最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

search

動詞

〈他〉《...を求めて》 (ある場所など)をくまなく捜す 《for ...》 / を綿密に調査する / 〈自〉《...を》綿密に調査する《into ...》 / 《...を求めて...を》くまなく捜す 《through ... for ...》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: search

品詞: 動詞 (Verb)

意味(英語): to look carefully for something or someone in order to find it/them

意味(日本語): 何か(または誰か)を見つけようとして、注意深く探す

「search」は、失くした物や情報などを見つけようとする場面でよく使われる動詞です。日常会話でもビジネスでも登場しやすく、ニュアンスとしては「徹底的に探す」「詳細に調べる」という感じが含まれます。

活用形


  • 原形: search

  • 過去形: searched

  • 過去分詞: searched

  • 現在分詞 / 動名詞: searching

他の品詞・派生形


  • 名詞形: search (捜索、検索) / searcher (捜索者)

  • 形容詞形: searching (探検的な、鋭い)

  • :


    • “My searching mind always looks for answers.”

    • “She is a thorough searcher of historical data.”


CEFRレベルの目安


  • B1(中級)

    日常的にもビジネスシーンでも使われ、理解しやすい単語だが、適切な使い方をマスターするには少し慣れが必要なレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語接尾語: 特に目立った接頭語・接尾語はありません。

  • 語幹: “search”

  • なお、似た形で “re-search” (research) の形がありますが、意味は「研究する、調査する」となり、別の単語として使われています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. search for clues(手がかりを探す)

  2. search a room(部屋を捜索する)

  3. search the web(ウェブを検索する)

  4. search engine(検索エンジン)

  5. search thoroughly(徹底的に探す)

  6. search one’s memory(記憶を探る)

  7. go in search of (~を探しに行く)

  8. search high and low(上から下までくまなく探す)

  9. conduct a search(捜索を行う)

  10. search in vain(むだに探す / 結局見つからない)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語(Middle English)の “serchen”から、古フランス語(Anglo-French)の “cerchier” を経由。

  • さらに遡ると、ラテン語の circare(周りを巡る)から派生し、「周りをぐるっと探し回る」というイメージが語源となっています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「search」は場面を問わずフォーマル・カジュアルどちらでも使える比較的ベーシックな動詞です。

  • 強い感情的ニュアンスはあまりありませんが、「見つかるまで諦めない」という徹底的な感じを出したい時は “search thoroughly” のように使うことが多いです。

  • 口語では “search for” として「物や情報などを探す」というパターン、文章(公的文書など)では “search a place” のように目的語が直接来るパターンもよく見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞 (transitive) の使い方:


    • “search + 場所/人/物”

      例: “The police searched the suspect’s bag.”

      (警察は容疑者のカバンを捜索した)

      このように、「~を」直接探す場合は目的語を取ります。


  2. 自動詞 (intransitive) の使い方:


    • “search for + 探し物/情報”

      例: “I’m searching for my wallet.”

      (財布を探しています)

      対象を示すときには前置詞 “for” を使うパターンが多いです。


  3. イディオム(例):


    • “in search of” : 〜を探し求めて

      例: “They left home in search of a better life.”

    • “search high and low”: 上から下まで全部探す

      例: “I searched high and low for my phone.”


フォーマル / カジュアル


  • 日常会話(カジュアル): “I’m searching for an old photo.”

  • ビジネスや公的文書(フォーマル): “We will conduct an extensive search of the premises.”


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I need to search for my keys. I can’t find them anywhere!”

    (鍵を探さないといけないよ。どこにも見当たらない。)


  2. “Let’s search the living room first, maybe it’s there.”

    (まずリビングを探そう。そこにあるかもしれない。)


  3. “I searched high and low for my phone, but it was in my pocket the whole time.”

    (散々探したけど、スマホはずっとポケットの中にあった。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our team needs to search for more data before making the final decision.”

    (最終決定を下す前に、我々のチームはもっとデータを探す必要があります。)


  2. “Please search the company’s database for any relevant reports.”

    (関連する報告書がないか、会社のデータベースを検索してください。)


  3. “We conducted a thorough search of the archives to prepare for the presentation.”

    (プレゼンの準備のために、アーカイブを徹底的に調べました。)


学術的・アカデミックな例文 (3つ)


  1. “Researchers often search for primary sources when writing historical papers.”

    (歴史論文を書く際、研究者たちは一次資料を探すことが多い。)


  2. “Students are encouraged to search academic journals to support their arguments.”

    (学生たちは、自分たちの主張を裏付けるために学術雑誌を探すように奨励されている。)


  3. “We searched the literature extensively to ensure our research question was unique.”

    (研究の問いが独創的であることを確認するために、文献を広範囲に調査しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. look for(探す)


    • 日常的でシンプルな表現。よりカジュアル。

    • 例: “I’m looking for my phone.”


  2. seek(求める)


    • フォーマル寄りの言い方。目標や解決策を求める際に用いる。

    • 例: “They are seeking a solution to the problem.”


  3. hunt for(探し回る)


    • “hunt” には「狩る」という意味合いも含まれ、少し意欲的。

    • 例: “I’m hunting for a good bargain in the sale.”


  4. explore(探検する、詳細を調べる)


    • 初めての分野や場所を探し回るニュアンス。

    • 例: “We explored new methods to analyze the data.”


  5. investigate(調査する)


    • 調査・研究色が強く、フォーマル。

    • 例: “The police are investigating a serious incident.”


反意語 (Antonyms)


  • ignore(無視する)

  • overlook(見落とす)

  • neglect(怠る)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /sɜːrtʃ/(米音), /sɜːtʃ/(英音)

  • アクセント(強勢): 唯一の音節 “search” に強勢が来ます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語: “サー(r)チ” /sɝːtʃ/

    • イギリス英語: “サーチ” /sɜːtʃ/


  • よくある間違い: “seach” などのスペルミス、あるいは “search” の /ər/ の母音を曖昧に発音してしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “serch” や “seach” と書いてしまう。

  2. 同音異義語との混同は特にありませんが、“search” と “research” の区別があいまいになる学習者は多いです。

  3. 前置詞の使い分け:


    • “search something” → 「~(場所や物) を捜索する」

    • “search for something” → 「~(探し物)を探す」

      TOEICや英検などでは、前置詞の誤りがよく出題される可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージする: ラテン語の “circare” から、「周囲を回って探す」という感覚を思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペルと音の結びつき: “sea” + “rch” ではなく、 “sea*r*ch” という感じで「探す」イメージを何かに引っかけると覚えやすくなります。

  • 勉強テクニック: “search for 〜” の構文をセットで覚えると、自然な表現で使えるようになります。「search for clues (手がかりを探す)」「search for a solution (解決策を探す)」など実際にフレーズごとに練習すると記憶の定着に効果的です。


以上が “search” の詳細な解説です。

「探す」「捜索する」という意味合いをしっかり押さえ、前置詞 “for” を使うパターンに慣れれば、幅広い文脈で正しく使いこなせるようになります。

意味のイメージ
search
意味(1)

(…を求めて)〈ある場所・人の体など〉‘を'くまなく捜す,撤底的に捜す《++for+

意味(2)

…‘を'綿密に調査する(probe)

意味(3)

(…を)綿密に調査する《+into+

意味(4)

(…を求めて…を)くまなく捜す《+through++for+

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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