noisy

1. 基本情報と概要

単語: noisy

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): making a lot of noise

意味 (日本語): とてもうるさい、騒がしい

「noisy」は、「周囲に対して大きな音を立てる」「騒がしい」といったニュアンスを表す形容詞です。人や機械、環境など、音が大きい・うるさいと感じるものに対してよく使われます。

活用形:

• 原形: noisy
  


• 比較級: noisier（よりうるさい）
  


• 最上級: noisiest（もっとも騒がしい）

他の品詞への変化例:

• noise (名詞)「騒音」
  


• noisily (副詞)「うるさく」
  


• noisyの名詞形はありませんが、名詞の noise に形容詞の接尾語 -y がついた形が noisy です。

CEFRレベル目安: A2（初級）

・基本的な英単語のため、初級学習者にも理解しやすい単語です。

2. 語構成と詳細な意味

• 語幹: noise（音、騒音）
  


• 接尾語: -y（形容詞化する意味を持ち、「～の性質を持つ」というニュアンス）

「noise（騒音）」に、形容詞を作る接尾語 -y がついて「騒音のような」「騒がしい」といった意味になっています。

他の単語との関連

• 名詞: noise（騒音）
  


• 副詞: noisily（うるさく、騒がしく）
  

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. noisy neighbor（うるさい隣人）
   


2. noisy party（騒がしいパーティー）
   


3. noisy environment（騒がしい環境）
   


4. noisy classroom（騒々しい教室）
   


5. noisy street（うるさい通り）
   


6. become noisy（うるさくなる）
   


7. incredibly noisy（信じられないほど騒がしい）
   


8. noisy machinery（騒々しい機械類）
   


9. noisy argument（大きな声の口論）
   


10. noisy engine（うるさいエンジン）

3. 語源とニュアンス

語源:

「noise」は古フランス語の “noise” (noyse) がもととされ、さらに遡るとラテン語の “nausea”(むかつき) に関連があるとも言われています。

「noisy」は「騒音のある」「音が出ていて落ち着かない」というニュアンスを強調する形容詞です。

ニュアンスや使用時の注意点

• 人や場所だけでなく、イベントや状況にも使われます。
  


• 口語でも文章でも幅広く使えますが、比較的カジュアルな場面で耳にすることが多いです。
  


• フォーマルな文書では「loud」（大きな音）などが好まれる場合もありますが、「noisy」も決して失礼ではありません。

4. 文法的な特徴と構文

• noisy は形容詞なので、名詞を修飾するときや補語として使われます。
  
  例:

  
  
  • 修飾: a noisy street (うるさい通り)
    
  
  
  • 補語: The party was noisy. (パーティーはうるさかった)
  
  



• 比較級 (noisier) や最上級 (noisiest) では「より騒がしい」「もっとも騒がしい」の意味を表します。




• フォーマル/カジュアルの区別: どちらでも使われますが、会話では特によく耳にします。

5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例文

1. “I can’t sleep because it’s too noisy outside.”
   
   （外がうるさすぎて眠れないよ。）




2. “Our neighbors are so noisy at night.”
   
   （夜中に隣人がすごくうるさくて困る。）




3. “The restaurant was noisy, but the food was amazing.”
   
   （レストランは騒がしかったけど、食事は最高だった。）

ビジネスシーン (ややフォーマル) の例文

1. “The open-office concept can be quite noisy, impacting concentration.”
   
   （オープンオフィス形式はかなり騒がしくなりがちで、集中力に影響します。）




2. “We apologize for the noisy construction work next to our building.”
   
   （弊社ビルの隣での騒音の激しい工事に関しまして、申し訳ございません。）




3. “Could we find a quieter meeting room? This area is too noisy for a conference call.”
   
   （もっと静かな会議室はないでしょうか？ここはテレビ会議をするには騒がしすぎます。）

学術的/アカデミックな文脈の例文

1. “The laboratory must remain free from noisy distractions to maintain accurate measurements.”
   
   （正確な測定を行うために、実験室は騒音のある妨害要素を排除しなければならない。）




2. “A noisy environment can affect test results in psychological experiments.”
   
   （騒がしい環境は、心理学実験の結果に影響を及ぼす可能性があります。）




3. “Researchers found that a noisy classroom environment lowers students’ concentration.”
   
   （研究者たちは、騒々しい教室環境が生徒の集中力を低下させることを発見しました。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. loud（大きな音）
   
   
   
   • 「声や音量が大きい」という意味。単に音量の大きさに着目している。
     
   
   


2. rowdy（騒々しい、乱暴な）
   
   
   
   • 騒がしさに加えて、落ち着きのない・乱暴なイメージが含まれる。
     
   
   


3. boisterous（活気のある、騒々しい）
   
   
   
   • パーティーなどで人が騒いでいるイメージ。陽気で手に負えない感じ。
     
   
   


4. clamorous（やかましい）
   
   
   
   • 大きな叫び声や絶え間ない騒ぎに対してよく使われる。
   
   

反意語 (Antonyms)

1. quiet（静かな）
   
   
   
   • 騒音がなく落ち着いた状態。
     
   
   


2. silent（無音の）
   
   
   
   • ほぼまったく音がしない状態。
   
   

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /ˈnɔɪ.zi/
  


• アクセントは第1音節にあり、 “NOY-zee” のように発音します。
  


• アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、イギリス英語では nɔɪ.zi と母音がやや短めになる傾向があります。
  


• しばしば “noy-zee” と区切って音をしっかり出すと伝わりやすいです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “noice” や “noicy” などと書く間違い。正しくは “noisy”。
  


• 同音異義語との混同: “nosey”（おせっかいな）と綴りも音も似ているので注意。
  


• TOEICや英検など試験対策:
  
  
  
  • 「騒がしい場所」などの描写をする文章中に頻出。
    
  
  
  • “noisy” の比較級・最上級形や派生語（noisily）もあわせて覚えておくと便利です。
  
  

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “noise” + “y” → まさに「音（noise）がする様子(on/様態をあらわす -y)」と覚えるとわかりやすいです。
  


• 「ノイズ (noise) がいっぱい → noisy」とイメージすると記憶しやすいでしょう。
  


• “noisy” と “nosey（おせっかいな）” はつづりがとても近いので、音と綴りをしっかり区別するために、 “noise（騒音）に -y” と言い聞かせるとよいです。

以上が形容詞「noisy」の詳細な解説になります。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われる単語なので、うるさい・騒がしい状況を英語で表現するときにぜひ活用してください。