最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

delegate

名詞

代表、(会・組織の)代表者、 使節、派遣団員(個人)

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彼らは国連のインド代表だった。

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解説

以下では、名詞としての“delegate”をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “delegate” (noun): a person chosen or elected to represent a group, typically at a conference or meeting.

  • 日本語: 「代表者」「代理人」「使節」。会議や集会などで、あるグループや組織を代表する人を指します。

    → 例えば、大きなイベントや国際会議で、自国や、所属する団体の意見を伝えるために派遣される人のイメージです。

品詞


  • 名詞 (Noun)

活用形

名詞としては数えられる(可算)名詞なので、以下の形があります:


  • 単数形: delegate

  • 複数形: delegates

※ 動詞の “delegate” は「委任する」という意味になります(活用: delegate - delegated - delegating)。

他の品詞になった例


  • 動詞 “to delegate”: 「委任する、任せる」

    例: “I will delegate some tasks to my assistant.”

CEFRレベルの目安


  • おおよそ B2(中上級)レベル

    → 政治・国際関係・ビジネスなど、やや専門的な文脈でも使用されるため、英語学習の中では中上級以降でよく目にする単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 “de-”: 「離れて」「下に」「完全に」などの意味を持つラテン語由来の接頭語。

  • 語幹 “leg(ate)”: ラテン語 “legare”(「派遣する」「任命する」)がベース。

    → この語幹は “legal” や “relegate” などの単語とも一部関連があります。

関連語・派生語


  • “delegation” (名詞): 「代表団」「委任」

  • “delegate” (動詞): 「任せる、委任する」

よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. elect a delegate → 代表を選ぶ

  2. send a delegate → 代表を派遣する

  3. party delegate → 政党の代表者

  4. union delegate → 労働組合の代表者

  5. chief delegate → 首席代表

  6. conference delegate → 会議の代表者

  7. delegate credentials → 代表としての資格(委任状)

  8. delegate registration → 代表者登録

  9. delegate authority → (動詞的用法“to delegate”とセットで) 権限を委任する

  10. international delegate → 国際会議などに派遣される代表


3. 語源とニュアンス

語源

“delegate” はラテン語の “de”(離れて)+“legare”(派遣する)が由来です。

古くは「使いを派遣する」「権限を委ねて送る」という意味合いから、現代の「会議などに派遣された代表者」という意味に発展しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「代表としての権限」がある場合に用いられます。単なる参加者というよりは、正式に「代理権」や「意見を伝える力」を与えられているイメージ。

  • フォーマルな文脈で使用されやすく、主にビジネスや政治・国際会議などでよく聞く言葉です。

  • 口語でも使われますが、やや改まった印象を持つため、カジュアルな場ではあまり多用しません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う場合は可算名詞です。Delegate は「一人の代表者」、delegates は「複数の代表者」を指します。

  • 文中では “a delegate from Japan” や “the delegates of the conference” などの形で用いられます。

  • 動詞 “to delegate” と区別するときに気をつけましょう(スペルは同じですが、発音と意味が異なる)。

一般的な構文・イディオム


  • “to serve as a delegate for (someone/something)”

    (~の代表を務める)

  • “to act as delegate”

    (代表として行動する)

  • “delegate at large”

    (広い権限をもつ代表者)


5. 実例と例文

ここでは3つのシチュエーション(①日常会話、②ビジネス、③学術的/国際会議)それぞれに3例文ずつ示します。

① 日常会話での例文


  1. “My friend was chosen as a delegate for the local youth forum.”

    「友人が地域の若者フォーラムの代表に選ばれたんだよ。」

  2. “If you become a delegate, you’ll have to speak on behalf of the entire class.”

    「もし代表者になったら、クラス全体を代表して意見を述べないといけないよ。」

  3. “I was just a regular attendee, but my cousin was there as a delegate.”

    「私普通の参加者だったけど、いとこは正式に代表者として参加していたんだ。」

② ビジネスシーンでの例文


  1. “We’re sending our sales manager as a delegate to the trade summit.”

    「営業部長を貿易会議の代表として派遣します。」

  2. “Each delegate will present their sales strategy at the conference.”

    「各代表者は会議でそれぞれの販売戦略を発表します。」

  3. “She is the delegate responsible for negotiating new contracts.”

    「彼女は新規契約の交渉を担当する代表者です。」

③ 学術的/国際会議での例文


  1. “The delegate from Germany proposed a new plan for joint research.”

    「ドイツの代表者が共同研究に関する新しい提案をした。」

  2. “The conference will invite delegates from over 50 countries.”

    「この会議には50カ国以上から代表団が招待されます。」

  3. “As a delegate, you must be prepared to address complex policy issues.”

    「代表者として、複雑な政策問題に対処する準備が必要です。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “representative” → 「代表者」


    • “delegate” との違い: 幅広く「代表者」を指す言葉で、政治やビジネス用途に限らず使われる。


  2. “envoy” → 「使節」


    • より外交的で公式のニュアンスが強い。


  3. “emissary” → 「使者・代理人」


    • 何かを伝達する目的で派遣される人というニュアンス。


  4. “agent” → 「代理人」


    • 売買契約や法的行為などを取り扱う代理人を指すことが多い。


反意語 (Antonym)


  • “constituent” → 「選挙民、構成員」


    • Delegate(代表)を選出する側、といったイメージ。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • 名詞 “delegate”: /ˈdɛl.ɪ.ɡət/

  • 動詞 “to delegate”: /ˈdɛl.ɪ.ɡeɪt/

強勢の位置


  • 名詞: [DEL-uh-guht] → 第1音節にアクセント。語尾は “-gət” のように「ゲット」とはならず「グァット」に近い音。

  • 動詞: [DEL-uh-gate] → 同じく最初の音節にアクセントだが、語尾の “-gate” が「ゲイト」の音になる。

アメリカ英語とイギリス英語


  • アメリカ英語: 「デラゲット」のように “r” がはっきりし、語尾が軽く弱まる。

  • イギリス英語: アメリカ英語より “t” を強めに発音する場合が多い。

  • よくある間違い: 動詞形と名詞形で語尾を同じように発音してしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル “delegate” を “deligate” や “deligate” と誤記しやすい点に注意。

  • 動詞の発音と混同しがち。「delegates」(三人称単数動詞) と「delegates」(複数名詞) で発音が変わる場合があるので要注意。

  • “delicate”(デリケート)と間違えてしまうケースもある(スペルが似ているが、意味は全く異なる)。

  • TOEICや英検などのビジネス・国際関連のトピックで出題されることが多い単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「de + leg + ate」:de(離れる)+leg(送る) というイメージで、「派遣される人=代表者」と覚える。

  • 「派遣」といえばサッカーの“レガ(te)”ストーリーなどと絡めて、頭の中で「チームから派遣された代表」というイメージを作ると記憶に残りやすいです。

  • “delegation” との関係(代表団、委任)を思い出すと、単語同士がつながり、長期記憶に繋がりやすいです。


上記のポイントを踏まえれば、名詞 “delegate” はビジネスや学術・国際会議などフォーマルな場面で「特定の組織・団体から送られてきた代表者」を意味する単語として活躍します。しっかり発音とスペルを区別し、動詞形との使い分けへの注意を意識して使いこなしましょう。

意味のイメージ
delegate
意味(1)

(会議などへの個人の)代表,使節《+to+

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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