最終更新日:2025/11/24
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元となった辞書の項目

caller

名詞

〈C〉訪問客, 来訪者 / 呼ぶ人, 呼ぶもの / (スクエアダンスで)ステップを大声で指示する人

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電話をかけた人はマネージャーを求めました。

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解説

以下では、英単語「caller」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: caller

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語・日本語)


  • 英語: “A person who calls, especially on the telephone, or a person who pays a short visit.”

  • 日本語: 「電話をかける人」または「ちょっとした用事で訪ねてきた人」という意味です。たとえば、電話をかけてきた人を指して「The caller is waiting on the line.(発信者が電話口で待っています)」というふうに使います。また、短い用事で訪ねてきた来訪者(呼び鈴を押した人)なども指します。

「caller」は、電話をかけてきた発信者のことや、訪問者を示すときに使われる名詞です。カジュアルにもフォーマルにも使われますが、電話や来客などのシーンで特に頻繁に登場します。

活用形

名詞「caller」は、数えられる可算名詞で、以下の形があります:


  • 単数形: caller

  • 複数形: callers

単語自身は動詞「call」に接尾語「-er」がついてできた形ですので、基本的には名詞として使われます。形容詞化することは一般的ではありません。

派生語(他の品詞例)


  • 動詞: call(電話する、呼びかける、呼ぶなど)


    • 例: called, calling など


  • 名詞: caller(今回の解説対象)、call(呼びかけ、通話など)

  • 形容詞的表現: calling (本来は現在分詞だが、形容詞・名詞的にも用いられる例あり “calling card” など)

CEFRレベル目安


  • B1(中級): 電話や来客に関する日常表現で使われ、そこまで難易度は高くありません。しっかり場面を理解していれば、日常会話やビジネス会話などで多用する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • call (動詞・語幹): 「呼ぶ」「電話する」「呼びかける」などの意味。

  • -er (接尾語): 「~する人」「~するもの」を意味する英語の一般的な接尾語。

よって「caller」は「呼ぶ人/電話をかける人」という意味になります。

派生語・類縁語


  • call: 呼ぶ、電話する(動詞)

  • callable: 呼び出すことができる(形容詞としてはやや専門的)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例)


  1. unknown caller → 不明な発信者

  2. anonymous caller → 匿名の電話主

  3. incoming caller → 着信中の発信者

  4. caller ID → 発信者番号表示機能

  5. new caller → 新たに電話をかけてきた人

  6. potential caller → 電話をかけてくるかもしれない人(顧客など)

  7. first-time caller → 初めて電話をかけてきた人

  8. automated caller → 自動音声発信システム

  9. caller on hold → 保留中の発信者

  10. caller’s name → 発信者の名前


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「caller」は中英語から続く “call”( 古英語 “ceallian”)に「~する人」という意味を持つ「-er」がついたものです。電話が普及する前から「訪ねてくる人」という意味合いで使われていましたが、電話文化の発達とともに「電話をかける人」という意味が定着しました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「caller」は口語・文章どちらでも使用されます。

  • 「call」には「叫ぶ」「呼びかける」というニュアンスもあるため、必ずしも電話に限定されない点に注意してください。文脈によっては単に「訪問者」という意味でも使われます。

  • カジュアルな場面で「The caller hung up.(電話を切った発信者がいる)」のように使ったり、フォーマルな場面で「We’ll respond to each caller in turn.(順番に各発信者に対応します)」という表現も可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての可算・不可算


    • 「caller」は可算名詞です。したがって冠詞(a caller / the caller)をつけたり、複数形(callers)を使ったりすることができます。


  2. 使用例


    • “A caller left a message for you.”

    • “We received several callers this morning.”


  3. 一般的な構文・イディオム


    • “caller on the line” → 電話をかけている人

    • “unexpected caller” → 不意に来訪した人



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文(3例)


  1. “There’s a caller at the door. Could you see who it is?”

