最終更新日:2024/06/17
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遺伝学は遺伝子と遺伝に関する研究です。

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元となった辞書の項目

genetics

名詞

遺伝学

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遺伝学は遺伝子と遺伝に関する研究です。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: genetics

品詞: 名詞(不可算名詞)

英語の意味:


  • “Genetics” is the branch of biology that deals with the study of genes, heredity, and variation in living organisms.

日本語の意味:


  • 「遺伝学」という意味です。生物の遺伝子や遺伝現象、形質の伝わり方を科学的に研究する学問分野を指します。「生物が親から子へどうやって特徴を受け継ぐのか」を解明するような場面で使われる専門的な単語です。

活用形:


  • 不可算名詞のため、単数形・複数形などの活用はありません。ただし、文中では「Genetics is …」のように、三人称単数扱いで使われるのが一般的です。

他の品詞形:


  • 形容詞: genetic (遺伝の、遺伝子の)

    例: genetic traits (遺伝形質)

  • 副詞: genetically (遺伝子的に)

    例: genetically modified organisms (遺伝子組み換え生物)

CEFRレベル目安:


  • B2(中上級):大学などでも扱われる専門的トピックであり、高校レベル以上の科学的知識を伴うことが多いため中上級以上と言えます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特になし

  • 語幹: 「gene」(遺伝子)

  • 接尾語: 「-ics」(学問や分野を表す接尾語)

“genetics”は「gene(遺伝子)」が中心にあって、それを学問分野として扱う「-ics」がついた形で、「遺伝学」という意味になります。

関連・派生語


  • gene (n.) : 遺伝子

  • genetic (adj.) : 遺伝の、遺伝子の

  • genetically (adv.) : 遺伝子的に

  • genomics (n.) : ゲノミクス、ゲノム科学(遺伝子全体を扱う分野)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. genetic research → 遺伝研究

  2. molecular genetics → 分子遺伝学

  3. population genetics → 集団遺伝学

  4. genetics lab → 遺伝学の研究室

  5. medical genetics → 医学遺伝学

  6. classical genetics → 古典的遺伝学

  7. quantitative genetics → 量的遺伝学

  8. genetics experiment → 遺伝学実験

  9. genetics study → 遺伝学の研究

  10. genetics paper → 遺伝学に関する論文


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシャ語の “genesis” (生成・起源)に由来し、「生まれる・起こる」という意味を持つ “gignesthai” がもとになっています。

  • 歴史的背景: 19世紀末から20世紀初頭にかけて、「遺伝」に関する体系的な研究が進められる中で確立した用語です。メンデルの法則から始まり、遺伝子の発見とともに学問として確立しました。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 主に学術的・専門的文脈で使われる語。日常会話の場合、大学や研究機関、医療の現場などで特に利用される場面があります。

    • フォーマルな印象が強く、カジュアルな会話でさらっと登場することはあまり多くありませんが、科学好きの間では使われることもあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • “genetics” は 不可算名詞 です。


    • 例: “Genetics is a fascinating field of study.”


  • この単語を使った一般的な構文・表現:


    • “Genetics plays a crucial role in understanding inherited diseases.”

    • “The field of genetics has expanded rapidly over the last decade.”


  • フォーマル・カジュアル:


    • 主に学術的・フォーマルな文脈で用いられます。日常会話でカジュアルに使う場合は、あまり一般的ではありません。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I read a fascinating article about genetics in the magazine yesterday.”

    (昨日の雑誌で、遺伝学に関するすごく面白い記事を読んだよ。)


  2. “My friend studies genetics at university; she’s really passionate about it.”

    (私の友達は大学で遺伝学を勉強していて、とても熱心なんだ。)


  3. “I wonder if genetics could explain why some people have a natural talent for music.”

    (なぜある人は生まれつき音楽の才能があるのか、遺伝学で説明できるのかな。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our biotechnology firm is investing heavily in genetics research to develop new therapies.”

    (当社のバイオテクノロジー企業は、新しい治療法を開発するために遺伝学の研究に多額の投資をしている。)


  2. “We’re partnering with leading genetics labs to explore innovative solutions for rare diseases.”

    (私たちは希少疾患の画期的な解決策を探るために、最先端の遺伝学研究所と提携しています。)


  3. “A strong background in genetics can open up various opportunities in the pharmaceutical industry.”

    (遺伝学のしっかりした知識があれば、医薬品業界で多くの可能性が開けるでしょう。)


(3) 学術的文脈での例文


  1. “Classical genetics relies on Mendelian principles to predict inheritance patterns.”

    (古典的遺伝学は、メンデルの法則に基づいて遺伝パターンを予測する。)


  2. “Recent advances in molecular genetics have shed light on gene-editing techniques.”

    (分子遺伝学の最近の進歩は、遺伝子編集技術に新たな光を当てている。)


  3. “Population genetics examines how gene frequencies change in large groups over time.”

    (集団遺伝学は、大きな集団において遺伝子頻度がどのように変化していくかを調べるものである。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. heredity (n.)


    • 日本語訳: 遺伝

    • “Heredity” は「遺伝の性質そのもの、または遺伝という現象」を指す場合に使われますが、学問全体を指す際は“genetics”が適切です。


  2. genomics (n.)


    • 日本語訳: ゲノミクス

    • 全ゲノム(遺伝子情報全体)を対象に包括的に研究する分野を指します。“genetics”の一部門、またはより広範囲の概念として扱われることがあります。


  3. molecular biology (n.)


    • 日本語訳: 分子生物学

    • 遺伝子を含む生物分子を対象に幅広く研究する学問。遺伝学と密接に関連しますが、「遺伝現象の分子機構」にフォーカスしている場合に多用されます。


反意語


  • 特になし


    • “genetics” は「遺伝学」という学問を示す概念であり、明確な「反意語」は存在しません。ただし、「遺伝」ではなく「環境的要因」を考察する場合は “environmental factors” などと対比されることがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dʒəˈnɛtɪks/

  • アクセント(強勢): “ge-ne-tics” の “ne” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語・イギリス英語の違い: 大きな差はなく、どちらも /dʒəˈnɛtɪks/ で発音されます。ただし、地域や話者により微妙な音の違いや母音の発音の仕方が異なる場合があります。

  • よくある発音ミス: “g” を濁らせずに /ʒ/ ではなく /g/ や /dʒi-/ としてしまう場合があるため注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 単数・複数扱い


    • 語尾が “-s” で終わっていますが、学問分野を示すため 不可算名詞 です。“Genetics are…” は誤りで、“Genetics is…” と単数扱いになります。


  2. スペルミス


    • “genetix” や “geneticts” と綴ってしまうミスに注意しましょう。


  3. TOEICや英検など試験での出題傾向


    • 科学技術や医学・バイオテクノロジー関連の文章で登場する可能性があります。文中の “Genetics is the study of…” などの定義問題や読解問題で出題されることが多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “gene(ジーン)”+“-ics(学問の接尾語)” と覚えるとイメージしやすいです。

  • 「遺伝子」の“gene”をまるごと学問にしているので、「遺伝学=genetics」の図式を思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。

  • 科学好きな方なら、メンデルのエンドウ豆の実験やDNAの二重らせん構造などをイメージすると、より深く覚えられます。


以上が名詞 “genetics” の詳細解説です。生物学や医療の分野で必ず登場する重要な単語なので、ぜひしっかりと押さえておきましょう。

意味のイメージ
genetics
意味(1)

遺伝学

学術英単語(NAWL)/ 例文 / 和訳 / フラッシュカード

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