最終更新日:2025/10/02
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元となった辞書の項目

framework

名詞

〈C〉(建物などの)骨組み / 《…の》枠組《of ...》 / 《…の》構成, 組織《of ...》

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建物の骨組みは鋼鉄で作られていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: framework

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級)のイメージ:日常会話を超えて、学術的・専門的な内容をある程度難なく扱えるレベル。

意味 (英語・日本語)


  • 英語: A basic structure that underlies or supports a system, concept, or text.

  • 日本語: 何かを支える基本的な構造、または概念の骨組み。

「framework」は、土台や枠組み、仕組みなどを指すときに使われる単語です。論理的な構成やシステム・理論などの「基盤」や「枠組み」を意味し、ビジネスや学術的な文脈でもよく登場します。

派生形・他の品詞例


  • framework: 名詞(可算名詞)

  • frameworks: 複数形

  • frame: 動詞/名詞(「枠をつける」「骨組み」「額縁」)

  • framework-based (形容詞): 「枠組みに基づいた」というような形容詞的用法で使われることがあります(例: a framework-based approach)。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「frame(枠)+ work(作業・工夫)」


    • 「frame」は「枠」「骨組み」を意味する語根

    • 「work」は「作業」「仕事」を意味する語根


  • 「framework」は「枠組みの作業」のように、仕組み・土台・骨格を指します。

派生語や類縁語


  • frame: もともとの「枠組み(名詞)」「~を組み立てる(動詞)」

  • frameworking: 非常に専門的な用法で、「枠組みづくり」などの意味合いに使われる場合があります(一般的ではありません)。

よく使われるコロケーション(10例)


  1. “legal framework” – 法的枠組み

  2. “conceptual framework” – 概念的枠組み

  3. “policy framework” – 政策の枠組み

  4. “framework agreement” – 枠組み協定

  5. “data framework” – データの枠組み

  6. “organizational framework” – 組織の枠組み

  7. “regulatory framework” – 規制の枠組み

  8. “framework for discussion” – 議論のための枠組み

  9. “to build a framework” – 枠組みを構築する

  10. “within the framework of” – 〜の枠組みの中で


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「frame」は古英語の“framian”(進展する、作り出す)に由来。

    • 「work」は古英語“weorc”から来ており、「作業・仕事」を意味します。


  • 歴史的な使われ方: 中世英語から「構造を作る」という意味で派生し、近代英語で「体系的な骨組み」という抽象概念にも広がっていきました。

ニュアンス・使用シーン


  • カジュアルかフォーマルか: 「framework」は、ビジネスのプレゼン、学術論文、議論など、フォーマル・セミフォーマルな場面でよく使われる単語です。

  • 注意点: 「枠組み」として、何かを土台として説明するときに便利ですが、あまりくだけた会話では見かけません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞): a framework / the framework / frameworks


    • 例: “We need a new framework.”(新しい枠組みが必要だ)


  • 単数・複数形ともに使われますが、複数形「frameworks」は様々な理論・構造を並べて言及する時などに用いられます。

  • 一般的な構文:


    1. “X provides a framework for Y.” – XはYのための骨組みを提供する。

    2. “Develop a framework to address the issue.” – その問題に対処する枠組みを構築する。


  • フォーマル・カジュアル: 基本的にフォーマルな文書や発表、議論向け。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアルな場面)


  1. “I need some framework to organize my study schedule.”

    (勉強スケジュールを立てるのに、何か枠組みが必要なんだ。)

  2. “Let’s create a framework to share chores at home.”

    (家事を分担するための枠組みを作ろうよ。)

  3. “I’m trying to build a framework for my personal goals.”

    (自分の目標を立てるための枠組みを作ろうとしているんだ。)

ビジネスシーン


  1. “Our team is working on a new framework for project management.”

    (私たちのチームはプロジェクト管理の新しい枠組みを検討しています。)

  2. “We need a solid framework to ensure consistent quality.”

    (安定した品質を保つには、しっかりとした枠組みが必要です。)

  3. “The board of directors approved the strategic framework for the upcoming year.”

    (取締役会は、来年に向けた戦略的枠組みを承認しました。)

学術的文脈


  1. “This psychological theory provides a useful framework for understanding behavior.”

    (この心理学理論は、行動を理解するための有用な枠組みを提供します。)

  2. “Researchers are building a theoretical framework to analyze the data.”

    (研究者たちは、そのデータを分析するための理論的枠組みを構築しています。)

  3. “Within the framework of modern linguistics, syntax plays a crucial role.”

    (現代言語学の枠組みの中では、統語論が重要な役割を果たしています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. structure (構造)


    • 「体系としての構造」を指すが、物理的にも使える。


  2. foundation (基盤)


    • 物事の土台部分を強調するときに使う。


  3. scheme (計画、枠組み)


    • 計画の意味合いが強い。


  4. outline (概要)


    • より概要・要点を列挙するときに使う。


反意語 (Antonyms)


  • chaos (混沌)


    • 「枠組みや秩序がない状態」として対比できる。


類義語は互換性が高い場合もありますが、ビジネスや学術の文脈では「framework」を使うほうがより体系的・抽象的な印象を与えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈfreɪm.wɝːk/ (米), /ˈfreɪm.wɜːk/ (英)

  • アクセント: “frame” の部分にアクセントが置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: /ˈfreɪm.wɝːk/(「r」の発音がやや強調される)

    • イギリス英語: /ˈfreɪm.wɜːk/(「r」はあまり発音されない)


  • よくある間違い: “framework” の “e” を抜かして “framwork” としてしまうスペルミスがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “framwork” や “frameworck” などと誤記する。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、「frame」と混ざりやすいので区別。

  • 試験対策: TOEICや英検(特に準1級以上)では、ビジネス文脈や学術文脈の文章で「framework」が出てくることがあります。文章の構造を問う問題や設問においてキーワードとして登場しやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「frame(枠)+work(働き・仕組み)」と考えることで、「何かを支えるための“枠”がどう機能するか」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 「家を建てるときの骨組み(フレーム)」を思い浮かべると、物事の土台となる構造をイメージしやすいでしょう。

  • 勉強テクニックとしては、よく使われる「~ framework」というフレーズ(例: “conceptual framework”, “legal framework”)をまとめてフレーズ単位で覚えると、実際に文章で使いやすくなります。


以上がframeworkの詳細解説です。論文やビジネスプレゼンなどで頻出のキーワードなので、枠組みとしてよく登場します。ぜひ活用してください。

意味のイメージ
framework
意味(1)

(建物などの)骨組み;(…の)枠組《+of+

意味(2)

(…の)構成;組織《+of+

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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