    「玄関先に来客がいるよ。誰か見てくれる?」

  2. “I got a call from an unknown caller earlier today.”

    「今日、知らない番号の発信者から電話があったんだ。」

  3. “He refused to speak to any caller before breakfast.”

    「彼は朝食前には誰とも話をしないんだ。」

(B) ビジネスシーンでの例文(3例)


  1. “Please take down the details of each caller and forward them to me.”

    「それぞれの電話の発信者の詳細をメモして、私に転送してください。」

  2. “We have to treat every caller politely because they could be potential clients.”

    「発信者はどんな人でも礼儀正しく対応しないといけません。潜在的なお客様かもしれませんから。」

  3. “Make sure to verify the caller’s identity before sharing any sensitive data.”

    「機密情報を共有する前に、必ず発信者の身元を確認してください。」

(C) 学術的・フォーマルな文脈での例文(3例)


  1. “In the study, each caller was asked to complete a short survey about their experience.”

    「その研究では、電話をかけてきた人それぞれに、体験に関する簡単なアンケートをお願いしました。」

  2. “The research indicated that the majority of callers sought immediate technical support.”

    「その研究によれば、大多数の発信者は即時の技術サポートを求めていた。」

  3. “We analyzed the callers’ demographics to identify usage trends.”

    「使用傾向を把握するために、発信者の属性データを分析しました。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. “visitor” (訪問者)


    • 「caller」が電話や訪問ともに使われるのに対して、「visitor」は訪問者を特に指します。電話には通常使われません。


  2. “phone caller” (電話の発信者)


    • 「caller」をさらに限定した形。


  3. “guest” (来客)


    • 「guest」は訪問や宿泊する人をよりホスト側の観点から見た言い方。


反意語(Antonyms)


  • 強い反意語はありませんが、「受電者」は “receiver” や “call recipient” として表せます。

  • 「caller」はかける人で「receiver」は電話を受ける人を指すため、ある程度反対の立ち位置にある単語と言えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈkɔː.lər/ (アメリカ英語・イギリス英語ともに近いが、アメリカ英語では [ˈkɔːlər] 、イギリス英語では [ˈkɔːlər] としても聞こえます)

  • アクセント(強勢): 「cáller」の “ca-” の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語では「カーラー」に近い音になり、/r/がはっきり発音されます。

    • イギリス英語では語末の /r/ が弱め、やや「コーラ(コウラ)」のように聞こえる場合があります。


  • よくある発音ミス: “color” /ˈkʌlər/(色)との発音混同に注意。母音が違います。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “caller” と “collar” (襟)を混同しがちです。

    • また “color”/“colour” と似た綴りですが意味も発音も異なるので注意。


  2. 同音異義語との混同


    • “caller” と “choler”(古語で胆汁) は発音が似ていますが、まったく別語です(ほぼ使いませんが辞書で見るときは注意)。


  3. 試験対策


    • TOEICなどで “The caller is on hold” のように、職場での電話対応場面で出題される可能性があります。

    • “caller ID” は日常会話でもトピックになりやすいので、ビジネス英語の話題で押さえておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「call + er」で「呼ぶ人・電話をかける人」と納得して覚えるのが一番簡単です。

  • 「caller」は文字どおり「call(呼ぶ、電話する)人(-er)」という組み合わせで、意味が明確です。

  • 「collar(襟)」とスペルが一字違いなので、似たスペリングに注意してペアで覚えるのも手です。


    • 例: “He is a collar maker.”(彼は襟を作る人) と “He is a caller.”(彼は呼ぶ人/電話をかける人) は全然違う意味です。



以上が「caller」の詳細な解説です。電話口や訪問時の状況など、日常的にもビジネスシーンでもよく登場する単語ですので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
caller
意味(1)

訪問客, 来訪者

意味(2)

呼ぶ人(物) 

意味(3)

(スクエアダンスで)ステップを大声で指示する人

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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