最終更新日:2025/02/25
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元となった辞書の項目

clash

(物がぶつかり合う)ガチャン)ガシャン,ジャーン)という音 / (…間の)(意見・利害などの)衝突,抗争《+between+名》 / ガチャン)ガシャン)と音を立てる;(…に)ガチャンとぶつかる《+to(against, into)+名》 / (…と)合わない,調和しない《+with+名(doing)》 / (競技・戦闘で)(…ど)相打つ,激突する《+with+名》 / …'を'ガチャン(ジャン)とぶつける

このボタンはなに?

2台の車がガチャンと大きな音を立ててぶつかり合った。

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解説

以下では、英単語 clash について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語 / 日本語の意味


  • 英語: clash


    • 「衝突する」「対立する」「ガチャンと鳴る」などを意味する動詞。

    • 「対立」「衝突」「ガチャンという音」などを意味する名詞でもある。


  • 日本語: 「衝突」「対立」「ぶつかる」「ガチャンという音」


    • 人や意見がぶつかるとき、また金属同士がぶつかるような「ガチャン」という大きな音を表す単語です。意味としては、「物理的な衝突」だけでなく、「意見のぶつかり」や「スケジュール衝突」など、幅広いシーンで使われます。


品詞


  1. 動詞 (自動詞・他動詞的に使われることもある)


    • 例: The two teams clashed in the final match.(その2チームは決勝戦で衝突した/ぶつかった)


  2. 名詞


    • 例: There was a clash between the protesters and the police.(抗議者と警察の間に衝突があった)


活用形


  • 現在形: clash

  • 過去形: clashed

  • 過去分詞: clashed

  • 現在分詞: clashing

  • 三人称単数: clashes

他の品詞例


  • 派生語としてはあまり多くありませんが、形容詞的に「clashing」という形で「衝突する」「調和しない」という意味合いで使われることはあります。


    • 例: clashing colors (調和していない色の組み合わせ)


CEFRレベルの目安


  • B1〜B2 (中級〜中上級)


    • 初歩的な会話でも「衝突」を表す言葉としては便利ですが、感情や抽象的な対立を表すときにも使うため、中級レベルくらいで学習する単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成

clash は接頭語・接尾語がついておらず、単独で機能する語です。


  • 語幹: clash

詳細な意味


  1. 物理的な衝突


    • 金属などがぶつかるときの大きな音を表す。

    • 例: Swords clashed in the duel. (決闘で剣がガチャンと音を立てた)


  2. 意見や利害の衝突


    • 人々の考えや信念などが一致せず、ぶつかることを表す。

    • 例: Their personalities clashed whenever they discussed politics. (政治の話をするたびに、彼らの性格は対立した)


  3. スケジュールの重複・かみ合わない状況


    • ある予定が他の予定と重なって合わない、というニュアンス。

    • 例: My appointment clashes with the meeting. (私のアポイントが会議と重複している)


よく使われるコロケーション(10個)


  1. clash with each other (互いに衝突する)

  2. clash of opinions (意見の衝突)

  3. cultural clash (文化的衝突)

  4. clash in schedules (スケジュールの衝突)

  5. clash between rival groups (ライバル同士の衝突)

  6. avoid a clash (衝突を避ける)

  7. clash violently (激しく衝突する)

  8. major clash (大きな衝突)

  9. potential clash (起こり得る衝突)

  10. clash at the border (国境地帯での衝突)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語(Middle English)の claschen(激しくぶつかる、打ち付ける)に由来すると考えられています。

  • 「打ち付けたときの大きな音」を表す擬音的要素が語源にあるため、衝突や騒音を強く連想させる語です。

ニュアンス・使用時の注意


  • 物理的な衝突から、意見や価値観が食い違う「対立」の意味まで幅が広いです。

  • カジュアルからフォーマルまで幅広く使えますが、特に対立や意見の衝突を言いたいときにやや強い印象を与えます。

  • 口語では「I clashed with my boss.(上司と衝突した)」のようにわりとカジュアルに使われます。フォーマルな文章でも「There was a clash of interests.(利害の衝突があった)」のように問題なく使用できます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞としての使い方


    • 例: Two cars clashed at the intersection.(2台の車が交差点で衝突した)

    • 衝突した相手や対象を明示しなくても「衝突が起きた」ことを表せます。


  2. 他動詞的な用法


    • 例:He clashed swords with his opponent.(彼は相手と剣をぶつけ合った)

    • 相手や物を直接目的語としてとる用法もあります。


  3. 名詞としての使い方


    • 例:There was a clash between the two groups.(2つのグループ間に衝突があった)

    • 「その衝突」そのものを指し示すときに使います。


  4. イディオムや一般的な構文


    • “clash with someone over something” = (何かをめぐって人と衝突する)

    • “come into conflict/clash with” = (対立を起こす/衝突になる)



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. If you keep talking about politics, you’re going to clash.

