最終更新日:2024/06/12

検察官は裁判中に説得力のある証拠を示した。

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The prosecutor presented compelling evidence during the trial.

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元となった辞書の項目

prosecutor

名詞

〈C〉検察官 / 訴追者

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検察官は裁判中に説得力のある証拠を示した。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: prosecutor

日本語: 検察官、起訴する側の弁護士

品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)

意味(日本語でのやさしい説明):

「prosecutor(プロセキューター)」は裁判などで「起訴する側」、つまり犯罪を犯したとされる人を法的に追及する人のことです。日本でいう「検察官」にあたります。法廷で被告に対して犯罪を立証する役目を担う、法律の専門家です。公的に犯罪を捜査し、起訴する立場であるため、とても重要な役割を持ちます。

活用形:


  • 単数形: prosecutor

  • 複数形: prosecutors

他の品詞形:


  • 動詞: prosecute (起訴する、法的手続きをとる)

  • 名詞: prosecution (起訴、検察側、起訴手続き)

  • 形容詞: prosecutorial (検察の、起訴の)

CEFRレベル: B2 (中上級)

・法律や公的な立場を示す単語は日常会話というよりも、ニュースや政治、法律の文脈でよく登場します。理解が必要ですが、日常会話ではやや専門的です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹:「prosecute」(起訴する)

  • 接尾語:「-or」(人を表す接尾語: 何かを行う人)

関連語や派生語:


  • prosecute (動詞: 起訴する)

  • prosecution (名詞: 起訴、検察)

  • prosecutorial (形容詞: 検察の、起訴に関する)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):


  1. federal prosecutor(連邦検察官)

  2. district prosecutor(地方検察官)

  3. special prosecutor(特別検察官)

  4. appointed prosecutor(任命された検察官)

  5. lead prosecutor(主任検察官)

  6. assistant prosecutor(補佐検察官)

  7. cooperate with the prosecutor(検察官に協力する)

  8. prosecutor’s office(検察局 / 検事局)

  9. prosecutor’s evidence(検察側の証拠)

  10. work as a prosecutor(検察官として勤務する)


3. 語源とニュアンス

語源:

「prosecutor」はラテン語の“prōsequī(追う、従う、起訴する)”から派生した「prosecute」に由来します。「prosecute」が「法的手続きを進めていく」「相手を追い詰める」というニュアンスを持つところから、「-or」で人を表す形に変化して“prosecutor”になりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 主に法廷や法律関連の文脈で使用される厳粛な響きのある単語です。

  • 口語ではあまり登場しませんが、ニュース報道やドラマなどで頻出します。

  • フォーマルかつ専門的な場面で用いられ、とくに刑事事件の文脈で使われます。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント:


  • prosecutor は可算名詞 (可算:a prosecutor / the prosecutor / many prosecutors)。

  • 主に法廷・刑事事件で「起訴する側」を表すため、他動詞“prosecute + (目的語)”の派生形から来ています。

よく使う一般的な構文例:


  • “The prosecutor charged the defendant with …”

  • “The prosecutor is seeking a conviction.”

フォーマル / カジュアルな使用シーン:


  • 法廷での発言、裁判所関連の資料、ニュースでの報道など、もっぱらフォーマルな文脈。

  • 日常会話ではほとんど使われない専門用語に近いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文(やや皮肉交じり・クローズドな場面などで使うイメージ)


  1. “I’m joking, but you sound like a prosecutor questioning me!”

    (冗談だけど、まるで検察官みたいに私を問い詰めるね!)


  2. “He said his cousin is a prosecutor, so he knows a lot about criminal law.”

    (彼のいとこは検察官らしくて、刑法のことをよく知っているって。)


  3. “I wouldn’t argue with her; she could’ve been a prosecutor in another life!”

    (彼女とは口論したくないよ。もしかしたら前世は検察官だったかも!)


ビジネス(ニュースや公的な話題など)


  1. “The company hired a former prosecutor to investigate potential fraud within the firm.”

    (その会社は社内の不正の可能性を調査するため、元検察官を雇いました。)


  2. “The prosecutor will hold a press conference regarding the corporate corruption case.”

    (企業の汚職事件に関して、検察官が記者会見を開く予定です。)


  3. “Our legal team consulted a state prosecutor for guidance on regulatory compliance.”

    (私たちの法務チームは、規制遵守に関する助言を求めて州の検察官に相談しました。)


学術的・専門的な文脈


  1. “Legal scholars often debate the extent of the prosecutor’s discretion in charging decisions.”

    (法学者たちは、起訴判断における検察官の裁量の範囲についてよく議論します。)


  2. “The prosecutor’s role is critical in maintaining the balance of justice within the criminal justice system.”

    (刑事司法制度の中で、検察官の役割は正義の均衡を保つ上で重要です。)


  3. “Studies have shown that the relationship between the prosecutor and the police can influence case outcomes.”

    (研究によると、検察官と警察の関係が事件の結果に影響を与え得ることが示されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. attorney(弁護士)


    • 一般的に「法律の専門家」という意味。検察官を指す場合もあり得ますが、defense attorney(弁護人)のように他の立場の「弁護士」も含みます。


  2. district attorney (DA)(地方検事)


    • アメリカで地方レベルの検察官を指す公式な役職名。


  3. prosecuting attorney(起訴側弁護士)


    • 「検察官」をより具体的に表現したもの。


  4. public prosecutor(公訴人、検察官)


    • 公的に任命された検察官を指す。


反意語:


  • defense attorney(弁護人、弁護士)


    • 被告を守る立場の弁護士。


ニュアンスの違い:


  • 「prosecutor」は「起訴する側」を明確に指し示すため、弁護士でも立場は限定されます。弁護士を幅広く指す「attorney」や「lawyer」とは役割が違うので注意が必要です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈprɑːsɪkjuːtər/

  • イギリス英語: /ˈprɒsɪkjuːtə/

強勢(アクセント)の位置:


  • pro-SE-cu-tor のように、第1音節の「pros」に強勢がきます。

よくある発音の間違い:


  • “prosecutor”を /ˈproʊ/ や /ˈprɔː/ と混同して発音してしまうケース。

  • 「プロスキューター」ではなく「プロセキューター」に近い音で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 綴りミス: “prosecuter” と書いてしまうミスがよくあります。正しくは「-cutor」。

  • 同音異義語との混同: 「persecutor(迫害する人)」と混同しやすいですが、意味が全く異なるので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検などの試験では、法律や犯罪関連の長文読解で登場する可能性があります。「検察官」「起訴する側」のイメージをだけでも押さえておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「prosecute」は「訴える」、「persecute」は「迫害する」という全く違う意味なので、p-r-O-S-e-cute → 法律 (Law) と関連づけ、「O=法廷の円卓」を想像して区別してもよいでしょう。

  • “-or”のつく名詞は「〜する人」を表すことが多い(例: actor, creator, instructor)ので、prosecute(起訴する)+or(人)で「起訴する人=検察官」と覚えやすいです。

  • 法律ドラマやニュースではよく登場する単語です。ドラマや映画のワンシーンをイメージすると記憶に残りやすくなります。


以上が「prosecutor」の詳しい解説です。法廷や法律関連のニュースなどでもよく聞かれる表現なので、区別しながら使いこなせるようになると、リスニングやリーディングでも役立ちます。

意味のイメージ
prosecutor
意味(1)

検察官

意味(2)

訴追者

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