最終更新日:2024/06/13
The collaboration between the two companies created a synergy that resulted in increased productivity.
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元となった辞書の項目
synergy
解説
以下では「synergy」という単語を、できるだけ詳しくわかりやすく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: synergy
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベルの目安: C1(上級: ビジネスや学術的文脈でよく使われるため)
英語での意味
- 「The combined power, effectiveness, or effect that is greater than the sum of the separate parts.」
日本語での意味
- 「相乗効果」や「協働による成果」のことです。
「ふたり以上が協力したとき、単純な足し算以上の価値や効果が生まれる、というニュアンスで使われます。主にビジネスや学術の場面で使われますが、幅広い領域で使われる言葉です。」
活用形
名詞なので、動詞のような変化形 (現在形・過去形など) は通常存在しませんが、形容詞としては「synergetic (相乗的な)」という形で使われることがあります。
- 例: synergetic approach (相乗的アプローチ)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “syn-” (「一緒に」や「共同の」という意味の接頭語、ギリシャ語由来)
- “-erg-” (「働く」という意味が含まれる語根、ギリシャ語の「ergon=仕事」など)
- “-y” (名詞化や形容詞化などをするための語尾)
「syn + erg + y」で「一緒に働くこと」というニュアンスが語源からもうかがえます。
関連語や派生語
- synergetic (形容詞):相乗的な
- synergize (動詞):相乗効果を生む、協力する
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- create synergy
- シナジー(相乗効果)を生み出す
- シナジー(相乗効果)を生み出す
- gain synergy
- シナジーを得る
- シナジーを得る
- leverage synergy
- シナジーを活用する
- シナジーを活用する
- synergy effect
- 相乗効果
- 相乗効果
- strategic synergy
- 戦略的な相乗効果
- 戦略的な相乗効果
- corporate synergy
- 企業間の協働による相乗効果
- 企業間の協働による相乗効果
- synergy in marketing
- マーケティング面での相乗効果
- マーケティング面での相乗効果
- synergy between teams
- チーム間の相乗効果
- チーム間の相乗効果
- synergy potential
- シナジーの可能性
- シナジーの可能性
- synergy strategy
- 相乗効果を狙う戦略
- 相乗効果を狙う戦略
3. 語源とニュアンス
語源
- 古代ギリシャ語の「synergia」が由来で、「共同で作業する」という意味を持ちます。
- 広義としては「協力して働くこと」を表します。
ニュアンス
- 現代では特にビジネスシーンで使われることが多く、「単独では出せない成果を複数の力が合わさることで得る」というポジティブな意味合いをもつ語です。
- フォーマルな印象が強く、プレゼンやレポートなどで「相乗効果」を強調したいときに使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (可算/不可算):synergyは抽象名詞として不可算で扱われることがほとんどですが、文脈によっては複数形 (synergies) で使うこともあります。企業間の複数の相乗効果に言及する場合などに見られる用法です。
- フォーマル/ビジネスシーンでの使用が主流ですが、プレゼンテーションや学術的文章など幅広い文脈で使われます。
一般的な構文例
- “X and Y can create synergy.”
- “We hope to achieve synergy through collaboration.”
5. 実例と例文
ここでは日常会話・ビジネス・学術的な文脈ごとに、より自然な例文を示します。
日常会話 (カジュアルな場面)
- “I feel there's a real synergy when we cook together.”
- 一緒に料理すると、ほんとに相乗効果がある感じがするよ。
- 一緒に料理すると、ほんとに相乗効果がある感じがするよ。
- “Our ideas seem to have synergy; let’s work on this project together.”
- 僕たちのアイデアは相乗効果がありそうだから、一緒にこのプロジェクトをやりましょう。
- 僕たちのアイデアは相乗効果がありそうだから、一緒にこのプロジェクトをやりましょう。
- “Their personalities just have great synergy, it’s fun to watch.”
