn” と “tern”(アジサシという鳥)の混同など。

  • 目的語の位置: 代名詞のときは “turn it down” のように間に入れるのを忘れない。

  • 試験対策(TOEIC・英検など): 提案や申し出に対する回答を問う場面で “turn down” が出てくることがあります。ビジネス上のメールで「提案を断る」の表現として設問に登場しやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ連想: 「ボリュームダイヤル(つまみ)を下げる」ビジュアルを思い浮かべると、相手の提案も「下げてしまう」ように断るイメージと結び付きます。

  • スペリングのポイント: “turn” + “down” は単純な組み合わせなので書き間違いは少ないですが、単語を分ける癖をつけておくと誤記を防ぎやすいです。

  • 勉強テクニック: ほかの “turn + 前置詞(副詞)” 系とまとめて覚えると便利。「turn on」「turn off」「turn up」なども併せて使い分けを理解すると一気に身につきます。


以上が「turn down」の詳しい解説です。提案や音量にかかわる場面で非常に頻繁に登場するので、ぜひ使いこなせるように練習してみてください。

意味のイメージ
turn down
意味(1)

【名

意味(2)

U

意味(3)

C】拒絶

意味(4)

拒絶された人 【形】(えりなどの)折り返しの【動

意味(5)

他】を拒む,却下する

意味(6)

(つまみを回して)..を小さくする

頻出句動詞150 / 和訳 / 4択問題

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