uplift
…‘を'あげる,持ち上げる / 〈精神〉‘を'高揚する,〈意気〉‘を'盛んにする / (社会的・道徳的・知的に)…‘を'向上させる / 持ち上げること;(道徳的・社会的・知的)向上;精神的高揚 / (土地の)隆起
1. 基本情報と概要
単語: uplift
品詞: 主に動詞・名詞として使われる(一部形容詞的用法もあり)
意味(英語 / 日本語)
- 英語: to raise something or someone to a higher position or level; to improve someone’s mood or spirits
- 日本語: 「高める」「鼓舞する」「引き上げる」といった意味です。基本的には、何かを物理的に持ち上げたり、気分・状況を向上させたりする際に使われます。心を明るくするニュアンスで使われることも多いです。
品詞の活用例
Verb (動詞):
- 原形: uplift
- 三人称単数現在形: uplifts
- 現在分詞・動名詞: uplifting
- 過去形・過去分詞: uplifted
- 原形: uplift
Noun (名詞):
- 例: “There was a slight uplift in sales.”(売上のわずかな上昇があった)
- 形容詞化: “uplifting” (「気持ちを高めるような」) など
- 例: “There was a slight uplift in sales.”(売上のわずかな上昇があった)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2: 日常会話はもちろん、ある程度抽象的な話題についても理解・議論できるレベル。文章の中でも「uplift」のような抽象度の高い単語を使うことが増えてきます。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語 (prefix): なし
語幹 (stem): “lift” – 「持ち上げる」や「上昇する」
副詞的要素 (up): 「上へ」「向上させる」
“up” + “lift” の組み合わせで、「持ち上げる」「向上させる」というニュアンスがわかりやすい形で表現されています。
関連語や派生語
- uplifting (形容詞): 心を鼓舞する、気分を高めるような
- uplifted (動詞の過去形・形容詞的な用法): 持ち上げられた、上がった気分の
- upliftment (名詞): 向上、精神や状態などが高まること(ややフォーマル)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- uplift one’s spirits(人の気分を高める)
- uplift the community(地域を活性化する)
- uplift the mood(雰囲気を盛り上げる)
- economic uplift(経済の上昇・活性化)
- uplift morale(士気を高める)
- uplift conversation(会話をより前向きにする)
- provide spiritual uplift(精神的な高揚感を与える)
- uplift society(社会を向上させる)
- uplift one’s confidence(自信を引き上げる)
- major uplift in sales(売上の大幅な伸び)
いずれも「引き上げる」「高める」といったポジティブな意味合いで使われることが多い点が特徴です。
3. 語源とニュアンス
語源:
- “lift”は古英語の「lyft」に由来し、「上へ持ち上げる」という意味を持ちます。
- “up”は空間的にも「上」を示すシンプルな前置詞・副詞。
- これらが結合して、「高める」「持ち上げる」という積極的な意味を生み出しました。
- “lift”は古英語の「lyft」に由来し、「上へ持ち上げる」という意味を持ちます。
使用時の注意点やニュアンス:
- 感情面で人を「元気づける」「勇気づける」場合に、ポジティブな言い回しとしてよく使われます。
- 文章でも口語でも使われますが、やや文章語的な印象もあります。「cheer up」よりは少しフォーマル・文章寄りです。
- 地質学や経済など専門領域で「隆起」や「上昇」の意味を持つ場合には、専門的な文脈として使われることもあります(例:tectonic uplift「地殻変動による隆起」)。
- 感情面で人を「元気づける」「勇気づける」場合に、ポジティブな言い回しとしてよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
動詞としての用法: 他動詞的に使う場合が多い
- 例: “We aim to uplift the community through education.”(教育を通じて地域を活性化させることを目指しています)
- 目的語に「何を」「誰を」という対象がきやすい。
- 例: “We aim to uplift the community through education.”(教育を通じて地域を活性化させることを目指しています)
名詞としての用法: 可算/不可算の区別は文脈によります
- 例: “There has been a steady uplift in consumer confidence.”(消費者の信頼度に着実な上昇が見られる)
形容詞的表現: “uplifting”
- 例: “Her speech was truly uplifting.”(彼女のスピーチは本当に励みになった)
- フォーマルな文でも、カジュアルな会話でも使いやすい形容詞です。
- 例: “Her speech was truly uplifting.”(彼女のスピーチは本当に励みになった)
イディオム的用法: 明確なイディオムはありませんが、しばしば心情を高める表現として “uplift someone’s spirit” が頻繁に用いられます。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I listen to music to uplift my mood on rainy days.”
