最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

insect

名詞

昆虫;(一般に)虫

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私は庭で美しい昆虫を見ました。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: insect

日本語訳: 昆虫

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベル: A2(初級)



英語では “insect” は、ant(アリ)や butterfly(チョウ)など、体が節(セグメント)に分かれている小さな生き物を指します。日本語の「昆虫」とほぼ同じです。日常会話から学術的な場面まで幅広く使われる単語で、「虫」の中でもとくに脚が6本のものを指し、生物学的な分類で使われます。

他の品詞形や活用


  • 名詞の複数形: insects

  • 形容詞形: 直接の形容詞形は少ないですが、「昆虫の〜」を表す場合には “insect” を形容詞的に用いるか、“insect-like” や “insectoid” など派生語を使うことがあります。

  • 動詞形としては存在しません。

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: 後ほど詳しく説明しますが、ラテン語の “insectum” が由来で、「切り刻まれたもの」や「区切られたもの」が元になっています。

  • 語幹・接頭語・接尾語: 一般的に “in-” が接頭語に見えますが、この単語はラテン語からそのまま入ってきたため、現代英語としては “in-“ が語幹の一部になっています。

関連語や派生語


  • insecticide: 殺虫剤 (cide: 殺すという意味の接尾語)

  • insectivore: 食虫生物 (vore: 食べるという意味の接尾語)

  • insect-like / insectoid: 昆虫に似た・昆虫のような

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. an insect bite


    • 昆虫に刺されること


  2. an insect repellent


    • 虫除けスプレー


  3. insect wings


    • 昆虫の羽


  4. insect anatomy


    • 昆虫の解剖学(体の構造)


  5. swarms of insects


    • 大群の昆虫


  6. beneficial insects


    • 有益な昆虫(農作物を害虫から守るなど)


  7. insect infestation


    • 昆虫の大量発生・蔓延


  8. insect species


    • 昆虫種


  9. insect-based diet


    • 昆虫食


  10. insect research


    • 昆虫の研究


3. 語源とニュアンス

“insect” は、ラテン語の “insectum” から来ています。もともと “insectum” は「切れ目の入ったもの」という意味で、昆虫の体が頭部・胸部・腹部の3つに分かれていることを示しています。中世ごろにはフランス語を経て英語に取り入れられ、現在の “insect” になりました。

ニュアンスとしては、学術的にも日常的にも広く使われる言葉です。フォーマルかつ科学的な文脈で使われることが多いですが、普通の会話でもよく登場します。例えば「バグ(bug)」という口語の言い方にくらべると、やや正確さを示すニュアンスがあります。

4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): 1匹の昆虫 = an insect、複数の場合は insects

  • 一般的な構文:


    • “The insect landed on my arm.” (その昆虫は私の腕に止まった)

    • “Insects are essential to the ecosystem.” (昆虫は生態系に不可欠です)


イディオムとしては直接 “insect” を使ったものは少ないですが、生物学や動物学では頻繁に登場します。

使用シーンとしては、論文や科学ドキュメンタリーなどフォーマルな文脈だけでなく、日常会話や学校教育など、多岐にわたります。

5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “There’s an insect crawling on the table!”


    • 「テーブルの上を昆虫が這ってるよ!」


  2. “I’m not a fan of insects, especially spiders.”


    • 「私は昆虫が苦手なんだ、特にクモが嫌いで。」

    • ※クモは厳密には昆虫ではなく節足動物ですが、日常会話でよく混同されます。


  3. “We found some interesting insects after the rain.”


    • 「雨上がりに面白い昆虫をいくつか見つけたよ。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to ensure our warehouse is free of insects.”


    • 「倉庫から昆虫がいなくなるようにしないといけません。」


  2. “The new insect repellent formula is more effective.”


    • 「新しい虫除けの配合は、より効果的です。」


  3. “Our agriculture department is researching insect pollinators.”


    • 「農業部門では、受粉を行う昆虫について研究しています。」


学術的な文脈での例文


  1. “Insects play a crucial role in pollination and nutrient cycling.”


    • 「昆虫は花粉媒介や養分循環において重要な役割を果たします。」


  2. “The taxonomy of insects is incredibly diverse, with millions of species.”


    • 「昆虫の分類学は非常に多様性に富んでおり、何百万種も存在します。」


  3. “Many insects exhibit complex social structures, such as ants or bees.”


    • 「アリやハチのように、多くの昆虫は複雑な社会的構造を示します。」


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. bug (バグ): 口語ではどんな小さな虫でも「バグ」と呼びますが、やや曖昧な表現。

    2. pest (害虫): 農作物や生活に被害をもたらす虫を指す場合。

    3. creature (生き物): 昆虫だけに限定されず、生き物全般を指す広い言葉。


  • 反意語


    • (特定の対義語はありませんが)昆虫と対置して “vertebrates” (脊椎動物) などを挙げる場合はあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɪn.sekt/

  • アクセントの位置: in の音節に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはなく、どちらも /ˈɪn.sekt/ で発音します。

  • よくある間違い: “insekt” とスペルミスをする学習者がいますが、正しくは “insect” です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “insect” を “insekt” と書いてしまう。

  • 同音異義語との混同: 音の似ている単語はあまりありませんが、“incense (香)” と混同する人がまれにいます。

  • 試験対策: TOEIC や英検などで動物や虫に関するパッセージが出題される際には、対策として覚えておくと役立ちます。

  • 文法: 可算名詞なので、単数・複数に注意しましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源: “insect” は「切れ目があるもの」というラテン語の “insectum” から。昆虫の体節が区切られているイメージがあると覚えやすいです。

  • 連想: 頭・胸・腹がしっかり分かれている外骨格生物、とイメージすると「insect」の意味を結びつけやすくなります。

  • 勉強テクニック: 昆虫の写真やイラストを見て、「頭部・胸部・腹部に分かれているから insect」と視覚的に覚えると記憶に残りやすいでしょう。


以上が “insect” の詳細な解説です。日常生活だけでなく、ビジネスや学術分野など、さまざまな場面で便利に使える単語なので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
insect
意味(1)

昆虫;(一般に)虫

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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