    (政治の話を続けると、衝突しちゃうよ。)

  2. My taste in music often clashes with my roommate’s preferences.

    (私の音楽の好みはルームメイトの好みとよくぶつかるんだ。)

  3. We planned to meet at noon, but it clashes with my dentist appointment.

    (正午に会う予定だったんだけど、歯医者の予約と重なっちゃうんだ。)

ビジネス


  1. The marketing and sales teams sometimes clash over budget allocation.

    (マーケティングチームと営業チームは、予算配分のことで時々対立します。)

  2. Our meeting clashes with the CEO’s teleconference, so we need to reschedule.

    (私たちの会議がCEOのテレビ会議と重なっているので、日程を変更する必要があります。)

  3. There was a clash of interests between the two departments.

    (2つの部署の間で利害が衝突しました。)

学術的・フォーマル


  1. This theory clashes with traditional beliefs in the field of linguistics.

    (この理論は言語学の従来の考え方と衝突している。)

  2. A clash between these historical accounts suggests further investigation is needed.

    (これらの歴史的記録の相違は、さらなる調査が必要であることを示唆している。)

  3. The clash of civilizations has been a topic of debate among scholars for decades.

    (文明の衝突は、数十年にわたり学者の間で議論されてきたテーマである。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. conflict(コンフリクト / 対立)


    • 「clash」よりもフォーマル寄りの場合が多く、持続的な対立を表すことが多い。


  2. collide(衝突する)


    • 物理的衝突を強調しやすく、「clash」に比べて意見の衝突を表すことはやや少ない。


  3. disagree(意見が合わない)


    • 「clash」よりもソフトな表現で、必ずしも強い衝突とは限らない。


  4. fight(戦う、喧嘩する)


    • 肉体的または口論のニュアンスが強く、「clash」はもう少し全般的に「ぶつかる」という意味。


反意語 (Antonyms)


  1. agree(同意する)

  2. harmonize(調和する)

  3. cooperate(協力する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /klæʃ/

  • アメリカ英語(AE)もイギリス英語(BE)もほぼ同じ発音です。

  • 「æ」は、日本語の「ア」と「エ」の間くらいの短めで口を大きく開いて発音するイメージ。

  • 強勢は1音節しかないため、そのまま “クラッシュ” のように発音します。

  • よくある間違いは「クラッシュ」と母音を曖昧に発音してしまうことですが、口をしっかり開いて「æ」を意識するとよいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “clash” を “clush” や “clach” と間違えないよう注意。

  • 同音異義語との混同はあまりありませんが、“crash” (クラッシュ、衝突・破損する) とは混同しやすいので区別が必要です。

  • 受験や資格試験では「意見やスケジュールの衝突」をあらわす単語として問題文に出ることがあり、「conflict」との対比や文脈の理解を求められる問題が出る可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「clash」は「音と衝突」の両方をイメージすると覚えやすいです。ものがぶつかったときの「カシャン」と似た響きで、「意見がぶつかる様子」を連想できると定着しやすいでしょう。

  • 「crash(衝突破損する)」とも似ていますが、「clash」は主に「二者の対立やぶつかり」を表すイメージとセットで覚えると区別しやすいです。

  • イメージとしては、剣と剣がぶつかり、火花が散るようなシーンを思い浮かべると「強い衝突」という意味が忘れにくくなります。


以上が clash の詳細な解説です。衝突や対立を表すときに非常に便利な単語なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
clash
意味(1)

(…間の)(意見・利害などの)衝突,抗争《+between+

意味(2)

(…と)合わない,調和しない《+with+(do*ing*)》

意味(3)

(競技・戦闘で)(…ど)相打つ,激突する《+with+

意味(4)

…'を'ガチャン(ジャン)とぶつける

意味(5)

(物がぶつかり合う)ガチャン)ガシャン,ジャーン)という音

意味(6)

ガチャン)ガシャン)と音を立てる;(…に)ガチャンとぶつかる《+to(against, into)+

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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