最終更新日:2025/06/22
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元となった辞書の項目

psychologist

名詞

心理学者

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心理学者は人間の行動を研究するために一連の実験を行った。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: psychologist

日本語: 心理学者

心理学や人の心の働きを専門に研究・分析し、心理療法などを行う人のことです。たとえば、精神面の問題に対してアドバイスをしたり、カウンセリングを行ったりします。日常では「心や行動を専門的に理解している人」というニュアンスで使われます。


  • 品詞: 名詞 (countable noun)

  • 活用形:


    • 単数: psychologist

    • 複数: psychologists


  • 他の品詞になったときの例:


    • 形容詞: psychological (心理的な)

    • 名詞: psychology (心理学)

    • 副詞: psychologically (心理的に)


  • CEFRレベルの目安: B2(中上級)


    • B2(中上級): 日常会話からより専門的な話題まで幅広く理解・活用できるレベルです。



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “psycho-”


    • 古代ギリシャ語の“psyche”(心、魂)に由来し、「心、精神」を意味します。


  • 語幹: “psycholog(y)”


    • “logos” (言葉、学問)と組み合わさり「心理学」の意味を表します。


  • 接尾語: “-ist”


    • 「専門家・~を行う人」の意味があります。


関連語や派生語


  • psyche: (名詞)心、精神

  • psychiatrist: (名詞)精神科医(医学的に治療を行う医師)

  • psychotherapy: (名詞)心理療法

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. clinical psychologist


    • 日本語訳: 臨床心理士


  2. forensic psychologist


    • 日本語訳: 犯罪心理学者


  3. consulting psychologist


    • 日本語訳: コンサルティング心理学者


  4. child psychologist


    • 日本語訳: 児童心理学者


  5. behavior psychologist


    • 日本語訳: 行動心理学者


  6. research psychologist


    • 日本語訳: 研究心理学者


  7. school psychologist


    • 日本語訳: スクールカウンセラー(学校心理学者)


  8. cognitive psychologist


    • 日本語訳: 認知心理学者


  9. counseling psychologist


    • 日本語訳: カウンセリング心理士


  10. licensed psychologist


    • 日本語訳: 有資格の心理学者



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「psychologist」は、古代ギリシャ語の“psyche” (心、魂) + “logos” (学問) に接尾語“-ist”が加わったものです。


  • 歴史的背景:


    • 心理学という分野が確立されてきた19世紀後半以降、心の働きを科学的に研究する専門家の呼称として使われるようになりました。


  • ニュアンスや使用時の注意:


    • 「psychologist」はあくまで学術的・専門的な肩書きや職業名です。「psychiatrist」と区別をつける必要があります(psychiatristは医学的治療を行う精神科医)。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 一般的にはフォーマルな職業名として使われますが、日常会話でも「心の専門家」として気軽に言及することもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算:


    • 「psychologist」は可算名詞です。ひとりの心理学者を指す場合に「a psychologist」、複数存在する場合に「psychologists」とします。


  • よく使われる構文例:


    1. “(Subject) is a psychologist specializing in (specific field).”


      • 例: “She is a psychologist specializing in child development.”


    2. “(Subject) consulted a psychologist to (目的).”


      • 例: “He consulted a psychologist to deal with his anxiety.”


    3. “According to psychologists, (主張や理論).”


      • 例: “According to psychologists, stress can have a significant impact on overall health.”



  • イディオム・フレーズ:


    • 直接的なイディオムはあまりありませんが、「see a psychologist(心理学者に相談する)」は口語でよく使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I think I should talk to a psychologist about my stress at work.”


    • 仕事のストレスについて心理学者と話をしたほうがいいと思うな。


  2. “My friend’s a psychologist, and she’s really insightful about people’s behaviors.”


    • 友達が心理学者なんだけど、人の行動についてとても洞察力があるの。


  3. “I’ve never considered seeing a psychologist before, but maybe it could help.”


    • 今まで心理学者に相談したことはなかったけれど、役に立つかもしれないね。


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company hired an organizational psychologist to improve employee satisfaction.”


    • うちの会社は従業員満足度を高めるために産業心理学者を雇いました。


  2. “The psychologist conducted a stress management workshop for all staff.”


    • 心理学者が全スタッフ向けにストレス管理のワークショップを開催しました。


  3. “A consulting psychologist can provide guidance on team dynamics.”


    • コンサルティング心理学者はチームの人間関係に関して指導を行うことができます。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Many psychologists argue that early childhood experiences shape adult behavior.”


    • 多くの心理学者は、幼児期の経験が成人後の行動を形作ると主張しています。


  2. “This study was conducted by a renowned developmental psychologist.”


    • この研究は著名な発達心理学者によって行われました。


  3. “Psychologists often employ both quantitative and qualitative research methods.”


    • 心理学者は定量的・定性的の両方の研究手法を採用することが多いです。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. therapist (セラピスト)


    • 心理療法を行ったり、カウンセリングを提供したりする人。必ずしも心理学の学位を持っていない場合もある。


  2. counselor (カウンセラー)


    • 悩みに対して助言を与える専門家。心理学者であることも多いが、資格要件は国や分野によって異なる。


反意語


  • 明確な「反意語」はありませんが、「patient (患者)」などは心理学者(専門家)と対立する立場(専門家と相談者)として置かれることがあります。ただし「専門家 vs. 患者」は厳密には反意語の関係ではありません。


  • 医学的な比較対象として「psychiatrist (精神科医)」がありますが、こちらは反意語ではなく、むしろ関連領域の専門家です(医療行為を行う、薬を処方できるなどの違いがあります)。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /saɪˈkɒlədʒɪst/ (イギリス英語), /saɪˈkɑːlədʒɪst/ (アメリカ英語)

  • アクセントは “-kol-” の部分にあります: psy*chol*ogist

  • アメリカ英語とイギリス英語で “o” の発音がまれに異なります。

  • “p” の直後の “s” が無声音でつながるので、「サイ」ではなく「サイコ」とスムーズに発音するように注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「psychologist」の “h” が抜けたり、「psycolgist」と綴ってしまうミス。

  • 同音異義語との混同: “psychic” や “psyche” との混同に注意。意味が異なる。

  • “psychiatrist” と混同: psychiatrist は医学部出身の精神科医である場合が多く、薬を処方できる点が違います。

  • 試験対策: TOEICや英検では、医療や職業に関する話題で用語として登場する可能性があります。文脈から“心理学者”であることを理解しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “psycho + log + ist” のように、心(psycho)+学問(log)+人(ist)と分解して覚えると理解しやすいです。

  • スペルを覚えるときは “psychol-ogist” のように区切りを入れる、あるいは“psycho” (サイコ) + “logist” (ロジスト) でイメージすると混乱が減ります。

  • “psyche” (心) と関連づけて意味を思い出すと、「心を専門的に扱う人だな」とすぐにイメージできます。

学習や試験で出てきても、スペリングや発音をしっかり確認すれば覚えやすい単語です。心理学分野に興味がある場合は、実際に心理学の書籍や論文などで見る機会も多いでしょう。

意味のイメージ
psychologist
意味(1)

心理学者

学術英単語(NAWL) / 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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