元となった辞書の項目
subsection
解説
1. 基本情報と概要
単語: subsection
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
意味(英語)
A subsection is a smaller part or division of a larger section or document.
意味(日本語)
「subsection(サブセクション)」は、より大きなセクションの一部をさらに分割した小区分・小節を指す言葉です。「section」の中の「下位区分」というニュアンスがあります。主に文書や法律、レポートなどの構造の中で用いられます。
- CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 法律文書や学術的に使用されることが多く、やや専門的な文脈で出てくる単語です。
活用形
- 単数形: a subsection
- 複数形: subsections
※「subsection」は名詞のみで使われるのが一般的で、動詞形や形容詞形はほぼ存在しません。関連のある動詞としては「(to) subdivide(分割する)」などがありますが、語幹が異なるため別の単語として扱われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: sub- 「下位の、下にある」
- 語幹: section 「区分、部分」
「subsection」は、“sub”+“section” で、「下位の区分(セクションの下)」という意味になります。
もともと「section」が「区分」を意味することから、さらにそれを小さく切り分けた部分が「subsection」となります。
関連する派生語や類縁語
- subdivide(動詞): より小さく分割する
- subdivision(名詞): 小区画、部分
- section(名詞): 区分、節
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- legal subsection → 法律の小区分
- this subsection → この小区分
- under subsection (number) → 〜(番号)の小区分のもとで
- subsection heading → 小区分の見出し
- drafting a subsection → 小区分を起草する
- refer to subsection → 小区分を参照する
- define a subsection → 小区分を定義する
- in the next subsection → 次の小区分で
- a subsection of the report → レポートの小区分
- break down into subsections → 小区分に分割する
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “sub-”(下・下位)+ “secare”(切る)から派生した “section”(区切り)。「section」をさらに小さく切り分けたものとして「subsection」が生まれました。
- ニュアンス:
- 文章や文書構造、法律文書、学術的論文などで使われるややフォーマルな単語です。
- 口頭でも使われることはありますが、主に文書やレポートでの見出しや内容区分を示すときに多く登場します。
- 文章や文書構造、法律文書、学術的論文などで使われるややフォーマルな単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞:可算名詞
- 通常「a subsection」「two subsections」のように冠詞や複数形を伴って使われます。
- 使用シーン
- フォーマル/ビジネス/学術的文書で最もよく使われます。
- カジュアルな会話よりは、文章中・レポート中での使用が主です。
- フォーマル/ビジネス/学術的文書で最もよく使われます。
よく使われる構文・イディオム
- “According to subsection (X) of the document, …”
- 文書の小区分(X)によると、…
- 文書の小区分(X)によると、…
- “Please refer to subsection 2.3 for more details.”
- 詳細については小区分2.3を参照してください。
5. 実例と例文
日常会話での例 (3つ)
- “In my blog, I created a subsection for recipes.”
- 私のブログでは、レシピのために小区分を作ったんだ。
- 私のブログでは、レシピのために小区分を作ったんだ。
- “Could you check the subsection about travel tips?”
- 旅行のコツに関する小区分を確認してもらえる?
- 旅行のコツに関する小区分を確認してもらえる?
- “I think we should add a new subsection for FAQs.”
- よくある質問用の新しい小区分を追加したほうがいいと思うよ。
ビジネスでの例 (3つ)
- “Please revise the subsection on budget allocation before the meeting.”
- 会議前に予算配分についての小区分を修正してください。
- 会議前に予算配分についての小区分を修正してください。
- “The contract has a subsection detailing termination clauses.”
- 契約書には終了条項を詳述した小区分があります。
- 契約書には終了条項を詳述した小区分があります。
- “We need to ensure each subsection addresses the client's requirements clearly.”
- 各小区分がクライアントの要件を明確に扱っていることを確認する必要があります。
学術的な文脈での例 (3つ)
- “In the next subsection, we will discuss the experimental results in detail.”
- 次の小区分では、実験結果について詳細に議論します。
- 次の小区分では、実験結果について詳細に議論します。
- “This report is divided into multiple subsections to enhance readability.”
- このレポートは可読性を高めるために複数の小区分に分割されています。
- このレポートは可読性を高めるために複数の小区分に分割されています。
- “Definitions of key terms are provided in subsection 1.2.”
- 主要な用語の定義は小区分1.2に記載されています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- segment (セグメント)
- 一部分を示しますが、「subsection」よりも幅広い文脈で使われます。分割を意識した表現。
- 一部分を示しますが、「subsection」よりも幅広い文脈で使われます。分割を意識した表現。
- division (ディビジョン)
- 大きいものを複数に分けた「区分」。やや大きめの区画を想像させます。
- 大きいものを複数に分けた「区分」。やや大きめの区画を想像させます。
- part (パート)
- 一続きのものの「部分」という幅広い意味。文書やセクションに限りません。
- 一続きのものの「部分」という幅広い意味。文書やセクションに限りません。
反意語
- 直接の反意語はありませんが、「whole(全体)」や「entirety(全体)」が「部分」に対する大きいものとして対比される場合があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈsʌbˌsɛk.ʃən/
- アメリカ英語の発音例: サブ-セク-シュン(「セク」の部分に強勢がやや強め)
- イギリス英語の発音例: サブ-セク-シュン(アメリカ英語と大きな違いはあまりないが、母音の質が少し異なる場合あり)
よくある発音の間違い
- [b] の後の [s] が曖昧になり “səbsection” のように聞こえてしまうことがありますが、なるべく [sʌb] をはっきり発音すると通じやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- ハイフンの有無: “sub-section” とハイフンを入れる場合もありますが、現在は “subsection” と一語で書くのが主流です。
- スペルミス: “substuction” など誤ってタイピングしがちなので注意しましょう。
- 同音異義語との混同: 類似音の単語は少ないですが、 “subject” や “subjection” などと混同しないように気を付けてください。
- 試験(TOEIC・英検等)での出題傾向: 法律文書の抜粋やマニュアル文書の問題で、具体的に分割された部分を指す語として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “sub-” = 「下に・下位の」 + “section” = 「区分」 → 「下位の区分」
- 「細かく切り分けられたイメージ」を思い浮かべると覚えやすいです。
- レポートや契約書などを思い浮かべ、「大きな見出し(section)」の中にさらに「小見出し(subsection)」がある様子をイメージすると理解が深まります。
以上が「subsection」の詳細な解説です。文書やレポートを構成・整理する場面でとても役立つ単語ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
小節,下位区分
意味(2)
《法律文書などの》款
意味(3)
小区分