最終更新日:2025/02/25

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元となった辞書の項目

contributor

【名/C】寄付者;貢献者,寄与者;一助,一因;寄稿家《to》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: contributor

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: ある程度複雑な文章や議論に参加できるレベル

英語での意味:


  • Contributor means a person or entity that provides something (such as ideas, work, goods, money) in order to support or help a project, organization, publication, or cause.

日本語での意味:


  • 「contributor」とは、プロジェクトや組織、出版物などに「貢献(寄稿・寄付など)をする人」を指します。例えば雑誌に記事を寄稿する人、資金を寄付する人、共同作業にコードを提供する人などにも使われます。使う場面としては、「協力者」「寄稿者」「提供者」というニュアンスを持ち、協力して何かを一緒に作り上げるイメージです。

活用形や他の品詞例:


  • 単数形: contributor

  • 複数形: contributors

  • 動詞形: contribute (貢献する、寄付する)

  • 形容詞形: contributory (貢献の、寄付の)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • con-(共に、一緒に)

  • trib-(与える)

  • -utor(~する人、または役割を表す接尾辞)

「供給する」「与える」というニュアンスのある contribute に「人」を示す -or/-er がついて「貢献する人」を表します。

関連する単語・派生語など:


  • contribute (動詞)

  • contribution (名詞:貢献、寄付、寄稿など)

  • contributory (形容詞:貢献の、寄付の)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. key contributor – 主要な貢献者

  2. regular contributor – 定期的な寄稿者

  3. guest contributor – ゲスト寄稿者

  4. major contributor – 大きく貢献する人

  5. financial contributor – 財政的支援者

  6. volunteer contributor – ボランティア寄稿者

  7. active contributor – 積極的な貢献者

  8. significant contributor – 重要な貢献をする人

  9. frequent contributor – 頻繁に寄稿する人

  10. major contributor to success – 成功に大きく貢献した人


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「con-(共に)」と「tribuere(与える)」が合わさった contribuere から派生した contribute が由来です。

  • そこから「貢献する人」を表す contributor となりました。

ニュアンスや使用時の注意:


  • 「誰か(何か)に貢献している人物」を指し、ポジティブな意味合いをもちます。

  • 主にビジネスや学術、出版などでフォーマルにもカジュアルにも使えますが、どちらかといえばフォーマル寄りです。

  • メディアで「寄稿者」としての Contributor は特にカジュアルな印象はなく、むしろ専門的や正式な響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): “a contributor” または “contributors” の形で使われます。

  • 例文で使う場合は “He is a contributor to the project.” のように必ず冠詞(a/an/the)が必要です。

  • 他動詞の contribute と関連し、「…に貢献する」を表す場合は “contribute to …” となり、その主語が「contributor」として表現されます。

一般的な構文やイディオム:


  • be a contributor to + 名詞/事象: ~に貢献している人である

  • serve as a contributor for + 媒体: ~(雑誌やウェブサイトなど)に寄稿者として務める

  • guest contributor on + 番組/メディア: ~のゲスト寄稿者

フォーマルな文章や職務経歴書では「彼は重要なプロジェクトの貢献者だった」というニュアンスで好んで使われることがあります。カジュアルシーンでは「共同作業仲間や協力者」をライトに伝えたいときにも使えます。


5. 実例と例文

以下では日常会話、ビジネス、学術的な文脈それぞれで複数例文を示します。

日常会話 (3例)


  1. “My friend is a regular contributor to our local charity events.”


    • 「私の友人は地元の慈善イベントにいつも貢献しているよ。」


  2. “I’m not just a member; I’m a contributor to the community garden.”


    • 「メンバーであるだけでなく、コミュニティガーデンに自分からいろいろと貢献しているんだ。」


  3. “Emily has become a major contributor to our neighborhood cleanup initiatives.”


    • 「エミリーは私たちの近所の清掃活動に大きく貢献する存在になりました。」


ビジネス (3例)


  1. “He is a key contributor to this project, handling all the data analysis.”


    • 「彼は、このプロジェクトの主要な貢献者で、すべてのデータ分析を担当しています。」


  2. “As a financial contributor, the sponsor expects regular progress updates.”


    • 「資金提供者として、スポンサーは定期的な進捗報告を求めています。」


  3. “We should acknowledge all contributors in our annual report.”


    • 「年次報告書で、すべての貢献者に感謝の意を示すべきです。」


学術的な文脈 (3例)


  1. “Each researcher is listed as a contributor in the published paper.”


    • 「それぞれの研究者は、発表された論文に貢献者として記載されています。」


  2. “He served as a contributor to the scientific journal for three decades.”


    • 「彼は30年にわたり、その科学雑誌の寄稿者として活動しました。」


  3. “Her groundbreaking findings made her a significant contributor to the field of neuroscience.”


    • 「彼女の画期的な発見は、神経科学の分野で重要な貢献者となるものでした。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. donor (寄付者) – お金や物資を寄付する人。monetary・物品の寄付が中心。

  2. sponsor (スポンサー) – 主に資金的援助を行う人や組織。

  3. supporter (支援者) – 広くサポートする人。貢献度合いは曖昧だが、応援してくれる人。

  4. writer (執筆者) – 寄稿者の意味では「記事などを書く人」を強調。

  5. collaborator (共同作業者) – 共に作業や研究をする人。貢献という意味は含むが、共同作業に焦点がある。

反意語 (Antonyms):


  • detractor (批判者) – 何かを妨げたり批判したりする人。

  • opponent (対立者) – 反対する人、敵対者。

これらの単語は「何をどのように支援しているか」「対立しているか」「ただ寄付しているか」などの文脈によって使い分けます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /kənˈtrɪbjətər/

  • イギリス英語: /kənˈtrɪbjʊtə/ (語末の “-tər” と “-tə” の違い)

アクセント:


  • 「con-TRIB-u-tor」のように、第2音節「trib」に強いアクセントが置かれます。

  • よくある間違いとして、第一音節“con”に強くアクセントを置いてしまうことがありますが、正しくは “kən-TRIB-…”。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • contributor の “i” と “o” の順を間違う (例: contrubutor) など。

    • 「contribute」とのつづりが混同しやすいので注意が必要。


  2. 名詞形 “contributor” と動詞形 “contribute” の混同:


    • “I am a contribute to the project.” は誤り → “I am a contributor to the project.” が正しい。


  3. 同音異義語との混同:


    • 「contributor」と「contribution」(貢献・寄付・寄稿という行為や結果) の混同に注意。


  4. 試験対策 (TOEIC/英検など):


    • ビジネス文脈で “major contributor to ~” や “contributor to success” などが出題される場合があります。

    • 選択肢で「〜er」と「〜ion」などの混同問題が出ることも多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • con + trib」で「共に」+「与える」と覚えれば、「なにかを一緒に与える・作ります」というイメージを持ちやすいです。

  • スペルで混同しないよう「con(いっしょに)tri(トリ)bu(ブ)tor(人)」と4つに区切って覚えるのも一つの手です。

  • ビデオゲームやオープンソースプロジェクトの “contributor” を想像すると「開発やプロジェクトに貢献する人」というイメージが付きやすいでしょう。

以上が “contributor” の詳細解説です。ぜひ会話や文章で活用してみてください。

意味のイメージ
contributor
意味(1)

(…への)寄付者《+to+(do*ing*)》

意味(2)

(…への)貢献者,寄与者;一助,一因《+to+(do*ing*)》

意味(3)

(雑誌・新聞などへの)寄稿家《+to+

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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