最終更新日:2025/06/25

to bring about an agreement between persons or groups, act as a helper

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元となった辞書の項目

mediate

〈紛争・相違点など〉‘を'調停する,仲裁する / 〈妥協・和解・同意など〉‘を'仲裁して成立させる / (両者の)調停をする《+between+名》 / 仲介者(媒介物)を通じての,間接の

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仲介者は二つの当事者間の紛争を調停するのを助けました。

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解説

「mediate」の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: mediate

品詞: 動詞 (他動詞および自動詞として使われる)

意味(英語):

・To act as an intermediary or go-between to help parties reach an agreement.

・To bring about (a settlement, agreement, or action) by intervening in a dispute.

意味(日本語):

・仲介する、仲裁する、(対立や紛争などで)両者の間に入って調整する

「対立する人々や組織の間に入り、合意に至るように調整をする」というニュアンスの単語です。交渉や紛争などを解決する際に、両者をつなぐ役割を果たします。ビジネスの場面や、外交、家庭内・組織内のトラブルなど、幅広い場面で使われます。

活用形:


  • 現在形: mediate

  • 過去形: mediated

  • 過去分詞形: mediated

  • 現在分詞/動名詞形: mediating

  • 三人称単数現在形: mediates

他の品詞形:


  • 名詞形: mediation (仲裁、調停)、mediator (仲裁人、調停者)

  • 形容詞形: mediatory (仲介の)

CEFRレベル:


  • B2 (中上級) 以上で学習されることが多い単語です。交渉や討論などの文脈で理解が必要になるため、中級〜上級で習得すると望ましい単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 語幹: medi- (「中間」や「中央」を示すラテン語由来の語幹: medius)

  • 接尾語: -ate (動詞化する接尾語)

派生語や類縁語


  • mediator(名詞): 仲裁者、調停者

  • mediation(名詞): 仲裁、調停

  • intermediate(形容詞): 中間の、中級の

  • media(名詞): 「media」は別語源の複数形ですが、「中間伝達」の役割をする点から一部関連があります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. mediate a dispute(紛争を仲裁する)

  2. mediate between two parties(2者間を調停する)

  3. mediate the conflict(衝突・対立を仲裁する)

  4. act as a mediator(仲裁役を務める)

  5. successful mediation(成功した調停)

  6. mediate an agreement(合意に導くよう仲介する)

  7. professional mediator(専門の仲裁人)

  8. request mediation(調停を要請する)

  9. serve as an intermediary(仲介者として働く)

  10. neutral third party(中立な第三者として)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「medius(=middle、中間)」が語源となっています。「両者の間に入る」というニュアンスを強く持ちます。

  • 歴史的使用: 紛争解決や外交問題などで古くから使われてきましたが、現代ではビジネスの交渉や日常トラブルなど幅広い領域で使われます。

  • 使用時の注意点: 「仲裁する」という意味は、利害の異なる両者に「正しく公正に」関わるニュアンスを含みます。口語でも使われますが、ややフォーマルな響きがあるため、公的/公式な場面での使用頻度が高いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞の用法: mediate + 目的語 (例: mediate a settlement, mediate a dispute)

  • 自動詞の用法: mediate between + 主語 (例: mediate between two conflicting sides)

  • 一般的な構文:


    • A mediates between B and C.(AがBとCの間を調停する)

    • to mediate an agreement/solution(解決策に向けて仲裁する)


  • フォーマル/カジュアルの違い:


    • フォーマルな文章やビジネス文書で使われることが多い。口語でも使われるが、「仲裁」という状況自体がややフォーマルなので、カジュアルな会話では help settle an argument など他の表現になることも多いです。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3つ)


  1. Could you mediate between my sister and me? We had a big fight yesterday.

    →「私と姉(妹)の間を仲裁してくれない? 昨日大きなケンカをしたんだ。」


  2. I tried to mediate, but they wouldn’t listen to me.

    →「仲裁しようとしたんだけど、聞く耳を持ってくれなかった。」


  3. She often mediates small conflicts in our friend group.

    →「彼女は私たちのグループでよく小さな対立を仲裁してくれるんだ。」


(2) ビジネスでの例文(3つ)


  1. The manager was called in to mediate the disagreement between departments.

    →「マネージャーが呼ばれて、部署間の意見対立を仲裁した。」


  2. We hired a professional mediator to mediate the contract negotiations.

    →「契約交渉を仲裁するために、プロの調停人を雇いました。」


  3. They needed a third party to mediate the dispute over intellectual property rights.

    →「知的財産権に関する紛争を仲裁するために、第三者が必要でした。」


(3) 学術的・フォーマルな文脈の例文(3つ)


  1. An impartial observer is often required to mediate complex international issues.

    →「複雑な国際問題を仲裁するには、しばしば公正なオブザーバーが必要となる。」


  2. Organizations such as the UN frequently mediate conflicts between member states.

    →「国連のような組織は、加盟国同士の紛争をしばしば調停します。」


  3. Academic conferences sometimes mediate discussions on ethical considerations.

    →「学術会議では、倫理的な問題に関する議論を調停する場合もあります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. arbitrate (仲裁する)


    • 「公正に判定する」という要素が強い。調停というよりも、当事者の代わりに最終判断を下す行為。


  2. negotiate (交渉する)


    • 「利害をすり合わせる」ニュアンス。直接当事者同士が交渉し合う場合も多い。


  3. intervene (介入する)


    • 「問題に割って入る」という広い意味。調停よりも、危機や紛争に介入する一般的イメージ。


反意語 (Antonyms)


  1. exacerbate (悪化させる)


    • 紛争を調停するのではなく、状況をさらに悪化させる意味。


  2. instigate (扇動する)


    • 紛争や対立を起こす・煽るイメージで、mediate と正反対の行為。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmiːdiˌeɪt/

  • アメリカ英語: [míːdièit] のように語頭「mee」とはっきり発音。

  • イギリス英語: アメリカ英語とほぼ同様だが、若干子音の響きが違う程度。

  • アクセント: 最初の「mé」の部分に強勢がきます (ME-di-ate)。

  • よくある間違い: mediatemeditate (瞑想する) と混同してしまうことがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “mediate” (仲裁する) と “meditate” (瞑想する) の混同。つづりが似ているが、意味が大きく異なる。

  • 同音異義語との混同: 上述の “mediate” / “meditate” は見た目も音も近い。発音をしっかり区別しておくこと。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、ビジネスや国際関係の文脈で出題される可能性がある。単語選択問題や長文読解中での文意把握に注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 medi- は「中間」: medium, median, media など「中間」のイメージ。まずは「間に入る」ことを想起すると覚えやすいです。

  • meditate との違い: “medIate” (I will help you) と “medItate” (I think in my mind) と覚えると混ざりにくい。

  • ストーリーで覚える: 「対立する人Aと人Bの真ん中に立って、彼らを平和へ導く仲裁をする」というイメージを持つと定着しやすいです。


以上が「mediate」の詳細な解説です。仲裁や調停といった場面でとても役立つ単語なので、しっかり覚えて使いこなせるようにしましょう。

意味のイメージ
mediate
意味(1)

〈紛争・相違点など〉‘を'調停する,仲裁する

意味(2)

〈妥協・和解・同意など〉‘を'仲裁して成立させる

意味(3)

(両者の)調停をする《+between+

意味(4)

仲介者(媒介物)を通じての,間接の

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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