最終更新日:2025/07/17
not standard or normal; in statistics: the difference between one of a set of values and some fixed value, usually the mean of the set.
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元となった辞書の項目
deviation
解説
1. 基本情報と概要
単語: deviation
品詞: 名詞 (countable・可算名詞)
- 英語の意味: A departure from a standard, norm, or expected course.
- 日本語の意味: 逸脱、偏差、ずれ。
「ルールや基準から外れていることや、正しい(または期待された)方向から少し外れてしまった状態」を表すときに使われる単語です。たとえば、統計や数学の文脈では「偏差」、一般的な文脈では「逸脱」や「ずれ」を意味します。
活用形
名詞なので時制変化はありません。代わりに、形容詞形や動詞形など、別の品詞へ変化する例を挙げます。
- deviate (動詞): それる、逸脱する
- deviant (形容詞/名詞): 逸脱した(形容詞として)、逸脱者(名詞として)
CEFRレベル
- B2 (中上級): 日常会話だけでなく、ビジネスや学術的な文章でも活躍する単語で、ある程度高い英語レベルで頻出します。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “deviat”
- “via” はラテン語で「道」を意味する語根(例:“via” = ~を通って)。
- “via” はラテン語で「道」を意味する語根(例:“via” = ~を通って)。
- 接頭語: “de-”
- ラテン語由来の「下へ」「外へ」というニュアンスを持ち、方向や位置の変化を示すことがあります。
- ラテン語由来の「下へ」「外へ」というニュアンスを持ち、方向や位置の変化を示すことがあります。
- 接尾語: “-ion”
- 名詞化するときによく用いられる接尾語。
派生語や類縁語
- deviate (動詞): それる、逸脱する
- deviant (形容詞/名詞): 逸脱した、逸脱者
- deviationism (名詞): 逸脱主義(政治や思想でのマルクス主義などで離反する動きを指すことが多い)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- slight deviation → わずかな逸脱
- major deviation → 大きな逸脱
- standard deviation → 標準偏差
- policy deviation → 方針からの逸脱
- acceptable deviation → 許容できるずれ
- random deviation → ランダムな偏差
- deviation from the norm → 規範からの逸脱
- deviation in quality → 品質のばらつき
- measure the deviation → 偏差を測定する
- detect a deviation → 逸脱を検出する
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の deviatio
(道から逸れること)に由来します。
「標準や基準からずれる」というやや硬めの表現であり、フォーマルな文章や報告書、学術的な上下文で使われることが多いです。日常会話で「ずれている感じ」を表す場合は “off-track” や “off course” などの方がカジュアルです。
- 使用時の注意点:
- フォーマル寄りで、特にビジネス文書や学術的報告に用いられる傾向があります。
- 「許容範囲の誤差」「標準からのずれ」を指すことが多いため、深刻な逸脱にも軽微な逸脱にも使えます。文脈で程度を補足するのが一般的です。
- フォーマル寄りで、特にビジネス文書や学術的報告に用いられる傾向があります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable): a deviation, multiple deviations など。
- 一般的構文:
- “There is a deviation from the plan.” (計画からの逸脱がある)
- “We noted a slight deviation in the results.” (結果にわずかな偏差があったと注意した)
- “There is a deviation from the plan.” (計画からの逸脱がある)
フォーマルな文書や専門的な場面で使われることが多いですが、日常的なシーンでも「考えや行動がずれた」という意味で使う場合があります。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “There was a slight deviation in the recipe, and that’s why the flavor changed.”
(レシピからちょっと外れたから、味が変わっちゃったんだよ。) - “I noticed a deviation in our plan, but I think we can still manage.”
(計画にズレがあると気づいたけど、まだ何とかなるよ。) - “Her fashion sense is a fascinating deviation from the usual trends.”
(彼女のファッションセンスは、いつもの流行からの興味深い逸脱だね。)
ビジネスシーン (フォーマル)
- “Any deviation from the company’s guidelines must be reported immediately.”
(会社のガイドラインからの逸脱は、すみやかに報告されなければなりません。) - “We will conduct an audit to identify any deviation from industry standards.”
(業界標準からの逸脱がないか確認するために監査を実施します。) - “Please clarify the reason for this deviation and recommend corrective actions.”
(この逸脱の理由を明確にし、是正措置を提案してください。)
学術的な文脈 (アカデミック)
- “The standard deviation indicates how much the data points vary from the mean.”
(標準偏差は、データが平均値からどの程度ばらついているかを示す。) - “A slight deviation in the experimental method could lead to significant errors.”
(実験手法のごくわずかな逸脱が、大きな誤差を生む可能性がある。) - “Researchers must account for any deviation from the initial hypothesis.”
(研究者は、初期仮説からのいかなる逸脱も考慮しなければならない。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- departure (逸脱、離脱)
- フォーマル度は同程度。ただし「離れる」というニュアンスが強い。
- フォーマル度は同程度。ただし「離れる」というニュアンスが強い。
- variance (変動、相違)
- 数学や統計用語としても使われる。「ばらつき」「相違」のニュアンス。
- 数学や統計用語としても使われる。「ばらつき」「相違」のニュアンス。
- anomaly (異例、異常)
- 一般的に「異常」というニュアンスが強く、より特別に感じられるシーンに用いる。
- 一般的に「異常」というニュアンスが強く、より特別に感じられるシーンに用いる。
反意語 (Antonyms)
- conformity (適合、一致)
- 基準や規範に従う・一致するという意味。
- 基準や規範に従う・一致するという意味。
- consistency (一貫性、矛盾がない状態)
- 一貫して同じ基準に沿う状態を示す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌdiːviˈeɪʃən/
- アメリカ英語 (GA) / イギリス英語 (RP) での発音**: 大きな違いはありません。
- アクセントは “-vi-” の部分。
- アクセントは “-vi-” の部分。
- よくある発音の間違い: “e” の音を曖昧にしてしまうと「デビアション」になってしまうことがありますが、実際には “deee-vi-AY-shun” と「イー」の発音をやや強めにするイメージです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: deviation → devation と “i” を抜かす間違い。
- 意味の取り違え: 「逸脱」「偏差」のフォーマルなニュアンスを理解せずに、口語で「ちょっと変わってる」のように軽い気持ちで使うと文脈に合わない場合がある。
- TOEICや英検など試験対策:
- ビジネス報告や学術的文章内で頻出。
- 読解パートで “deviation from guidelines” のように出題されることがあるため、もとの形 “deviate” と合わせて覚えておくと便利。
- ビジネス報告や学術的文章内で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 連想の仕方:
- “de-” は「離れる・下がる」というイメージ、 “via” は「道」。そこから「道から離れる」=「逸脱」をイメージすると覚えやすいです。
- “de-” は「離れる・下がる」というイメージ、 “via” は「道」。そこから「道から離れる」=「逸脱」をイメージすると覚えやすいです。
- スペリングのこつ:
- “de|vi|a|tion” と音節を区切って覚えると “i” の文字を落としにくくなります。
- “de|vi|a|tion” と音節を区切って覚えると “i” の文字を落としにくくなります。
- 勉強テクニック:
- “deviate” とのセットで覚える。 “to deviate from the path” → “the deviation from the path.”
- “deviate” とのセットで覚える。 “to deviate from the path” → “the deviation from the path.”
これらを押さえておくと、専門文書でも違和感なく使えるようになります。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉〈U〉(…から)外れること,(…からの)脱線,逸脱《+from+名》
意味(2)
〈C〉偏差;磁針の自差