最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

calcium

カルシウム(金属元素;化学記号はCa)

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カルシウムは、強い骨と歯のために必要な重要なミネラルです。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: calcium

品詞: 名詞(不可算名詞)

意味(英語): A chemical element, essential for living organisms, especially in bone formation and cellular functions.

意味(日本語): 「カルシウム」。生物にとって重要な化学元素で、特に骨の形成や細胞活動などに欠かせません。牛乳や小魚などの食品から摂取する栄養素としてもよく知られています。

「骨や歯を強くするのに必要な成分」というニュアンスで、健康や栄養の文脈でよく使われます。


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • ある程度科学的知識や健康関連の英単語に慣れている学習者にとっては理解しやすい単語ですが、科学的背景を知らない人には少し難しく感じられるかもしれません。


活用形・他の品詞


  • 名詞: calcium(基本形)


    • 不可算名詞なので原則複数形は取りませんが、まれに専門文献で「different isotopes of calciums」などのように使われることがあります。一般的には用いません。


  • 形容詞形としては calcic(「カルシウムの豊富な」などの意味)もありますが、日常ではあまり耳にしません。

  • 派生語として calcify(動詞: カルシウムを沈着させる/石灰化する), calcification(名詞: 石灰化)などがあります。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: 「calc-」は、ラテン語で「石灰(lime)」を意味する “calx” に由来すると考えられています。

  • 接尾語: 「-ium」は化学元素を表す語尾です。

派生語・関連語


  • calcify (動詞): カルシウムを沈着させる/石灰化する

  • calcification (名詞): 石灰化

  • calcic (形容詞): カルシウムを多く含む

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. calcium supplement (カルシウムサプリメント)

  2. calcium intake (カルシウム摂取)

  3. calcium deficiency (カルシウム不足)

  4. calcium carbonate (炭酸カルシウム)

  5. calcium level (カルシウム濃度)

  6. calcium deposit (カルシウム沈着)

  7. calcium channel blocker (カルシウム拮抗薬)

  8. calcium absorption (カルシウム吸収)

  9. dietary calcium (食事由来のカルシウム)

  10. bone calcium (骨のカルシウム量)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 英語の “calcium” は、ラテン語で「石灰」を意味する “calx” に由来します。石灰石やチョークなど、石灰質の物質を示すルーツです。元々は地質学や化学の分野で用いられていましたが、医学や栄養学の発展とともに一般にも広く使われるようになりました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 科学的・栄養的文脈で最も頻繁に使われます。

  • 「骨を作る」「健康に良い」というポジティブなイメージで使われることが多いですが、医学的には不足や過剰摂取のリスクを説明する際にも用いられます。

  • フォーマル/インフォーマル問わず使われる単語ですが、会話で「カルシウム摂ってる?」などのように、栄養話題で口語的に使われる場面も多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(不可算): 「one calcium」や「two calciums」といった数え方はしません。「some calcium」「a certain amount of calcium」のように表現します。

  • 文法的には、主語・目的語どちらにも使えますが、科学的文脈では「Calcium is essential for bone growth.」のように主語になる形がよく見られます。

  • 使用シーン


    • フォーマル: 医学論文、栄養ガイドライン、化学の授業

    • カジュアル: 健康や食生活に関する話題


一般的な構文例


  • “(Something) contains high levels of calcium.”

    (何かには高いカルシウム含有量がある)

  • “(Someone) needs more calcium in their diet.”

    (誰々は食事でより多くのカルシウムを必要としている)


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈ごとに例文を示します。

1) 日常会話(カジュアル)


  1. “I always drink milk to get enough calcium.”

    (十分なカルシウムを摂るために、いつも牛乳を飲んでるんだ。)

  2. “My doctor said I should increase my calcium intake.”

    (医者から、カルシウム摂取量を増やすように言われたよ。)

  3. “Calcium is important, especially as we get older.”

    (カルシウムは特に年齢を重ねるほど大切だよね。)

2) ビジネス(ミーティングや資料など)


  1. “Our new product is fortified with calcium to support bone health.”

    (弊社の新製品は、骨の健康をサポートするためにカルシウムを強化配合しています。)

  2. “We need to focus on promoting the calcium benefits in our ad campaign.”

    (広告キャンペーンではカルシウムのメリットを強調する必要があります。)

  3. “The supplement market for calcium has grown significantly over the past decade.”

    (過去10年でカルシウムのサプリメント市場は著しく成長しています。)

3) 学術的(論文や講義など)


  1. “Calcium plays a pivotal role in signal transduction pathways within cells.”

    (カルシウムは細胞内のシグナル伝達経路において極めて重要な役割を果たす。)

  2. “A deficiency in calcium can lead to osteoporosis in the long term.”

    (カルシウム不足は長期的に骨粗鬆症につながる可能性がある。)

  3. “The study examines the correlation between dietary calcium and fracture risk.”

    (本研究は、食事からのカルシウム摂取と骨折リスクとの相関を調査している。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    • “mineral” (ミネラル): カルシウムが属する栄養素の総称。カルシウム以外にも鉄やマグネシウムなどを含む。

    • カルシウムとは異なり、必ずしも骨形成に特化しない。

    • “nutrient” (栄養素): もっと広い意味で、ビタミン・ミネラルなど全般を指す総称。

    • カルシウムはこの中の一つ。


  • 反意語


    • カルシウムは元素・栄養素なので、「反意語」に当たる明確な単語はありません。栄養的に対立概念はありませんが、「calcium deficiency」(カルシウム欠乏)は “sufficient calcium”(十分なカルシウム)と対比される関係に近いです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈkæl.si.əm/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありません。


  • アクセント(強勢)は最初の音節「CAL」にあります。

  • よくある間違いとして、最後の「-ium」を早口で「-um」と短く発音してしまう場合がありますが、正しくは「カル-シー-アム」と3拍に分けて発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “calcium” の “-cium” を “-cium” 以外にしてしまう(例: “calcum”, “calcuim”)など。

  • 発音: /ˈkæl.si.əm/ と、アクセント・母音を意識する。

  • 同音異義語との混同: 特に “calcium” は同音異義語がないため紛らわしい単語は少ないですが、“calculate”(計算する)や “calculus”(微積分)と混同されることがあります。語源は近いが意味は大きく異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検では、栄養や健康管理に関するリーディングパッセージなどに出てくる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「calc-」=石灰、チョークを連想すると覚えやすいでしょう。実際にチョークは主成分が炭酸カルシウム(calcium carbonate)です。

  • 覚え方: “Calcium keeps your bones ‘calm and strong’.” のように、頭文字の “Cal” を “Calm” や “Chalk” と結びつけると記憶が定着しやすいです。

  • 日常での連想: 牛乳・小魚・骨・歯などを思い浮かべると自然に「カルシウム」をイメージできます。


以上が “calcium” の詳細な解説です。骨や歯といえば「カルシウム」という連想が付きやすく、健康や栄養分野の話題で必ず登場する重要ワードなので、ぜひ押さえておきましょう。

意味のイメージ
calcium
意味(1)

カルシウム(金属元素;化学記号はCa)

学術英単語(NAWL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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