(雨の日は気分を上げるために音楽を聴くんだ。) - “Let’s do something fun to uplift ourselves this weekend.”
(今週末は元気になれることをしようよ。) - “A quick chat with a friend can truly uplift your spirits.”
(友達とのちょっとしたおしゃべりでも、気分が本当に明るくなるよ。)
ビジネス (ややフォーマル)
- “We need a motivational speaker to uplift the team’s morale.”
(チームの士気を高めるために、モチベーションスピーカーが必要です。) - “The new strategy aims to uplift our sales performance.”
(新しい戦略は、売上の実績を向上させることを狙っています。) - “Our main objective is to uplift brand awareness across global markets.”
(私たちの主な目的は、世界の市場でブランドの認知度を高めることです。)
学術的・専門的文脈
- “Geologists study tectonic uplift to understand mountain formation.”
(地質学者は山脈の形成を理解するために、地殻の隆起を研究します。) - “Economic uplift is often driven by innovation and investment.”
(経済の活性化は、多くの場合イノベーションと投資によってもたらされます。) - “Social programs were introduced to uplift disadvantaged communities.”
(恵まれない地域を改善するための社会的プログラムが導入されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- raise(上げる)
- 物理的に持ち上げるだけでなく、地位などを引き上げる際にも用いられる。
- 物理的に持ち上げるだけでなく、地位などを引き上げる際にも用いられる。
- boost(押し上げる)
- エネルギーや成績などをグンと伸ばすようなイメージが強い。
- エネルギーや成績などをグンと伸ばすようなイメージが強い。
- elevate(高める)
- 立場・レベル・精神などを上げるフォーマルな表現。
- 立場・レベル・精神などを上げるフォーマルな表現。
- encourage(励ます)
- 人を勇気づけるニュアンスに特化している。
- 人を勇気づけるニュアンスに特化している。
- inspire(刺激を与える)
- 人の創造性や意欲を引き出す意味合いが強い。
uplift は「全般的に上向かせる」語感があり、物理的な「上昇」から精神的な「鼓舞」まで広くカバーするのが特徴です。
反意語 (antonyms)
- lower(下げる)
- depress(落ち込ませる)
- discourage(やる気をそぐ)
いずれも「落とす」「気持ちを下げる」ニュアンスで、uplift とは正反対の動きや感情を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈʌplɪft/
- アクセント:
- “up” の部分に軽いアクセントがきて、全体としては UP-lift のように前半に強勢を置きます。
- “up” の部分に軽いアクセントがきて、全体としては UP-lift のように前半に強勢を置きます。
- アメリカ英語 / イギリス英語:
- 大きな違いはありませんが、/ʌ/ の音(「ア」のような発音)に地域差がやや見られます(米音のほうがやや曖昧母音に近い場合がある)。
- 大きな違いはありませんが、/ʌ/ の音(「ア」のような発音)に地域差がやや見られます(米音のほうがやや曖昧母音に近い場合がある)。
- よくある間違い:
- [ˈaplɪft] のように a の音にしてしまう場合があるので注意。/ʌ/ (カタカナでは「ア」に近い音) を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “uplifit” や “uplyft” のような誤植に注意。
- 同音・類似表記語との混同: “upshift” (ギアを上げる) などと混同しないように。
- 試験対策: TOEICや英検などのリーディングパートで “uplift in sales” のようなビジネス文脈や、 “uplift one’s spirit” のような熟語表現が問われることがあります。意味を文脈で類推できるようにしておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「up(上)+lift(持ち上げる)」と、そのままイメージしやすい組み合わせです。
- 「人の心を上に持ち上げる」という連想で、感情的・精神的なポジティブさと関連づけると覚えやすいです。
- スペリングでも “up + lift” をそのまま合体させた単語、と意識すると一度で記憶しやすいでしょう。
以上が「uplift」の詳細解説です。心や状況を「上向きにする」という、非常にポジティブなニュアンスをもつ単語として覚えておくと便利です。
…‘を'あげる,持ち上げる
〈精神〉‘を'高揚する,〈意気〉‘を'盛んにする
(社会的・道徳的・知的に)…‘を'向上させる
持ち上げること;(道徳的・社会的・知的)向上;精神的高揚
(土地の)隆起