最終更新日:2025/11/17
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元となった辞書の項目

host

【名/C】主人,主人役;《…の》主人(役)《to》;寄生動(植)物の宿主;【動/他】の主人役を務める;を主催する

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ホストはゲストをパーティーに歓迎しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: host

品詞: 名詞(可算名詞)、動詞(他動詞)

意味(英語 / 日本語)


  • (名詞) “Host”


    • 1) イベントやパーティなどを主催・司会・接待する人(司会者、主催者)

    • 2) (生物学)寄生生物が寄生する宿主

    • 3) “A host of 〜” で「たくさんの〜」


  • (動詞) “to host”


    • 1) イベントや番組などを主催する・司会する

    • 2) 宿泊場所や(ネット上で)サービスを提供する


たとえば「彼はテレビ番組のホストをしている」とは「He hosts a TV show」と表現できます。この単語は、人を招き入れて応対するような状況(名詞として「主催者・司会者」)、または実際に主催・司会行為をする(動詞として「〜を主催する」)ときに使われます。生物学の文脈では「寄生される側」というニュアンスもあります。

活用形


  • 名詞: host (単数), hosts (複数)

  • 動詞: host - hosted - hosted, hosting

他の品詞形


  • hostess (名詞): 女性のホスト(やや古めの表現、近年ではhostのまま使われることも多い)

  • hosting (名詞/形容詞的用法): インターネットサービスを提供すること(ウェブホスティングなど)

難易度 (CEFRレベル)


  • B2(中上級): 複数の意味を持ち、ビジネスシーンや学術シーン(生物学)でも使われるため、幅広い文脈での理解が必要になる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “host” はラテン語の “hospes”(客・主人の両方を意味)に由来し、「客をもてなす」という概念が根底にあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. host an event(イベントを主催する)

  2. host a party(パーティを開く/主催する)

  3. host a show(ショーを司会する)

  4. web hosting(ウェブホスティング)

  5. play host to someone(誰かをもてなす)

  6. host a guest(ゲストを迎える)

  7. conference host(会議の主催者)

  8. television host(テレビの司会者)

  9. server host(サーバーを提供するホスト)

  10. a host of possibilities(多数の可能性)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “hospes” がフランス語を経て英語に入り、「客/主人(host)」の概念を表すようになりました。古フランス語では “oste” として使われ、後に英語で “host” に変化しました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 名詞としての主催者: 基本的にポジティブな響きがあります。「歓迎する」「もてなす」といったイメージが強いです。

  • 生物学的な宿主: やや専門的で学術文脈でよく使われます。

  • 「a host of 〜」: 「非常に多くの〜」という意味で、フォーマル・カジュアルどちらでも使われます。

日常会話からビジネス、学術的な論文まで幅広く使われる単語ですが、文脈を確認して意味を取り違えないように注意してください。


4. 文法的な特徴と構文

名詞として


  • 可算名詞です。

  • 例: “He was our host last night.”(彼が昨晩の主催者だった)

動詞として


  • 他動詞としての使い方: 目的語を伴い「〜を主催する・司会する」を意味します。

  • 例: “She will host the event next month.”(彼女が来月、そのイベントを主催する)

イディオム・一般的な構文


  • “play host (to someone/something)”(〜を主催する、〜を迎える)

  • “act as host”(主催者役を務める)

フォーマルな書き言葉でもよく使われますが、「主催する/司会をする」という文脈では日常会話でも広く使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m hosting a small dinner for my friends this weekend.”

    (今週末、友達のために小さな夕食会を開くんだ。)

  2. “My sister is a great host; she always makes everyone feel welcome.”

    (私の姉は素晴らしいホスト役で、いつもみんなを歓迎してくれるよ。)

  3. “There was a host of reasons why I couldn’t attend the party.”

    (そのパーティに行けなかった理由がたくさんあったんだ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our company plans to host an international conference next spring.”

    (弊社は来春、国際会議を主催する予定です。)

  2. “We need a talented host for our product launch event.”

    (新製品発表会で司会をしてくれる有能な人が必要です。)

  3. “The server hosting fee will be included in the overall budget.”

    (サーバーホスティング料金は予算全体に含まれる予定です。)

学術的・専門的な文脈での例文


  1. “In biology, the host organism provides nutrients for the parasite.”

    (生物学では、宿主生物が寄生生物に栄養を提供します。)

  2. “The soil can act as a host for various bacteria.”

    (土壌はさまざまな細菌の宿主となり得ます。)

  3. “A host of studies have been conducted on climate change.”

    (気候変動に関して非常に多くの研究が行われてきました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. presenter(発表者/司会者)


    • テレビ番組などを紹介する人に使われる。

    • “He is the presenter of the morning news show.”


  2. emcee (MC)(司会者)


    • イベント,ショーの進行役。口語的な響きがやや強い。


  3. organizer(主催者/企画者)


    • イベントそのものをまとめる人に焦点。

    • “She is the main organizer of the conference this year.”


  4. anchor(ニュース番組のメインキャスター)


    • テレビニュースを読む人に使われる特有の言い方。


反意語


  • guest(ゲスト)


    • ホストから招かれる側を示す単語。


これらはどれも「行事や番組」の進行に関わるという共通点を持ちますが、微妙に役割や場面が違います。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • 米音: /hoʊst/

    • 英音: /həʊst/


  • アクセント: 単音節語なので、強勢は “host” のみ。

  • 発音の違い:


    • アメリカ英語: “ホウスト” (oʊ の音がやや長い)

    • イギリス英語: “ホウスト” (əʊ の音が少し明るい)


  • よくある間違い: “host” の “o” の音が曖昧になりすぎたり、子音 “st” をしっかり発音しないこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “host” を “hose” や “most” と書き間違えないように注意。

  2. 同音異義語との混同: 実質、「host」と完全に同じ発音の単語はありませんが、「most」と混同しやすい場合があります。

  3. 品詞の混同: 名詞の “host” と動詞の “to host” が同じ形でも、文法的機能は異なるため文脈に注意。

  4. 試験対策(TOEIC・英検): ビジネスメールやプレゼンなどにおける「主催・司会」に関連した文脈で出題されることが多いです。また生物学の節で宿主としての用法が出る場合など、文脈をしっかり把握しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源で覚える: 「hospital(病院)」も “hospes” に由来し、「もてなし」に関係があると考えると、host = お客様をもてなす人・場所とイメージしやすくなります。

  • 覚え方のコツ: “Host” の「o」を「招待(しょう)の “しょう” (show)」と連想して、「人を招待してもてなすイメージ」で覚えると良いでしょう。

  • 反対語 “guest” とセットで覚える: 主催者(host)とゲスト(guest)の対比が頭に入りやすいです。

覚える際は、実際に「自分がイベントを“hostする”シチュエーション」を想定して例文を作ってみると、記憶に定着しやすくなります。

意味のイメージ
host
意味(1)

(客を接待する)主人,主人役;(…の)主人[役]《+to+

意味(2)

(旅館の)主人

意味(3)

寄生動(植)物の宿主

意味(4)

〈晩餐会など〉‘の'主人役を務める,‘を'主催する

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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