最終更新日:2025/11/17
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元となった辞書の項目

recent

形容詞

少し前に起こった,つい最近あった / そんなに離れていない時代の,近代(modern) / (またHolocene)《R-》(地質時代の)現世の,完新世の / 現世,完新世(約2万前から現代まで)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: recent

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): “recent” means “having happened or begun not long ago; new or fresh.”

意味(日本語): 「最近の、近頃の、新しい」という意味です。たとえば「最近あった出来事」や「新しい情報」のように、あまり昔のことではないことを指すときに使われる形容詞です。「最近起こった」「今に近い時期の」というニュアンスがあり、日常会話からビジネス文書まで広く使われます。

活用形:


  • 形容詞なので基本的に変化形はありません。

  • 副詞形:recently(最近、近頃)

  • 名詞形:recentness(新しさ、最近であること) ※あまり一般的ではありません。

CEFRレベル目安: B1(中級)


  • B1(中級): よく使われる語であり、日常的な会話で自然に登場する単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「recent」は、ラテン語の“recēns”(新鮮な、新しく来た)に由来します。

  • 接頭語・接尾語: 直接的な接頭語や接尾語はありませんが、接尾語 -ly を付けて副詞形「recently」を作ることができます。

他の関連語


  • recently (副詞): 最近、つい最近

  • recentness (名詞): 新しさ、最近であること(やや形式的)

コロケーション(共起表現)10選


  1. recent events(最近の出来事)

  2. recent developments(最近の発展 / 進展)

  3. recent study(最近の調査 / 研究)

  4. recent changes(最近の変更)

  5. relatively recent(比較的最近の)

  6. in recent years(近年)

  7. recent research(最近の研究)

  8. recent graduates(最近卒業した人たち)

  9. recent trend(最近の傾向)

  10. recent memory(最近の記憶)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の“recēns”には「新鮮な、新しい」という意味があり、英語では14世紀ごろから “recent” という形で「近頃の、新しい」ニュアンスとして使われてきました。

  • ニュアンス: 「ごくごく新しい」というよりも、「すこし前に起きた」「かつて起きたがまだ時間がさほど経っていない」程度の幅広いタイムスパンをカバーします。主に書き言葉だけでなく話し言葉でも広く使えます。カジュアルにもフォーマルにも対応する柔軟な単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞の前や補語として使います。


    • 例: “the recent news” (名詞 news の前)

    • 例: “The news is recent.” (補語として)


  • フォーマル・カジュアルともに用いられるシーンが多いです。メールや論文では「recent study」「recent data」など、日常会話では「my recent trip」などと使われます。


  • 冠詞との組み合わせ: 固有名詞でない限り、必要に応じて定冠詞や不定冠詞と組み合わせます。


    • 例: “A recent development has changed the situation.”

    • 例: “The recent changes are quite significant.”



5. 実例と例文

以下、さまざまな文脈での使用例です。

日常会話 (3例)


  1. “Have you seen any good movies in recent weeks?”

    (最近何かいい映画を観た?)

  2. “My recent trip to the mountains was so refreshing.”

    (最近山に行ってきたんだけど、すごくリフレッシュできたよ。)

  3. “I’ve had a lot of stress at work in recent days.”

    (ここ数日、仕事ですごくストレスがたまってるんだ。)

ビジネス (3例)


  1. “The recent market trends indicate a rise in consumer spending.”

    (最近の市場トレンドは、消費者支出の増加を示しています。)

  2. “In our recent meeting, we discussed the new project timeline.”

    (最近のミーティングでは、新しいプロジェクトのスケジュールについて話し合いました。)

  3. “We should analyze the recent changes in regulations before proceeding.”

    (進める前に、最近の規制の変更を分析する必要があります。)

学術的な文脈 (3例)


  1. “A recent study suggests a correlation between sleep quality and productivity.”

    (最近の研究では、睡眠の質と生産性の関連性が示唆されています。)

  2. “Recent discoveries in biotechnology are opening up new possibilities.”

    (バイオテクノロジー分野の最近の発見が、新たな可能性を開いています。)

  3. “Several recent papers have examined the effects of climate change on agriculture.”

    (いくつかの最近の論文が、気候変動が農業に与える影響を検討しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. new(新しい)


    • 「recent」は「最近の出来事」に、もう少しタイムスパンを意識して使う。一方で “new” はモノ自体が未使用・新規というニュアンスが強い。


  2. current(現在の)


    • “current” は「今現在進行している」、時間的な進行形として使われる。 “recent” は「あまり時間が経っていない」という過去も含む。


  3. latest(最新の)


    • “latest” は「いちばん最近の」(ほかに比べると最も新しい)ニュアンスがある。 “recent” は比較的新しいが「最も新しい」という意味を必ずしも含まない。


反意語


  • old(古い)


    • 「昔の」「古くなった」といった時間的な長期経過を示す点で “recent” の反意語です。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈriːsənt/

  • イギリス英語: /ˈriːsənt/

アクセント: 頭にアクセントがあります(rícent のイメージ)。

よくある間違い: “re-cent” と区切って別の語のように発音してしまう間違い。「リーサント」のように発音すると伝わりやすいです。ただし「recently」のときは /ˈriːsəntli/ となる点に注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「recient」「reseant」などと誤綴りすることがあります。

  • 同音異義語は特にありませんが、「receipt(領収書)」との混同に注意する学習者もいます。スペルが似ていますが発音と意味が全く違います。

  • 試験対策: TOEICや英検などで「最近の動向」「最新の研究」などの文章でよく出てきます。文章読解やリスニング中に「recent」という単語を見たら「新しく起こったこと」に注目すると理解しやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: ラテン語の「新鮮な・新しい(recēns)」から来ていると覚えると、食材などの「フレッシュ感」を連想できます。

  • スペルのポイント: 「re + cent」と区切って覚えると、最後が “-ent” だと気付きやすいです。

  • 勉強テクニック: 「Recent news, recent events, recent changes」をセットで口に出して練習すると、自然にコロケーションごと覚えることができます。


以上が、形容詞 “recent” の詳細な解説です。日常からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われる単語ですので、しっかり把握しておきましょう!

意味のイメージ
recent
意味(1)

少し前に起こった,つい最近あった

意味(2)

そんなに離れていない時代の,近代(modern)

意味(3)

現世,完新世(約2万前から現代まで)

意味(4)

(またHolocene)《R-》(地質時代の)現世の,完新世の

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