最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

awareness

名詞

〈U〉自覚, 認識 / 《...に》気づいていること《of ...》, 《...であることに》気づいていること《that節》

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プッシュ・マーケティングは、一般消費者の間で製品の認知度を高めようとするものである。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: awareness

品詞: 名詞 (不可算名詞)

意味(英語): the knowledge or perception of a situation or fact

意味(日本語): 物事や状況を認識している状態、または知識として理解している状態のことです。

「awareness」は、例えば「環境に対する認識」「自分自身の健康状態への気づき」のように、「物事に気づいたり、意識を持ったりしていること」を表すときに使われます。やや抽象的なニュアンスで、目に見えないけれどしっかりとした理解や認知の度合いを示す言葉です。


  • 活用形: 名詞のため、基本的に変化(複数形など)はありません(不可算名詞)。

  • 他の品詞形: 形容詞 “aware” (意識している)、副詞的な形は基本的にありません。

CEFRレベル目安:


  • B2(中上級): 単語としての難易度はやや高めで、抽象的な概念を表しますが、ビジネスや学術の場面など幅広く用いられるため学習後期にはよく目にします。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • aware + -ness


    • “aware” は「気づいている、意識している」という形容詞

    • 接尾語の “-ness” は「〜である状態」を表す名詞化パターンです。


関連する派生語・類縁語


  • aware (形容詞): 意識している

  • unaware (形容詞): 気づいていない

  • self-awareness (名詞): 自己認識

  • consciousness (名詞): 意識、覚醒状態(やや哲学的・医学的文脈で使われることが多い)

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. raise awareness / 意識を高める

  2. public awareness / 公的な認識

  3. brand awareness / ブランド認知度

  4. environmental awareness / 環境への認識

  5. increase awareness / 認識を増やす

  6. heighten awareness / 認識を高める(より強い言い方)

  7. health awareness / 健康意識

  8. social awareness / 社会的意識

  9. lack of awareness / 認識不足

  10. awareness campaign / 啓発キャンペーン


3. 語源とニュアンス


  • 語源: “aware” は古英語の “gewar” に遡り、「注意深い」「気づいている」という意味を持っていました。それが中英語を経て “aware” となり、さらに “-ness” で状態を表す名詞 “awareness” となりました。

  • ニュアンス:


    • “awareness” は「はっきりと理解している状態」を指すため、感覚的な気づきから知識としてしっかり理解しているまで、幅広い程度の認識を含みます。

    • 口語というよりは、文章や少しフォーマルなシチュエーションで用いられることが多いですが、日常会話でも「健康意識」や「環境意識」などの文脈では使えます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞: “awareness” は通常数えられない名詞として扱われます。例: × “an awareness” のように冠詞 “a” をつけないのが一般的です。

  • 一般的な構文/フレーズ例:


    • “raise awareness of/ about …” (…への認識や意識を高める)

    • “promote awareness in the community” (地域における認知を促進する)


  • フォーマル/カジュアル:


    • ビジネス文書や学術文書などフォーマルな文章でよく見られます。

    • カジュアルな場面でも「〜 awareness campaign」のように啓発活動の話題で使われることがありますが、少し意識の高い印象を与えることも多いです。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I’ve been trying to increase my environmental awareness by recycling more.”

    (リサイクルを増やすことで、自分の環境意識を高めようとしているんだ。)


  2. “Having a general awareness of what’s happening in the world helps you stay informed.”

    (世の中で起きていることを大まかに把握しておくと、常に情報を得た状態でいられるよ。)


  3. “My doctor said developing awareness of my eating habits is the first step to a healthier lifestyle.”

    (医者から、食習慣に対する認識を高めることが健康的な生活への第一歩だと言われたんだ。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need to raise brand awareness before launching the product.”

    (製品を発売する前にブランド認知度を高める必要があります。)


  2. “The marketing team organized a campaign to increase awareness of our new service.”

    (マーケティングチームは新サービスの認知度を高めるためのキャンペーンを組織しました。)


  3. “Corporate social responsibility projects can improve a company’s public awareness.”

    (企業の社会的責任プロジェクトは、企業の社会的認知度を向上させることができます。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Awareness of cultural differences is crucial in cross-cultural communication research.”

    (異文化コミュニケーション研究では、文化的相違への認識が極めて重要です。)


  2. “The study focuses on the relationship between self-awareness and emotional intelligence.”

    (その研究は、自己認識と感情的知性との関係に焦点を当てています。)


  3. “Raising awareness about mental health issues on campus can help reduce stigma.”

    (キャンパス内でメンタルヘルス問題に対する認識を高めることで、偏見をなくす助けになります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. consciousness (意識)


    • 一般的に「意識状態(意識があること)」を意味し、哲学的文脈や医学的分野でも使われる。より認知科学的・深層的な含意が強い。


  2. mindfulness (マインドフルネス)


    • 「今この瞬間に注意を向ける状態」を強調する心理学的・瞑想的な概念。特にストレス管理や自己啓発の文脈で多用。


  3. perception (認識、知覚)


    • 特定の対象や情報を受け取る際の「知覚や考え方」を指す。やや「感覚を通して得る印象」の意味が強い。


反意語


  • ignorance (無知、知らないこと)


    • 「知識や認識を欠いている状態」を示すので “awareness” の対極にあると言えます。例えば “lack of awareness” と意味として近いが、ignorance はより強いネガティブな響きがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語 (BrE): /əˈweə.nəs/

    • アメリカ英語 (AmE): /əˈwer.nəs/


  • アクセントの位置: “a-ware-ness” の ware の部分を強めに発音します。

  • よくある発音の間違い:


    • 「アウェアネス」ではなく、「アウェアス(ウェア/ウェア)にしっかりストレスを置く」ことを意識する必要があります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “awareness” の “e” が抜けて “awarness” と書いてしまう誤りがよくあります。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、“aware” と “awake” を混同する学習者がいるので注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICやIELTSなどでは「意識を高める」「啓発活動」「認識不足」などの文脈でよく登場。特にリーディングでのビジネス・社会問題関連の文脈で出題されやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「aware + ness = 気づきの状態」と理解するとシンプルに覚えやすいでしょう。

  • “raise awareness” という定番フレーズを軸に、「意識を高める、広める」と覚えると便利です。

  • “awareness” には「目に見えない意識」や「知っていること」というイメージがあるため、頭の中で「アンテナが立っている」様子を連想すると記憶しやすいかもしれません。


以上が、名詞 “awareness” の詳細な解説です。抽象的な言葉ですが、環境問題や社会問題など、さまざまなシーンで頻繁に登場しますので、覚えておくと非常に役立つ単語です。

意味のイメージ
awareness
意味(1)

知識,自覚,意識

彼は明敏な問題意識をもっている。

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