general
1. 基本情報と概要
単語: general
品詞: 形容詞 (adjective)
活用形:
- 原級: general
- 比較級: more general
- 最上級: most general
意味 (英語):
• Not specific or detailed; relating to the whole rather than particular parts.
意味 (日本語):
• 「一般的な、大まかな、全体的な」という意味です。具体的ではなく、大きな枠組みで物事を表す時に使われます。例えば、「おおまかな計画」を立てるときや「広い意味での意見」を言うときに適しています。
他の品詞になる例:
- 形容詞 → 副詞: generally (全般的に、一般的に)
- 形容詞 → 名詞: generality (一般論、概論)
CEFRレベル: B2(中上級)
- ある程度英語に慣れてきて、抽象的な内容も理解できるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「gener-」はラテン語の「出生・種 (genus)」に由来し、「集団的な」「全般」というニュアンスがあります。
- 接頭語/接尾語: 形容詞形の
-al
が付き、名詞のgeneral
(将軍)とは別の意味領域で使われます。
関連語や派生語
- generalize (動詞): 一般化する
- generally (副詞): 一般的には、だいたい
- generalization (名詞): 一般化、総合化
- generality (名詞): 一般論、概論
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- general idea(おおまかな考え)
- general impression(全体的な印象)
- general knowledge(一般的な知識)
- general public(一般大衆)
- general direction(大まかな方向)
- general opinion(一般的な意見)
- general statement(一般的な声明)
- general consensus(大方の合意)
- general principle(一般原則)
- general information(おおまかな情報)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の「genus(種類、類)」に由来し、「幅広い領域にわたる」「特定の詳細に限らない」という意味合いが含まれます。英語では中世ごろから「全般的な」「一般の」という形容詞として使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「大枠を示す」という意味合いが強く、詳細や特定の部分ではなく、全体的な観点から話をするときに用います。
- カジュアルからフォーマルな文脈まで幅広く使用されます。
- 一方で、学術的な文脈ではより厳密性の高い言葉が必要な場合、「general」はやや曖昧に聞こえることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 形容詞なので不可算・可算の区別はありません。
- 他動詞/自動詞: 形容詞なので動詞の自他はありません。
- 使用シーン:
- フォーマル: 書類や報告書で「general remarks (全体的な議論)」「general guidelines (大まかな指針)」など
- カジュアル: 会話で「Just give me a general idea. (とりあえず大まかな考えを教えて)」
- フォーマル: 書類や報告書で「general remarks (全体的な議論)」「general guidelines (大まかな指針)」など
イディオムや一般的構文例:
- in general: 一般的には
- ※ 副詞的に用いる慣用句で、“In general, I agree with you.” のように使います。
5. 実例と例文
日常会話例 (3つ)
“Do you have a general idea of what you want for dinner?”
「夕飯に何が食べたいか、大まかに考えていることはある?」“In general, I prefer tea to coffee.”
「だいたいコーヒーより紅茶の方が好きなんだ。」“Just give me a general sense of how much it will cost.”
「大体いくらぐらいかかるか教えてくれればいいよ。」
ビジネス例 (3つ)
“Our general approach to marketing involves strong digital campaigns.”
「当社のマーケティングにおける大まかなアプローチは、強力なデジタルキャンペーンを含みます。」“He provided a general overview of the new project strategy.”
「彼は新しいプロジェクト戦略の大まかな概要を説明しました。」“We need a general outline before diving into specifics.”
「詳細に入る前に、大まかなアウトラインが必要です。」
学術的な文脈例 (3つ)
“The research provides a general framework for analyzing social trends.”
「その研究は社会的な動向を分析するための大まかな枠組みを提供している。」“In general, the results support the hypothesis but require further study.”
「全般的に、結果は仮説を支持しているが、更なる研究が必要だ。」“We use a general theory of relativity to explain gravitational phenomena.”
「重力現象を説明するために一般相対性理論を用いる。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- broad(幅広い)
- 「大まかで広範囲」の意味合い。説明している範囲が大きいときに使います。
- 「大まかで広範囲」の意味合い。説明している範囲が大きいときに使います。
- overall(全体的な)
- 「全体像を強調」するニュアンスが強い。
- 「全体像を強調」するニュアンスが強い。
- universal(普遍的な)
- 「いつでもどこでも通用する」という意味が加わる。
反意語
- specific(具体的な)
- 詳細や具体性に焦点を当てる意味合い。
- 詳細や具体性に焦点を当てる意味合い。
- detailed(詳細な)
- 細かい部分まで突き詰めて説明しているイメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈdʒenərəl/
- イギリス英語: /ˈdʒenərəl/
※ アメリカ英語とイギリス英語で大きな発音の違いはほぼありません。強勢は頭の “gen” に置かれます。
※ 「ジェネラル」のように発音し、「r」の音をしっかり意識すると自然です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “generel” や “genaral” などと間違えやすいので注意しましょう。
- 同音異義語は特には少ないですが、名詞の “general (将軍)” との文脈の違いに注意。
- TOEICや英検などの試験では、文中で「全般的に」「広い観点で」といった意味を問われる問題が出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ジェネラル」は「全体を表す」というイメージを持ちましょう。
- 「全体的に大枠を抑える」イメージで、対義語の “specific” →「特定の」「具体的な」をセットで覚えると使い分けがしやすいです。
- スペリングは「gene-r-a-l」と区切って、「gen(誕生・種)」「-al(形容詞)」という構造をイメージすると覚えやすいでしょう。
以上が、形容詞 “general” の詳細解説です。全般的なことをざっくりまとめる際に便利な単語なので、場面に合わせて活用してみてください。
世間一般の,広く行き渡った
一般の,専門的でない
大体の,概略の
in general
概して,一般に
(あるグループ)全部の,全部を含む