最終更新日:2025/12/01
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元となった辞書の項目

domestic

形容詞

家庭の / 国内の

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私は国内旅行の方が海外旅行よりも好きです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: domestic

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or within one’s own country; relating to the home or household

意味(日本語): 「国内の」「家庭の」という意味です。国の中で起こることや、自宅・家庭に関係することを表します。この単語は、たとえば「国内問題」「家庭内ルール」というように、ある範囲(国や家の中)に限定された事柄を表すときに使います。


  • 「domestic」は「domestic affairs」(国内問題)や「domestic chores」(家事)などの表現でよく登場します。

  • 国際的な事柄ではなく、自国内の事柄を指したり、家庭内のことを強調するときに使われる形容詞です。

活用形: 形容詞のため、語形変化はほとんどありませんが、副詞形として「domestically」(家庭内で、国内で)が使われます。

他の品詞形:


  • 名詞: 「domestic」には名詞として「家庭人(家事手伝い)」の意味で使われる例もありますが、一般的ではありません。

  • 動詞: 「domesticate」(動植物を飼い慣らす、家庭になじませる)

  • 名詞形: 「domestication」(飼い慣らすこと、家庭に慣らすこと)

CEFRレベル: B2 (中上級)


  • 国内問題や家事など、抽象的な文脈の説明でも使われるため、初級(A1〜A2)にはやや難しく感じられます。

  • しかし一般的な文章やニュースなどでもよく使われる語なので、中上級(B2)程度の学習者には習得しておきたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源・語幹: 「domestic」はラテン語で「家」を意味する “domus” に由来しています。

  • 接頭語・接尾語: 特に接頭語はありませんが、「-ic」は形容詞を作る典型的な接尾語の一つです。

意味の幅


  1. 国内の: 国外と区別して、自国の範囲内を示す。

  2. 家庭の: 家の中や家庭に関係する。

  3. 飼い慣らされた(生き物に限る用法): domestic animals など、ペットや家畜を指す表現も含む。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. domestic market → 国内市場

  2. domestic policy → 国内政策

  3. domestic violence → 家庭内暴力

  4. domestic flight → 国内線飛行機

  5. domestic affairs → 国内問題

  6. domestic chores → 家事

  7. domestic dispute → 家庭内のもめごと

  8. domestic partnership → 同居パートナー関係、事実婚の関係

  9. domestic worker → 家事労働者

  10. domestic tourism → 国内観光


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 上述のとおり、ラテン語の “domus” (家) がベースとなっています。

  • 歴史的使い方: 古くは「家庭内の」という意味合いで用いられてきましたが、その後「国家の内側」という含みも拡大して「国内の」という意味に使われるようになりました。

  • ニュアンス:


    • 「家庭内の」という場合は、個人的で落ち着いたイメージや、プライベートな範囲を示すニュアンスがあります。

    • 「国内の」という場合は、国際的な問題・分野と対比させる文脈で使われることが多く、政策・経済・ニュースなどでよく登場します。


  • 使用シーン:


    • カジュアル: domestic chores (家事) など、日常感が強い。

    • ビジネスやフォーマル: domestic market (国内市場)、domestic policy (国内政策) など、かしこまった場面でも使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての特徴: 修飾する名詞の前に置かれます (domestic flight, domestic market など)。

  • 構文例:


    • “domestic + 名詞” の形が基本的な使用方法です。


  • 可算・不可算の区別: 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。

  • フォーマル/カジュアル: 場面によってどちらにも使えますが、ニュースや公的文書では「domestic affairs」のようにフォーマルな文脈が多いです。家庭に関して使う場合は比較的カジュアルでもよく聞かれます。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I have a lot of domestic chores to do today, like laundry and cleaning.”

    (今日は洗濯や掃除など、たくさんの家事があるんだ。)


  2. “She doesn’t like domestic cats; she prefers wild ones.”

    (彼女は飼い猫が好きじゃなくて、野性の猫のほうが好きなんだ。)


  3. “We usually handle domestic issues on our own, without outside help.”

    (家の中のことは、たいてい自分たちだけで処理するんだ。)


ビジネス (フォーマル/中程度)


  1. “We need to analyze the domestic market before launching our new product.”

    (新製品を投入する前に、国内市場を分析する必要があります。)


  2. “The company’s domestic sales have increased by 20% this quarter.”

    (当社の国内売上は、今期20%増加しました。)


  3. “Domestic travel has become more popular due to international travel restrictions.”

    (海外旅行が制限されているため、国内旅行がより人気になっています。)


学術的・ニュース (よりフォーマル)


  1. “Recent studies indicate a rising concern over domestic violence in urban areas.”

    (最近の研究は、都市部で家庭内暴力への懸念が高まっていることを示しています。)


  2. “The government’s domestic policy emphasizes healthcare and education.”

    (政府の国内政策は、医療と教育を重視している。)


  3. “Domestic affairs often intersect with international relations in today’s globalized world.”

    (グローバル化が進む現代では、国内問題が国際関係と交錯することが多い。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. national (国の、国内の)


    • “domestic policy” と “national policy” は似た意味ですが、domestic は「内政」に重点があるニュアンス。


  2. internal (内部の)


    • “internal affairs” と言うと、組織や国の内部に関する問題を指すが、日常会話ではややフォーマル。


  3. home (自国の、自宅の)


    • “home market” というと主に「自分の本拠地とする市場」を指すが、やや比喩的な響きがあります。


反意語 (Antonyms)


  1. foreign (外国の)


    • 海外と対比するものや状況に用いられます。


  2. international (国際的な)


    • 自国内だけではなく多国間に関わるものを指します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dəˈmɛs.tɪk/


    • アメリカ英語(AE)、イギリス英語(BE) ともに大きな違いはありませんが、AEでは [dəˈmɛstɪk]、BEでも [dəˈmɛstɪk] と発音されます。


  • アクセントの位置: 「-mes-」の部分 (第二音節) に強勢があります。

  • よくある発音の間違い: 前半を “do” (ドゥ) ではなく「ダ」(də) と弱く発音しがちです。強勢位置を間違えず、/də-MES-tik/ のリズムを意識して発音しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dommestic” や “domesic” といったつづり間違いが起きやすいので注意。

  • 同音異義語との混同: 類似したつづりの単語は少ないですが、「domesticate」(飼いならす) と混同しないように。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、ニュース記事風の文章や会社案内などで「国内市場」「国内の販売」などを表す語として比較的出やすいです。

    • また、国際ビジネスや社会問題に関連した文章でも頻出の単語なので、読み書きともに覚えておくと便利です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「家(dome)の中にある(domes–)」→「国内」「家庭」のイメージで頭に残す。

  • 勉強テクニック: 「domestic = dome(家・国) + -ic(形容詞)」というように、語源と接尾語をセットで理解する。

  • スペリングの注意: 「m」と「s」の位置を混同しないように。「do-MES-tic」という音の流れで覚えるとミスが減ります。

以上が domestic の詳細な解説です。日常会話でもフォーマルな文章でも使える便利な形容詞なので、ぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
domestic
意味(1)

家庭の,家庭生活の,家事の

意味(2)

家庭的な,家事の好きな

意味(3)

(動物などが)人に飼われている,飼いならされた

意味(4)

国内の,自国の

意味(5)

国産の

意味(6)

(通例女性の)召使い,お手伝い

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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