元となった辞書の項目
presenter
解説
以下では、英単語「presenter」を様々な観点からできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語 / 日本語)
- 【英語】presenter : A person who introduces or hosts a television or radio program, or someone who gives a presentation.
- 【日本語】プレゼンター / 司会者 / 発表者:テレビやラジオ番組などを進行したり、プレゼンテーションを行う人のことです。舞台やイベントの「司会進行役」や、「発表する人」を表します。フォーマルな場からカジュアルな場面まで使われますが、テレビやラジオでの「司会者」を指すケースが特に多いです。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
- presenter(単数形)
- presenters(複数形)
他の品詞形
- present (動詞) : “提示する・発表する”
- 例:He will present his findings tomorrow.(彼は明日、自分の発見を発表します。)
- 例:He will present his findings tomorrow.(彼は明日、自分の発見を発表します。)
- present (形容詞) : “現在の、出席している”
- 例:All members who were present voted in favor.(出席している全てのメンバーが賛成票を入れました。)
- 例:All members who were present voted in favor.(出席している全てのメンバーが賛成票を入れました。)
- presentation (名詞) : “プレゼンテーション、発表”
- 例:The presentation was very informative.(そのプレゼンテーションはとても参考になりました。)
CEFRレベルの目安
- B2 (中上級)
テレビ番組や職業、ビジネスシーンなど、ある程度の語彙や表現を身につけた学習者が知っている語彙です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “presenter” = “present” + “-er”
- “present” (動詞) : “提示する、発表する”
- “-er” : “~する人”を示す接尾語(動作主を表す)
- “present” (動詞) : “提示する、発表する”
関連語や派生語
- present(動詞 / 形容詞)
- presentation(名詞)
- represent / representative(動詞 / 名詞で“代表する/代表者”)
※語源上は似ていますが、意味は「代表する」に近くなります。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- TV presenter(テレビ司会者)
- radio presenter(ラジオ司会者 / DJ)
- guest presenter(ゲスト司会者)
- main presenter(メイン司会者)
- co-presenter(共同司会者)
- presenter’s script(司会者の台本)
- award presenter(授賞式のプレゼンター)
- live presenter(生放送の司会者)
- keynote presenter(基調講演者)
- presenter’s role(司会・発表者の役割)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「presenter」という語は、ラテン語の“praesentare”(見せる、提示する)に由来する “present” から派生し、“-er” という接尾語がついて「~する人」を表すようになったものです。
ニュアンス・使用時の注意点
- テレビやラジオなどで番組を進行する人を指すときは、イギリス英語で特に「presenter」がよく使われます。アメリカ英語では「host」が使われる場合も多いです。
- イベントや会議で「発表する人」という意味でも使われますが、よりフォーマルに言いたい場合は “speaker” や “presenter” など、場面に応じて単語を使い分けます。
- 主にフォーマルな場でもカジュアルな場でも使えますが、テレビ番組などメディアにおける「司会者」を指す場合にはやや強く「仕事としての進行役」というニュアンスが出ます。
4. 文法的な特徴と構文
- 「presenter」は可算名詞 (countable noun) です。そのため、a presenter / two presenters のように数を示すことができます。
- フォーマルな文章でもビジネスの打ち合わせや学会の案内などで使われるほか、日常会話でも「司会者が誰か」を言いたい場合に用いられます。
- イディオムや決まった言い回しはあまりありませんが、メディアや会議などの文脈で頻繁に用いられる単語です。
- 他動詞・自動詞のバリエーションは「present(発表する)」が中心で、「presenter」自体はあくまでも“人”を表す名詞です。
5. 実例と例文
日常会話の例文
- “I heard the TV presenter is leaving the show next month.”
(テレビの司会者が来月で番組を辞めるって聞いたよ。) - “Who was the presenter at your sister’s wedding reception?”
(あなたの妹さんの結婚式の司会は誰だったの?) - “I need a confident presenter for our school event.”
(学校行事で堂々と話せる司会者が必要なんだ。)
ビジネスの例文
- “Our keynote presenter will discuss emerging technologies.”
(基調講演者が、新興技術について講演をします。) - “The presenter did a great job explaining the new strategy to the team.”
(司会兼発表者は、新しい戦略をチームにうまく説明しました。) - “Could you introduce the next presenter, please?”
(次の発表者を紹介していただけますか?)
学術的 / フォーマルな文脈の例文
- “The conference organizer announced that Dr. Smith would be the main presenter.”
(学会のオーガナイザーは、スミス博士がメインの発表者になると発表しました。) - “The workshop’s presenter offered detailed insights into the latest research findings.”
(そのワークショップのプレゼンターは、最新の研究結果について詳細を説明しました。) - “Attendees are requested to submit their slides to the presenter before the session.”
(参加者は、セッションの前に発表者へスライドを提出するよう求められています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(synonyms)
- host(司会者 / 主催者)
- 一般的に、番組やイベントなどを「主催・管理する人」。アメリカ英語で番組の司会者を指すときによく使われます。
- 一般的に、番組やイベントなどを「主催・管理する人」。アメリカ英語で番組の司会者を指すときによく使われます。
- speaker(スピーカー / 発表者)
- 一般的に、話す人や発表者全般を指すときに用います。フォーマルに「登壇者」とも。
- 一般的に、話す人や発表者全般を指すときに用います。フォーマルに「登壇者」とも。
- MC(Master of Ceremonies / 司会者)
- イベントやパーティで式進行を担当する人を指します。カジュアル・フォーマルを問わず用いられますが、やや口語的。
反意語(antonyms)
- audience(聴衆 / 観客)
- 「聞く側・見る側」。発表や司会をする「presenter」と対比的に用いられることが多いです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 【IPA】/prɪˈzen.tər/(イギリス英語), /prɪˈzen.tɚ/(アメリカ英語)
- アクセント(強勢)は、第2音節の “zen” に置かれます: pri-ZEN-ter
- アクセント(強勢)は、第2音節の “zen” に置かれます: pri-ZEN-ter
- イギリス英語では語尾が “tə(r)” の発音になることが多く、アメリカ英語では “tɚ” という “r” を強めに発音する傾向があります。
- よくある誤りとしては、「pre・sen・ter」と母音をはっきりすべて発音せず、「prə-zentər」のように弱音化する点に注意です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:「presanter」「presentor」などと書いてしまうミスが多いです。正しくは “presenter”。
- 「present」と混同しない:「プレゼント(贈り物)」の名詞としての “present” とは別単語です。動詞としての “to present(発表する)” とmixされることもあるので注意。
- 試験や資格での出題:TOEICなどビジネスシーンのリスニング・リーディングにおいて、司会者や発表者の紹介、役割などを説明する文章に出てくる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「present (発表する) + -er (人)」=「発表する人」という語源のイメージで覚えるとわかりやすいです。
- 「プレゼンテーションをする人」という連想を常にセットにしておくと記憶に残りやすいでしょう。
- スペルは “present” + “-er”。引っかかりがちですが、「-er」で終わるのを忘れないよう、発表者という意味の「プレゼンター」は “presenter” と覚えましょう。
以上が名詞「presenter」の詳細な解説です。イベントや番組、発表の進行役や発表者を指す便利な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
テレビ(ラジオ)ショーの司会者