contributor
1. 基本情報と概要
英単語: contributor
品詞: 名詞 (countable noun)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2: ある程度複雑な文章や議論に参加できるレベル
英語での意味:
Contributor
means a person or entity that provides something (such as ideas, work, goods, money) in order to support or help a project, organization, publication, or cause.
日本語での意味:
- 「contributor」とは、プロジェクトや組織、出版物などに「貢献(寄稿・寄付など)をする人」を指します。例えば雑誌に記事を寄稿する人、資金を寄付する人、共同作業にコードを提供する人などにも使われます。使う場面としては、「協力者」「寄稿者」「提供者」というニュアンスを持ち、協力して何かを一緒に作り上げるイメージです。
活用形や他の品詞例:
- 単数形: contributor
- 複数形: contributors
- 動詞形: contribute (貢献する、寄付する)
- 形容詞形: contributory (貢献の、寄付の)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- con-(共に、一緒に)
- trib-(与える)
- -utor(~する人、または役割を表す接尾辞)
「供給する」「与える」というニュアンスのある contribute に「人」を示す -or/-er がついて「貢献する人」を表します。
関連する単語・派生語など:
- contribute (動詞)
- contribution (名詞:貢献、寄付、寄稿など)
- contributory (形容詞:貢献の、寄付の)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):
- key contributor – 主要な貢献者
- regular contributor – 定期的な寄稿者
- guest contributor – ゲスト寄稿者
- major contributor – 大きく貢献する人
- financial contributor – 財政的支援者
- volunteer contributor – ボランティア寄稿者
- active contributor – 積極的な貢献者
- significant contributor – 重要な貢献をする人
- frequent contributor – 頻繁に寄稿する人
- major contributor to success – 成功に大きく貢献した人
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の「con-(共に)」と「tribuere(与える)」が合わさった contribuere から派生した contribute が由来です。
- そこから「貢献する人」を表す contributor となりました。
ニュアンスや使用時の注意:
- 「誰か(何か)に貢献している人物」を指し、ポジティブな意味合いをもちます。
- 主にビジネスや学術、出版などでフォーマルにもカジュアルにも使えますが、どちらかといえばフォーマル寄りです。
- メディアで「寄稿者」としての Contributor は特にカジュアルな印象はなく、むしろ専門的や正式な響きがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (可算名詞): “a contributor” または “contributors” の形で使われます。
- 例文で使う場合は “He is a contributor to the project.” のように必ず冠詞(a/an/the)が必要です。
- 他動詞の contribute と関連し、「…に貢献する」を表す場合は “contribute to …” となり、その主語が「contributor」として表現されます。
一般的な構文やイディオム:
- be a contributor to + 名詞/事象: ~に貢献している人である
- serve as a contributor for + 媒体: ~(雑誌やウェブサイトなど)に寄稿者として務める
- guest contributor on + 番組/メディア: ~のゲスト寄稿者
フォーマルな文章や職務経歴書では「彼は重要なプロジェクトの貢献者だった」というニュアンスで好んで使われることがあります。カジュアルシーンでは「共同作業仲間や協力者」をライトに伝えたいときにも使えます。
5. 実例と例文
以下では日常会話、ビジネス、学術的な文脈それぞれで複数例文を示します。
日常会話 (3例)
“My friend is a regular contributor to our local charity events.”
- 「私の友人は地元の慈善イベントにいつも貢献しているよ。」
“I’m not just a member; I’m a contributor to the community garden.”
- 「メンバーであるだけでなく、コミュニティガーデンに自分からいろいろと貢献しているんだ。」
“Emily has become a major contributor to our neighborhood cleanup initiatives.”
- 「エミリーは私たちの近所の清掃活動に大きく貢献する存在になりました。」
ビジネス (3例)
“He is a key contributor to this project, handling all the data analysis.”
- 「彼は、このプロジェクトの主要な貢献者で、すべてのデータ分析を担当しています。」
“As a financial contributor, the sponsor expects regular progress updates.”
- 「資金提供者として、スポンサーは定期的な進捗報告を求めています。」
“We should acknowledge all contributors in our annual report.”
- 「年次報告書で、すべての貢献者に感謝の意を示すべきです。」
学術的な文脈 (3例)
“Each researcher is listed as a contributor in the published paper.”
- 「それぞれの研究者は、発表された論文に貢献者として記載されています。」
“He served as a contributor to the scientific journal for three decades.”
- 「彼は30年にわたり、その科学雑誌の寄稿者として活動しました。」
“Her groundbreaking findings made her a significant contributor to the field of neuroscience.”
- 「彼女の画期的な発見は、神経科学の分野で重要な貢献者となるものでした。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms):
- donor (寄付者) – お金や物資を寄付する人。monetary・物品の寄付が中心。
- sponsor (スポンサー) – 主に資金的援助を行う人や組織。
- supporter (支援者) – 広くサポートする人。貢献度合いは曖昧だが、応援してくれる人。
- writer (執筆者) – 寄稿者の意味では「記事などを書く人」を強調。
- collaborator (共同作業者) – 共に作業や研究をする人。貢献という意味は含むが、共同作業に焦点がある。
反意語 (Antonyms):
- detractor (批判者) – 何かを妨げたり批判したりする人。
- opponent (対立者) – 反対する人、敵対者。
これらの単語は「何をどのように支援しているか」「対立しているか」「ただ寄付しているか」などの文脈によって使い分けます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /kənˈtrɪbjətər/
- イギリス英語: /kənˈtrɪbjʊtə/ (語末の “-tər” と “-tə” の違い)
アクセント:
- 「con-TRIB-u-tor」のように、第2音節「trib」に強いアクセントが置かれます。
- よくある間違いとして、第一音節“con”に強くアクセントを置いてしまうことがありますが、正しくは “kən-TRIB-…”。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- contributor の “i” と “o” の順を間違う (例: contrubutor) など。
- 「contribute」とのつづりが混同しやすいので注意が必要。
- contributor の “i” と “o” の順を間違う (例: contrubutor) など。
名詞形 “contributor” と動詞形 “contribute” の混同:
- “I am a contribute to the project.” は誤り → “I am a contributor to the project.” が正しい。
同音異義語との混同:
- 「contributor」と「contribution」(貢献・寄付・寄稿という行為や結果) の混同に注意。
試験対策 (TOEIC/英検など):
- ビジネス文脈で “major contributor to ~” や “contributor to success” などが出題される場合があります。
- 選択肢で「〜er」と「〜ion」などの混同問題が出ることも多いです。
- ビジネス文脈で “major contributor to ~” や “contributor to success” などが出題される場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「con + trib」で「共に」+「与える」と覚えれば、「なにかを一緒に与える・作ります」というイメージを持ちやすいです。
- スペルで混同しないよう「con(いっしょに)tri(トリ)bu(ブ)tor(人)」と4つに区切って覚えるのも一つの手です。
- ビデオゲームやオープンソースプロジェクトの “contributor” を想像すると「開発やプロジェクトに貢献する人」というイメージが付きやすいでしょう。
以上が “contributor” の詳細解説です。ぜひ会話や文章で活用してみてください。
(…への)寄付者《+to+名(do*ing*)》
(…への)貢献者,寄与者;一助,一因《+to+名(do*ing*)》
(雑誌・新聞などへの)寄稿家《+to+名》