最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

terrible

形容詞

恐ろしい,怖い / ひどい,すさまじい / 《話》ひどく悪い,不愉快な

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解説

1. 基本情報と概要

単語: terrible

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): very bad or unpleasant, extremely severe or serious.

意味(日本語): 「とても悪い」「ひどい」「恐ろしい」「悲惨な」などを表す形容詞です。日常会話で「ひどい」という意味合いで使うことが多い単語です。嫌な体験や大きな失敗、恐ろしい出来事などを表すときに使われます。

この単語は、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われますが、ネガティブな響きが強い表現なので、友達の失敗を励ますときなどには注意が必要です。

活用形/関連形:


  • 形容詞: terrible (通常形)

  • 副詞: terribly

    例: I feel terribly sorry about that. (とても申し訳なく感じています)

  • 動詞 “terrify” (恐怖を与える) も同じ語源から派生しています。

CEFR レベル目安:


  • B1 (中級)

    「terrible」は初歩的な単語ながら、より自然な英語を話す上では頻繁に使われるので、中級レベルの習得目安です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: “terr-” には「恐怖、恐ろしさ」を表すラテン語起源の要素が含まれています。

  • 接尾辞: “-ible” には「〜できる」や「〜しやすい」という意味合いを持つことが多いですが、「terrible」では「恐ろしい・ひどい」という強い形容詞として独立して用いられます。

派生語・類縁語:


  • terror (名詞) : 恐怖

  • terrific (形容詞) : 素晴らしい(元々は「恐ろしいほどすごい」から「素晴らしい」へ派生)

  • terrify (動詞) : 怖がらせる

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. a terrible accident → ひどい事故

  2. a terrible mistake → 重大なミス

  3. a terrible storm → 恐ろしい嵐

  4. a terrible headache → ひどい頭痛

  5. feel terrible → 気分がひどく悪い

  6. terrible news → 悲惨なニュース

  7. that’s terrible! → それはひどい!

  8. a terrible experience → つらい経験

  9. make a terrible mess → ひどい混乱を招く

  10. suffer a terrible loss → 大きな損失を被る


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “terribilis” (恐るべき) に由来し、そこから古フランス語 “terrible” を経て英語に取り入れられました。もともとは「恐怖を引き起こす」という意味合いが強かった単語です。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 「ひどい」「恐ろしい」「最低」というネガティブな雰囲気を持ちます。

  • カジュアルな口語表現で「とんでもない」や「最悪」といったニュアンスを伝えることができます。

  • フォーマルでも使われないわけではありませんが、よりネガティブで直接的な印象を与えます。公的な文書では “serious problems” など別の表現の方が好まれる場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞のため、名詞を修飾するときに使います。

    例: She made a terrible mistake.

  • 感情を表す文での補語としても使われます。

    例: I feel terrible about what happened.

  • 可算・不可算の区別はありません。名詞 (accident, situation, mistake) を修飾する形で使われます。

  • フォーマル/カジュアルの別:


    • 口語: “That’s terrible!” (日常会話)

    • ややフォーマル: “The situation is terrible.” (ビジネスや公的な発言でも可)



5. 実例と例文

以下、それぞれ3つずつの例文を示します。

(1) 日常会話


  1. “That movie was terrible. I couldn’t stand it.”


    • (あの映画、ひどかったよ。我慢できなかった。)


  2. “I feel terrible about forgetting your birthday.”


    • (誕生日を忘れちゃって、本当に申し訳ない。)


  3. “He caught a terrible cold last week.”


    • (彼は先週ひどい風邪をひいたんだ。)


(2) ビジネスシーン


  1. “Our sales performance this quarter is terrible compared to last year.”


    • (今期の売上成績は昨年と比べてひどいです。)


  2. “It would be terrible if we missed this deadline.”


    • (この締め切りを逃したら大変なことになります。)


  3. “The working conditions in some factories are still terrible.”


    • (一部の工場の労働環境は依然としてひどいものです。)


(3) 学術的/フォーマルな文脈


  1. “The data reveals the terrible impact of air pollution on public health.”


    • (そのデータは大気汚染が公衆衛生に与える深刻な影響を示しています。)


  2. “Historically, the region suffered terrible famine during the war.”


    • (歴史的に、その地域は戦争中にひどい飢饉に苦しみました。)


  3. “The study highlights the terrible consequences of deforestation on biodiversity.”


    • (その研究は森林伐採が生物多様性に与える深刻な影響を強調しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. awful (ひどい)


    • 語感が似ており、口語で非常によく使われる。

    • 例: “The weather was awful today.” (天気が最悪だった)


  2. dreadful (恐ろしい)


    • “terrible” よりもやや強い恐怖感を含む場合がある。

    • 例: “I had a dreadful nightmare last night.”


  3. horrible (恐ろしい)


    • “terrible” と置き換え可能な場合が多い。ただし、より強い嫌悪感やぞっとする感じを帯びることも。

    • 例: “The food tasted horrible.”


  4. appalling (ぞっとするような)


    • “terrible” と比べて、身の毛もよだつようなショックや道徳的なひどさを表す。

    • 例: “The living conditions were appalling.”


  5. atrocious (ひどく残虐な、恐ろしい)


    • 犯罪行為や残酷な行為にも使われる。強烈な表現。

    • 例: “They committed an atrocious act of violence.”


反意語 (Antonyms):


  1. wonderful (素晴らしい)

  2. excellent (優れた)

  3. great (素晴らしい)

  4. fantastic (とても良い)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈtɛrəbəl/

  • イギリス英語: /ˈtɛrɪb(ə)l/

強勢 (アクセント) は “ter” の部分にきます: TER-ri-ble

アメリカ英語とイギリス英語の違い:


  • アメリカ英語では中間音が曖昧母音 (ə) になることが多く、/ˈtɛrəbəl/ のようになります。

  • イギリス英語では第2音節を /ɪ/ と発音することがあります ( /ˈtɛrɪbl/ )。

よくある間違い:


  • “terrible” の “i” の発音をつい /aɪ/ と伸ばしたり、「テーリブル」と日本語っぽく伸ばしすぎたりするミスに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス “terible” と “r” が一つ抜けたり、”terrable” と余計に母音を入れてしまうなどが多い。

  2. “terrific” との混同: “terrific” は「素晴らしい」の意味。つづりが似ているが真逆の意味なので混同に注意。

  3. 試験対策: TOEICや英検でも、感想・評価を述べる文脈で頻出です。「悪い評価を表す形容詞として“terrible”」を瞬時に思い出せると便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “terrible” は “terror” (恐怖) とつながっている、と覚えるとニュアンス的にも記憶しやすくなります。

  • “terrible” と “terrific” に気をつけるには、以下のように覚える方法があります:


    • “If it ends with ‘-ic’ (terrific), it can be fantastic.” → 素晴らしい

    • “If it ends with ‘-ble’ (terrible), it’s horrible.” → ひどい


  • 発音を学ぶ際は、最初の音 “ter” の部分をしっかり強調するのがポイントです。


以上が「terrible」の詳細な解説です。日常生活でネガティブな出来事を表現するときに頻繁に使われますが、あまり連発しすぎると主観的・感情的に聞こえる場合もあるので、バランスを取りながらうまく使ってみてください。

意味のイメージ
terrible
意味(1)

恐ろしい,怖い

意味(2)

ひどい,すさまじい

意味(3)

《話》ひどく悪い,不愉快な

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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