最終更新日:2025/11/26
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元となった辞書の項目

religious

形容詞

宗教の

このボタンはなに?

彼女は宗教的な生活を送り、毎週日曜日に教会に通っています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: religious

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or believing strongly in a religion

意味(日本語): 「宗教に関する」「信仰心が厚い」「敬虔な」など、宗教や信仰と深く結びついた様子を表します。

「religious」は、宗教に関わる場面で用いられるほか、何かに強い信念を持って熱心に取り組む様子を指すときに比喩的にも使われます。例えば、「He is religious about his daily workout.(彼は毎日のワークアウトに関してとても熱心だ)」のような表現が可能です。

活用形

形容詞なので基本的に活用はしませんが、以下の形に派生します:


  • 副詞形: religiously (敬虔に、真面目に)

  • 名詞形: religiosity (信仰心の篤さ)、religiousness (宗教的であること)

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • A1:超初心者

  • A2:初級

  • B1:中級

  • B2:中上級 ←「religious」が頻出

  • C1:上級

  • C2:最上級

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源的には「religion(宗教)」に形容詞を作る接尾辞 -ous がついた形です。

  • 「religion」はラテン語「religio」からきており、そこには「結びつける」「束縛する」という意味の動詞 ligare(ラテン語)と、説がある再接辞 re-(再び)などが関係していると言われています。

関連する単語・派生語


  • religion(名詞): 宗教

  • religiously(副詞): 宗教的に、真面目に、誠実に

  • religiosity(名詞): 信仰心の篤さ

  • religiousness(名詞): 宗教的であること、信心深さ

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. religious belief(宗教的信仰)

  2. religious practice(宗教的慣行)

  3. religious freedom(宗教の自由)

  4. religious ceremony(宗教儀式)

  5. religious tradition(宗教的伝統)

  6. religious community(宗教共同体)

  7. religious holiday(宗教的祝日)

  8. religious upbringing(宗教的な教育・しつけ)

  9. deeply religious(とても信心深い)

  10. religious tolerance(宗教的寛容さ)

3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 religio → 中世フランス語 religious → 英語の religious へと変化したとされています。

  • 「何かに結びついている」「強く結びつく」という感覚が含まれています。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「宗教」にまつわる文脈で用いられるため、慎重に使う必要があります。特に信仰や宗教の話題は個人の価値観に深く関わるため、カジュアルな場面だけでなくフォーマルな場面でも双方に配慮が求められます。

  • 口語では「~に熱心である」という比喩的な使い方も可能ですが、あまり重い場面では使わないことが多いです。フォーマルな文章やアカデミックな文脈では「宗教的な」という本来の意味で使うことが一般的です。

4. 文法的な特徴と構文


  • 「religious」は形容詞なので、名詞を修飾するときに使われます。

  • 比喩的に「He is religious about 〜」のように言うと、「そのことに対して敬虔なほど真剣だ」という意味のニュアンスが加わります。

  • 可算・不可算などの区別は名詞「religion」に対しては関係しますが、「religious」は形容詞であるため、その区別は不要です。

  • フォーマルな文章やスピーチで「religious institution(宗教機関)」のように用いられます。一方、カジュアルな表現では「He is almost religious about his diet.(彼はダイエットに関してほとんど宗教的に厳格だ)」のように使われます。

5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m not very religious, but I respect all beliefs.”

    (私はあまり信仰深くはないですが、すべての信仰を尊重しています。)

  2. “She’s very religious and goes to church every Sunday.”

    (彼女はとても信心深く、毎週日曜日に教会へ行きます。)

  3. “He’s religious about recycling and never forgets to separate trash.”

    (彼はリサイクルに関してとても徹底していて、ゴミの分別を決して忘れません。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We must be aware of religious holidays when planning our global events.”

    (国際的なイベントを計画する際、宗教的祝日に配慮しなければなりません。)

  2. “Our company fosters an inclusive environment that respects religious differences.”

    (当社は宗教的な違いを尊重する包含的な環境を育んでいます。)

  3. “Please notify the HR department if you need time off for religious observances.”

    (宗教行事のため休暇が必要な場合は、人事部に申し出てください。)

学術的な文脈での例文


  1. “The study examines the influence of religious doctrines on social behavior.”

    (その研究は社会行動に対する宗教的教義の影響を検証しています。)

  2. “Religious institutions often play a crucial role in historical events.”

    (宗教的機関は歴史的出来事においてしばしば重要な役割を果たします。)

  3. “Her dissertation explores religious practices in medieval Europe.”

    (彼女の博士論文は中世ヨーロッパの宗教的慣行を探究しています。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. devout(信心深い)


    • 宗教に忠実で、信仰を大切にしている人の様子を特に強調します。


  2. pious(敬虔な)


    • 「devout」とほぼ同意ですが、やや文語的・古風なニュアンスがあります。


  3. spiritual(霊的な、精神的な)


    • 「宗教」に限らず、心・精神・魂のレベルでのつながりや感覚を強調します。


反意語 (antonyms)


  1. irreligious(不信心な、無神論の)

  2. secular(世俗的な、宗教と関係のない)


    • 政治・教育などで「非宗教的」「宗教的影響から独立している」ことを表すときに使われます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /rɪˈlɪdʒ.əs/

  • イギリス英語: /rɪˈlɪdʒ.əs/

アクセント(強勢)の位置:


  • 「re-LI-gious」の「li」の部分に強勢があります。

よくある発音の間違い


  • “religion” (リリジョン) と “religious” (リリジャス) を混同して「リリジョス」などと発音してしまうケースが多いです。形容詞形では語末が “-ous” になることを意識し、/dʒəs/(ジャス)に近いサウンドで終わります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “religous” と “i” を抜かして書いてしまうミスがよく起こります。

  • 名詞 “religion” と形容詞 “religious” を混同することがあります。両者の意味と使い方に注意しましょう。

  • TOEICや英検などの試験では、「宗教」関連のトピックや、文化的配慮に関わる文章中で出題されることがあります。特に作文やリーディング問題での文脈理解が重要です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「religion(宗教)」のあとに 「-ous(~な)」がついて、宗教の性質を持つもの、というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “religious” は “religion” をベースにした形容詞だとしっかり覚えましょう。「宗教的なこと」や「強い信念をもって行う様子」を表したいときに使えます。

  • 「religion」のスペルから “n” を取って “-ous” を付けるだけ、というカタチを押さえるのもミスを防ぐコツです。


以上が、形容詞 “religious” の詳細な解説です。宗教の文脈はもちろん、たとえとして「何かに対して非常に熱心だ」という意味でも使われる、意外と幅広い単語です。ぜひ実際の会話や文章で活用してみてください。

意味のイメージ
religious
意味(1)

信仰の厚い,信心深い,敬けんな(pious)

意味(2)

良心的な,厳正な(strict)

意味(3)

《名詞の前にのみ用いて》宗教の,宗教上の,宗教に関する

意味(4)

修道会の,教団の

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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