最終更新日:2025/02/25

They formed a collective to achieve their goals.

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元となった辞書の項目

collective

集めた,収集された;畜積された,集積した / 総合した,合わせた;集団の,団体の,共同の / =collective noun / 集産主義組織(事業)

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彼らは目標を達成するために集めた集団を形成しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: collective

品詞: 形容詞、および名詞としても使用可

CEFRレベル目安: B2(中上級)

英語での意味:

・(形容詞) Shared or done by a group of people, involving everyone in the group.

・(名詞) A group or organization acting as a single unit, often sharing resources or interests.

日本語での意味:

・(形容詞) 集団の、共同の、みんなで共有する (例: 共同の決定、集団的行動)

・(名詞) 集団、共同体 (例: アート集団、共同体)

「collective」は、グループや共同体が一体となって行動したり、意思決定を行ったりするイメージの単語です。主に「共同での」「集団としての」というニュアンスが強い表現で、組織や全国規模での行動・決定などの場面でよく使われます。

活用形


  • 形容詞: collective (比較級・最上級は基本的にはありません)

  • 名詞: a collective / the collective


    • 複数形は “collectives” ですが、単数形で集合体を指す場合が多いです。


他の品詞例


  • 副詞: collectively (例: “They collectively decided on a plan.”)

  • 名詞: collectivism (集産主義, 集団主義)


2. 語構成と詳細な意味

語構成: “collective” は


  • col-(共に) + lect-(集める) + -ive(形容詞化・名詞化の接尾辞)

    ラテン語の “collectivus”(集められたもの)に由来します。

関連単語・派生語


  • collect(動詞): 集める

  • collection(名詞): 収集、コレクション

  • collectively(副詞): 共同で、一斉に

  • collectivism(名詞): 集団主義

よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選


  1. collective effort


    • 日本語訳: 集団の努力


  2. collective responsibility


    • 日本語訳: 集団責任


  3. collective memory


    • 日本語訳: 集団的な記憶


  4. collective action


    • 日本語訳: 集団行動


  5. collective intelligence


    • 日本語訳: 集団的知性


  6. collective bargaining


    • 日本語訳: 団体交渉


  7. collective decision-making


    • 日本語訳: 集団意思決定


  8. collective interest


    • 日本語訳: 共同の利益


  9. collective identity


    • 日本語訳: 集団的アイデンティティ


  10. collective consciousness


    • 日本語訳: 集団意識



3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語で “collectivus” → “collectus” → “colligere”(共に集める)から派生しています。もともとは「一緒に集められたもの」を指していました。

ニュアンス・使用注意:


  • 複数人・複数の組織が一体となって行動、あるいは責任を共有する際に使われることが多いです。

  • 政治や社会運動、職場、学術分野などフォーマルな文脈だけでなく、同人サークルなどカジュアルな集団を指す場合にも使われます。

  • 「集団としての要素」を強調したい時に使われ、個人を強調する「individual」とは対照的です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として: “collective noun,” “collective action,” “collective decision” のように名詞を修飾します。

  • 名詞として: “We formed a collective to create art.” のように、グループや集団自体を指す場合に使われます。


    • 可算名詞 (a collective / collectives) として扱われます。


一般的な構文・イディオム


  • “to have a collective approach to …”


    • 「…に対して集団で取り組む」


  • “to reach a collective decision”


    • 「集団で決定に達する」


フォーマル/カジュアルの違い:


  • フォーマルな文書(会議録や法律文書など) や学術論文で使うとき: “collective responsibility,” “collective consciousness”

  • カジュアルな口語やSNS投稿などで使うとき: “We as a collective decided…” のように、「私たちは集団として…」のニュアンスで用いられます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話(カジュアル)


  1. “We made a collective decision to go camping this weekend.”


    • 私たちは今週末キャンプに行くことをみんなで決めたよ。


  2. “Our group of friends operates like a collective; we share all our resources.”


    • 私たち友人グループは、集団みたいにみんなで色々共有しているんだ。


  3. “It’s nice to see a collective effort when planning a party.”


    • パーティーを計画するとき、みんなが協力してくれるのは嬉しいよね。


(2) ビジネス


  1. “Let’s aim for a collective strategy to increase our market share.”


    • 市場シェアを拡大するため、皆で立案する戦略を目指しましょう。


  2. “The board members reached a collective consensus on the budget plan.”


    • 役員会は予算案について集団での合意に達した。


  3. “Collective bargaining is crucial in ensuring fair wages for all employees.”


    • 団体交渉は、すべての従業員に公正な賃金を保証する上で重要です。


(3) 学術的な文脈


  1. “The study focuses on collective consciousness in digital communities.”


    • その研究は、デジタルコミュニティにおける集団意識に焦点を当てている。


  2. “We must analyze the collective behavior of cells under stress conditions.”


    • ストレス状態下の細胞の集団行動を分析しなければならない。


  3. “Collective identity plays a significant role in social movements.”


    • 社会運動において、集団的アイデンティティは重要な役割を果たす。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. communal (コミュナル、共有の)


    • 個人の所有ではなく、共同所有や共同利用を強調する場合に使う。


  2. shared (共有された)


    • より一般的に「共有している」状態を指す場合。


  3. joint (共同の)


    • 主に法的、ビジネス的な文脈で「共同の持ち主」などの意味に近い。


  4. cooperative (協力的な)


    • 協調して動くイメージが強く、やや行動面を重視。


反意語


  • individual (個々の、個人の)


    • “collective” が「集団」であるのに対し、こちらは「個人」を強調するときに使う。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kəˈlɛktɪv/


    • アクセントは “-lec-” の部分に置かれます: co-lec-tive


  • アメリカ英語: [kə-ˈlɛk-tɪv]

  • イギリス英語: [kə-ˈlɛk-tɪv] (大きくは変わりませんが、若干母音の響きが異なる場合があります)

  • よくある間違いとして、アクセントを後ろに寄せて “co-llec-tive” と発音しないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル: “l” と “c” が連続しているため “collective” の “ll” や “c” を間違えがちなので注意してください。

  • “collective” と “collectable” / ”collectible” は意味が全く異なるので混同しないようにしましょう。

  • 資格試験(TOEIC・英検など)では、”collective effort” や “collective decision” といった形容詞用法で出題されることが多いです。文中で「グループ全体での」という文脈を読み取れるかがポイントです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「みんなで“collect(=集める)”して、ひとつのまとまりを作るイメージ」と考えると覚えやすいです。

  • “co” (共に) + “lect” (集める) + “-ive” (形容詞化) → 「一緒に集めて形成された」を思い浮かべてみましょう。

  • 語呂合わせとして「コレ、アクティブにみんなでやろう → コレクティブ」と結びつけると記憶に残りやすいかもしれません。


以上が “collective” の詳細解説です。グループが一体となったり、共同で物事を行うイメージをしっかり押さえておくと、さまざまな文脈で使いこなせるようになるでしょう。

意味のイメージ
collective
意味(1)

集めた,収集された;畜積された,集積した

意味(2)

総合した,合わせた;集団の,団体の,共同の

意味(3)

=collective noun

意味(4)

集産主義組織(事業)

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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