最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

mineral

名詞

(動植物に対して)無機物 / 鉱物,鉱石 / 《複数形で》《英》炭酸水,清涼飲料(mineral water)

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植物は成長に無機物を必要とします。

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解説

名詞 “mineral” を徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: mineral

日本語: 鉱物

品詞: 名詞 (可算名詞 / 不可算名詞 両方で使われることがあります)

意味(やさしい日本語で):


  • 英語の“mineral”は、自然に存在する無機物質で、特定の化学組成と結晶構造をもつものを指します。地球の中にある“鉱物”という意味です。「岩石の中に含まれる結晶のようなもの」というイメージです。

  • 「健康に必要なミネラル」というときは、カルシウムやマグネシウムなど、体内で重要な働きをする元素のことを指すこともあります。

  • ふだんの会話の中では、よく「ミネラルウォーター」などの形で登場します。

「鉱物」というと少し硬い表現に感じますが、理科や地学の分野で使われる専門的なニュアンスがあります。一方で「ミネラル分」「ミネラルウォーター」といった身近な健康関連の文脈でもよく使われます。

活用形・派生形:


  • 単数形: mineral

  • 複数形: minerals

  • 形容詞形: mineral (例: mineral water)

  • 動詞形: mineralize (鉱物化する、ミネラル分を加える)

  • 名詞形(派生): mineralization (鉱化作用、ミネラル化)

CEFRレベル: おおむねB2(中上級)


  • B2: 中上級レベル。ある程度の学術的・専門的な内容にも触れられるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “mineral” は、厳密な接頭語や接尾語が含まれているわけではありませんが、「mine(鉱山・採掘する)」と関連が深い語源をもちます。

  • 語幹は “miner-” と考えられ、鉱山や鉱物と関わる要素を示しています。

他の単語との関連性


  • mineralogy (名詞): 鉱物学

  • mineralogical (形容詞): 鉱物学の

  • mine (名詞 / 動詞): 鉱山 / 採掘する

  • mineralize (動詞): 鉱物化する

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. mineral water(ミネラルウォーター)

  2. mineral resources(鉱物資源)

  3. mineral deposits(鉱床)

  4. trace minerals(微量ミネラル)

  5. essential minerals(必須ミネラル)

  6. mineral content(ミネラル含有量)

  7. mineral extraction(鉱物の採掘)

  8. mineral nutrients(ミネラル栄養素)

  9. rare minerals(稀少な鉱物)

  10. mineral supplement(ミネラルサプリメント)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “mineral” は、中世ラテン語の“minerale”から来ており、“mina(鉱山)”に関連する言葉です。古フランス語などを経由して英語に取り入れられました。

  • 当初は「鉱山で得られるもの」というニュアンスでしたが、のちに自然に存在する無機物質全般を指すように広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • カジュアルさ/フォーマルさ:


    • 「ミネラルウォーター」など日常的表現ではカジュアルに使われます。

    • 「鉱物学」「鉱物資源」といった分野ではアカデミック・専門的な文脈でフォーマルに使われることがあります。


  • 意図した意味に注意:


    • 健康関連なのか、地学用途なのか、文脈によって大きく意味合いが変わります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞として:


    • 可算: “a mineral” “two minerals” のように鉱物の種類を数える場合

    • 不可算: 健康や栄養学文脈などでミネラル分を総称的に言う場合 (“Mineral is essential for our body.” など)


  • 形容詞的使い方:


    • “mineral water” のように名詞を修飾する形で使われることも多いです。


イディオムや構文


  • “mineral rights”: (土地所有に伴う)鉱物採掘権

  • “rich in minerals”: (食べ物・水などが)ミネラル分が豊富である


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Could you pass me the mineral water?”

    (ミネラルウォーターを取っていただけますか?)

  2. “I always make sure to get enough minerals in my diet.”

    (私はいつも食事で十分なミネラルをとるように気をつけています。)

  3. “Look at these shiny minerals I found on the beach!”

    (海辺でこんなピカピカの鉱物を見つけたよ!)

ビジネス(ややフォーマル)


  1. “The company focuses on the export of various mineral resources.”

    (その会社はさまざまな鉱物資源の輸出に注力しています。)

  2. “We need to assess the feasibility of mining these mineral deposits.”

    (これらの鉱床の採掘の実現可能性を評価する必要があります。)

  3. “Our product range includes mineral supplements for health-conscious consumers.”

    (当社の製品は、健康志向の消費者向けのミネラルサプリメントを含みます。)

学術的な文脈(フォーマル / アカデミック)


  1. “Mineral composition plays a critical role in soil fertility studies.”

    (土壌の肥沃度の研究において、鉱物組成は非常に重要な役割を果たします。)

  2. “Recent mineralogical analyses indicate a high concentration of rare-earth elements.”

    (最近の鉱物学的解析によると、レアアース元素の高い濃度が示されています。)

  3. “The subject of mineralogy is fundamental to understanding geological processes.”

    (鉱物学の研究は地質学的プロセスを理解する上で基本的なものである。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. ore(鉱石)


    • 鉱物を含んでいて、採掘して金属を取り出せるようなもの。工業的・経済的価値を強調する語。

    • 例: “Iron ore is critical for steel production.”

      (鉄鉱石は鉄鋼生産に不可欠です。)


  2. rock(岩石)


    • 鉱物が集まってできた固体。広義には鉱物よりも大きな構成単位。


  3. inorganic matter(無機物)


    • その名の通り有機物(炭素を含む生物由来の物質)以外の物質全般。ミネラルと重なる部分もあるが、より広範な概念。


反意語


  • 明確な反意語はありませんが、文脈次第で organic(有機の) が「反対の概念」として扱われることがあります。


    • 例: mineral (“無機物”) vs. organic (“有機物”) の対比。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈmɪnərəl/ (ミネラル)

  • イギリス英語: /ˈmɪnərəl/ (ほぼ同じ発音)

強勢(アクセント):


  • “mí-ne-ràl” と最初の音節 “min” に強勢がきます。


    • [min - er - al] の [min] 部分。


よくある発音の間違い:


  • 第2音節を伸ばして「ミネロー」などとする誤りがあるかもしれませんが、実際は「ミネラル」のように短く発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. つづり間違い: “mineral” を “minaral” や “minerel” と書いてしまう。

  2. 同音異義語(紛らわしい単語): “miner” (鉱夫) と混同しないように注意。

  3. 可算 / 不可算の使い分け: 「鉱物」として種類を数える場合と、栄養素として総称する場合で使い分けに注意。

  4. 試験対策(TOEIC・英検など):


    • 地学や健康関連の文章で登場する可能性があります。

    • ビジネス文脈では「鉱物資源」「採掘」などの話題で出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mine”という単語を思い出して、「鉱山から得られるもの=mineral”” と考えるとイメージしやすいです。

  • 発音のポイント: “min” = 「ミン」、語末を軽く「ラル」と短く読んで “ミネラル” と覚えるとよいでしょう。

  • スペリングのコツ: “mineral” の中に隠れた “mine” を意識すると覚えやすいかもしれません。


以上が名詞 “mineral” の詳しい解説です。ぜひ日常会話やビジネス、学術的な文脈で活用してみてください。

意味のイメージ
mineral
意味(1)

(動植物に対して)無機物

意味(2)

《複数形で》《英》炭酸水,清涼飲料(mineral water)

意味(3)

鉱物,鉱石

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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