最終更新日:2025/08/14

The police have increased surveillance on the suspect.

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元となった辞書の項目

surveillance

名詞

(特に容疑者・囚人などの)監視,見張り / 監督,指揮 / 調査、査察

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: surveillance

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): close observation, especially of a suspected person.

意味(日本語): 「監視」や「見張り」を意味する単語です。主に犯罪やテロの防止・捜査などのために、人や場所を継続的に観察・監視する行為を指します。

「安全・治安を保つために人の動きを見張る」というニュアンスがあり、フォーマルな場面でも使われることが多い言葉です。

活用形


  • 通常、名詞として単数・複数同形で用いられますが、不可算名詞(uncountable noun)として扱われることが多いです。


    • 例: “Surveillance is necessary in this area.”


  • 派生して動詞形にすることは一般的ではなく、形容詞にする場合は “surveillance-related” (「監視関連の」) などの複合形で表現します。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)〜C1(上級)


  • 専門性が高い文脈でよく登場するため、中上級以上でよく目にする単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語源的構成: “surveillance” はフランス語の “surveiller”(sur- + veiller)から来ています。


    • sur-: 「上から」「上に」という意味合いの接頭辞(フランス語・ラテン語由来)。

    • veiller: フランス語で「見守る」「見張る」。


  • 英語では、主に「監視活動」「見張り」「監視状態」を表す名詞として使われます。

関連単語や派生語


  • surveillant (名詞): 監視者、監視担当者(文脈によってはフォーマル)

  • surveillance camera: 監視カメラ

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. under close surveillance(厳重な監視下にある)

  2. mass surveillance(大規模監視・大量監視)

  3. covert surveillance(秘密の監視)

  4. electronic surveillance(電子的監視)

  5. surveillance footage(監視映像)

  6. video surveillance(ビデオ監視)

  7. covert surveillance operation(極秘監視作戦)

  8. government surveillance(政府による監視)

  9. phone surveillance(電話監視)

  10. security surveillance cameras(防犯監視カメラ)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: フランス語“surveillance”に由来(“sur-” + “veiller”)。「上から見張る」というイメージ。

  • 歴史的使用: 軍事や警察活動など、機密性の高い場面で使われてきました。近年はテロ対策やネット上の情報収集など、より広範な意味で使われています。

  • ニュアンスと注意点:


    • フォーマルでやや硬い響き。

    • 物理的に見張るだけでなく、電子的監視も含む。


  • 使用シーン:


    • 公的機関・警察・セキュリティ企業などの文脈で公的・フォーマルに使われる。

    • 日常会話でも「監視カメラ」を指すときなどに比較的よく登場。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (不可算名詞) で使われることがほとんどです。


    • 不可算名詞なので、原則として “a surveillance” とは言いません。

    • 使うときは “surveillance (system / camera / footage)” のようにセットで用いることが多いです。


  • 一般的な構文例:


    • “to keep someone under surveillance” = 「(人)を監視下に置く」

    • “the act of surveillance” = 「監視行為」


  • 口語か文語か


    • 一般的にフォーマルよりの単語ですが、日常のセキュリティやプライバシーの話題でも使われることがあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3例)


  1. “I heard they installed new surveillance cameras in the parking lot.”

    (駐車場に新しい監視カメラを設置したそうだよ。)


  2. “We’re under surveillance, so be careful with what you say here.”

    (ここは監視されているから、発言には気をつけて。)


  3. “Surveillance footage showed the thief entering through the back door.”

    (監視映像では、泥棒が裏口から入るのが映っていたよ。)


ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “Our company decided to strengthen its electronic surveillance system to prevent data leaks.”

    (我が社はデータ漏洩を防ぐために電子監視システムを強化することに決めました。)


  2. “Please review the surveillance policies before monitoring employees’ activities.”

    (従業員の活動を監視する前に監視方針を確認してください。)


  3. “All visitors are informed about the surveillance cameras for security purposes.”

    (すべての来訪者にはセキュリティを目的とした監視カメラについてお知らせしています。)


学術的/公的な文脈での例文 (3例)


  1. “Researchers are examining the impact of mass surveillance on individual privacy.”

    (研究者たちは大規模監視が個人のプライバシーに与える影響を調査している。)


  2. “The law restricts government surveillance to cases of national security threats.”

    (その法律は政府による監視を国家安全保障の脅威となる場合に限定している。)


  3. “Advances in AI-driven surveillance systems raise ethical and legal concerns.”

    (AIを活用した監視システムの進歩が倫理的・法的懸念を生んでいる。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. monitoring(監視・モニタリング)


    • “surveillance”よりも一般的で幅広い監視を指す。電子モニタリングなどに使いやすい。


  2. observation(観察)


    • より中立的で、科学的・一般的な観察にも使える。必ずしも警戒感は伴わない。


  3. scrutiny(精密な調査・精査)


    • 入念に調べたり調査するニュアンス。やや硬めで公的文脈でも。


反意語 (Antonyms)


  • neglect(放置、無視)

  • ignorance(無視、知らないこと)


    • いずれも「見張ることの反対」として挙げられますが、直接的な反意語というよりは文脈的な対極にある表現です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /sɚˈveɪ.ləns/ (アメリカ英語), /səˈveɪ.ləns/ (イギリス英語)

  • アクセント: 第2音節 “veɪ” に強勢があります。


    • アメリカ英語では [sɚ-VEI-ləns] のように “r” がやや強く発音されます。

    • イギリス英語では [sə-VEI-ləns] と “r” があまり強く発音されません。


  • よくある発音ミス: 「スーべイランス」など、日本語カタカナ発音に引きずられて第1音節を強く読むミスが多いので注意が必要です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “surveillance” は “-lance” ではなく “-llance” と打ち間違えたり、重複する“l”を一つだけにしてしまうなどが起こりがちです。

  • 同音異義語との混同: 近い発音の単語はあまり多くありませんが、強いて言えば “survey” (調査) に引っ張られて “survey-lance” と誤読されることがあるので注意してください。

  • 試験対策: TOEICやIELTSなどでセキュリティ・プライバシー等の話題が文章に出るときに登場する可能性が高いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sur-” は「上から」、 “-veillance” は「見張るイメージ」と覚えると、カタカナ英語の “サーヴェイランス” →「上から監視する」と関連づけられます。

  • セキュリティカメラやスパイ映画など、常に見張っているシーンを連想すると覚えやすいでしょう。

  • スペリングでは “sur + veil + lance” と3つに区切るとミスが減ります。


以上が名詞 “surveillance” の詳細解説です。

「監視・見張り」のイメージをしっかり持って、スペリングにも十分気をつけてみてください。

意味のイメージ
surveillance
意味(1)

(特に容疑者・囚人などの)監視,見張り

意味(2)

監督,指揮

意味(3)

調査、査察

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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