最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

classification

名詞

〈U〉〈C〉分類 / 分類法 / 分類結果

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解説

以下では、名詞「classification」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: classification

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語): The act or process of grouping things based on shared qualities or characteristics.

意味 (日本語): 何かを共通の特徴や性質によって分類すること

「classification」は、「物事を共通点や特徴によってグループ分けする行為や、その結果として得られる分類」を指す単語です。専門的な文脈から日常的な場面まで、幅広く「分類」というニュアンスで用いられます。


  • 活用形: 名詞なので、動詞ほどの活用はありませんが、可算名詞・不可算名詞両方の使い方が可能です。後述の文法的特徴で説明します。


  • 他の品詞の例:


    • 動詞: classify (分類する)

    • 形容詞: classified (分類された / 機密指定された [別の意味もあり])


CEFRレベル: B2 (中上級)

英語学習に慣れてきて、少し抽象的な概念や学術的要素に触れられるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • class(基本の語根: 階級・分類などを表す)

  • -i-(発音上のつなぎ要素)

  • -fic(「作る」「〜にする」の要素)

  • -ation(名詞を作る接尾語。「〜すること」「〜の状態」)

結果として「クラス(階級・グループ)を作る行為」を意味するようになりました。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. classification system(分類システム)

  2. data classification(データ分類)

  3. classification criteria(分類基準)

  4. taxonomic classification(分類学上の分類)

  5. classification scheme(分類方式)

  6. classification method(分類手法)

  7. classification table(分類表)

  8. official classification(公式分類)

  9. genre classification(ジャンル分類)

  10. social classification(社会的分類)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “classis” (軍隊・グループ・階級) に由来し、その後 “classify” が「分類する」の意味で使われ、名詞形が “classification” として定着しました。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 「分類」というとやや堅い印象ですが、日常会話からビジネス・学術分野まで幅広く使われます。

  • 論文やレポートなど、フォーマルな場面では特に頻繁に目にします。

  • カジュアルな会話でも「グループ分けをしたい」など既存のカテゴリー分けを強調するときに使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 一般的には不可算名詞として扱われることが多いですが、複数の「分類群」や「分類項目」を指す場合には可算名詞 (classifications) として扱います。

    例: “There are several classifications of these documents.” (これらの文書にはいくつかの分類がある)


  • 構文例:


    • the classification of 〜「〜の分類」

    • under this classification「この分類のもとで」

    • 動詞 “classify” を用いた表現 (“be classified as 〜”「〜として分類される」) とセットで使われることが多いです。


  • フォーマル/カジュアル:


    • フォーマル: 論文、プレゼンテーション、ビジネス文書など

    • カジュアル: 普通の会話で「〜を分類する」という話題を説明したい場合



5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈でそれぞれ3例ずつ提示します。

A. 日常会話での例文


  1. “I need a better classification for all these photos on my phone.”

    (携帯の写真を整理するために、もっと良い分類法が必要だな。)


  2. “Her classification of skincare products makes it super easy to find what I need.”

    (彼女のスキンケア製品の分類がすごくわかりやすくて、必要なものを見つけやすいよ。)


  3. “Could you explain your classification of these recipes by difficulty level?”

    (これらのレシピを難易度別に分類した理由を詳しく教えてくれる?)


B. ビジネスでの例文


  1. “We are currently devising a new classification system for our product lines.”

    (私たちは今、製品ラインの新たな分類システムを考案中です。)


  2. “Proper classification of customer data is critical for privacy compliance.”

    (顧客データを正しく分類することは、プライバシー遵守にとって極めて重要です。)


  3. “Let’s discuss the classification criteria for job positions at the next meeting.”

    (次のミーティングで職位の分類基準について話し合いましょう。)


C. 学術的な文脈での例文


  1. “The taxonomic classification of these organisms has been under debate for decades.”

    (これらの生物の分類学上の分類は数十年にわたり議論されてきました。)


  2. “In our research, a clear classification of variables was essential for accurate results.”

    (研究では、正確な結果を得るために変数の明確な分類が不可欠でした。)


  3. “This paper proposes a novel classification approach for analyzing social networks.”

    (本稿では、ソーシャルネットワークを分析するための新しい分類手法を提案します。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. categorization(カテゴリー分け)

    2. grouping(グループ化)

    3. organization(整理・体系化)


これらはすべて「何かをまとめたり、分類したりする」という点で似ていますが、


  • “categorization” は分類作業そのものに焦点があり、ややフォーマル。

  • “grouping” は単にグループにまとめるという柔らかいニュアンス。

  • “organization” は「全体を整える・体系化する」要素が強く、広い意味での整理を表す場合に使われます。


    • 反意語 (Antonyms)


  • disorganization(無秩序)


  • chaos(混沌)


これらは分類や整理とは逆に、混乱や無秩序を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˌklæsɪfɪˈkeɪʃən/

  • イギリス英語: /ˌklæsɪfɪˈkeɪʃən/

アクセント: “clas-si-fi-ca-tion” と、-ca- の部分が強く発音されます。

よくある発音ミス:


  • 「クラッシフィケーション」と母音が増えすぎたり、 -ca- の音が弱くなるミスが多いです。

  • “fi” の部分を [fi] ではなく [fɪ] と正しく発音するよう注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “classfication” や “clasification” などと “i” を抜かしてしまいやすいので注意が必要です。

  • 同音異義語: 類似したものとしては “classification” と “classifying” がごっちゃになる場合があります。意味や品詞(名詞/動詞)の違いを意識しましょう。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでも「分類」関連の話題 (データ管理やレポート作成) の中で出題される可能性があります。グラフや表の分析文脈で見かけたら注目しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “class” から考える: 教室の“class”と同じつづりなので、「クラスごとに分ける」イメージを持つ。

  • 語尾 “-tion” で「何かを行うこと」: “action, operation, organization” などと同じ仲間で、「〜すること」の名詞形。

  • 覚え方: 「class (クラス) を作る (fi) 行為 (cation)」と頭の中で分解すると、スペルが定着しやすいです。


「classification」は、文章でも会話でもよく現れる重要単語です。上記のポイントを踏まえながら、分類にまつわるさまざまな場面で活用してみてください。

意味のイメージ
classification
意味(1)

分類(作業);分類法;分類結果

意味(2)

《生物学上の》分類

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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