- 彼らは性格の相性が良くて、見ていて楽しいよ。
ビジネス (フォーマルな場面)
- “We aim to maximize synergy across all departments.”
- 全部署間で相乗効果を最大化することを目指しています。
- 全部署間で相乗効果を最大化することを目指しています。
- “Merging with that company could create significant synergy in the market.”
- あの会社との合併は、市場において大きな相乗効果を生む可能性があります。
- あの会社との合併は、市場において大きな相乗効果を生む可能性があります。
- “We need a strategy to leverage the synergy among our product lines.”
- 製品ライン間の相乗効果を活用するための戦略が必要です。
学術的な文脈
- “The study investigates the synergy between cognitive processes and social interaction.”
- この研究は認知過程と社会的相互作用のあいだにある相乗効果を調査しています。
- この研究は認知過程と社会的相互作用のあいだにある相乗効果を調査しています。
- “Their findings highlight the synergy between theoretical models and practical applications.”
- 彼らの研究結果は、理論モデルと実際の応用の間にある相乗効果を強調しています。
- 彼らの研究結果は、理論モデルと実際の応用の間にある相乗効果を強調しています。
- “We can observe synergy in interdisciplinary research, where methods converge for deeper insights.”
- 学際的研究では、より深い知見を得るために手法が集結し、相乗効果が見られます。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- cooperation (協力)
- “cooperation” は「人が一緒に動く・助け合う」ことを表し、synergyほど「効果の大きさ」は強調しません。
- “cooperation” は「人が一緒に動く・助け合う」ことを表し、synergyほど「効果の大きさ」は強調しません。
- collaboration (共同作業)
- “collaboration” は「パートナーシップ」に着目した語で、synergy が示す「足し算以上の成果」とは少しニュアンスが異なります。
- “collaboration” は「パートナーシップ」に着目した語で、synergy が示す「足し算以上の成果」とは少しニュアンスが異なります。
- teamwork (チームワーク)
- “teamwork” は「チームとしての協力」に限定されますが、synergyはもっと抽象的で広範な場面で使われます。
反意語 (Antonyms)
- antagonism (対立)
- 協力や相乗効果とは逆に、対立や反目を感じさせる意味という点で反意的です。
- 協力や相乗効果とは逆に、対立や反目を感じさせる意味という点で反意的です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- 【米国英語】/ˈsɪn.ɚ.dʒi/
- 【英国英語】/ˈsɪn.ə.dʒi/
アクセント位置: 最初の音節 “SIN” の部分にアクセントがあります。
よくある発音の間違い
- “sy-nar-gy” のように “a” を入れてしまう誤り。正しくは “sin-er-gy” に近い音です。
- 最後を “-jee” (ジー) と伸ばさず、/dʒi/ の短めの音にする。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “synargy” や “synergy”内の “e” と “a” が混同されがちですが、正しくは “s-y-n-e-r-g-y”。
- “synargy” や “synergy”内の “e” と “a” が混同されがちですが、正しくは “s-y-n-e-r-g-y”。
- cooperation や collaboration との使い分け
- synergy は「相乗効果」を明確に強調するニュアンスがあります。
- synergy は「相乗効果」を明確に強調するニュアンスがあります。
- TOEICや英検などの試験対策
- ビジネス英語やテクニカルな文章で出題される可能性大。文脈から相乗効果を意味していることを理解すると解答しやすい。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「syn-」は「一緒に」、「erg-」は「働く」 → “みんなで協力して働くと大きなパワーが生まれる” というイメージを持つと覚えやすいです。
- スペリングでは「s-y-n-e-r-g-y」の中間にある “n-e-r-g” が“エネルギー(energy)”とも似ている感じがあるので、「みんなの力(エネルギー)が合わさる」と関連づけて覚えることもできます。
以上が「synergy」の詳細解説です。ビジネスや研究など、協力して大きな成果を狙うシーンでぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
相乗効果,シナジー
意味(2)
共同(共働)作用
意味(3)
《医学》共力作用