元となった辞書の項目
basket
解説
1. 基本情報と概要
英語: basket
日本語: かご、バスケット
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): A container, usually made of interwoven material such as wicker or plastic, used for carrying or holding items.
意味(日本語): 物を入れたり、運んだりするための編んだ容器のことです。フルーツや野菜を入れたり、ピクニックや洗濯物を運ぶときなど、日常的に使われます。
活用形:
- 単数形: basket
- 複数形: baskets
他の品詞形:
- 同じ「basket」という単語が品詞を変えて使われることはほとんどありませんが、関連語として「basketball(名詞)」などがあります。
CEFRレベル目安: A2(初級)
「かご」は生活の中でもよく目にする道具ですが、英語学習では少し専門的な単語として取り扱われることが多いため、A2レベル(初級)程度でしょう。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「basket」
- 明確な接頭語・接尾語はありません。
- 明確な接頭語・接尾語はありません。
- 派生語・関連語:
- basketful (名詞): かご一杯分
- basketball (名詞): バスケットボール
- basketwork (名詞): 編みかご製作、またはその製品
- basketful (名詞): かご一杯分
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- shopping basket(買い物かご)
- laundry basket(洗濯かご)
- picnic basket(ピクニックバスケット)
- fruit basket(フルーツバスケット)
- gift basket(ギフト用のかご)
- wastepaper basket(紙くずかご)
- basket of flowers(花かご)
- wicker basket(柳などで編んだバスケット)
- basket case(比喩的に「手に負えない状態・人」)
- basket weave(かご目織り・編み方)
3. 語源とニュアンス
語源:
中英語 (Middle English) の “basket” は、古フランス語やバスク語などの影響を受けて生まれたと言われています。柳や籐などを編んで作られた容器を指す言葉として古くから使われてきました。
ニュアンスや使用上の注意:
- 「basket」はカジュアルな会話でもビジネス会話でも、そのものを指すときには問題なく使えます。
- 「basket case」はスラング的な言い回しで、「精神的/機能的に無力な人」や「どうしようもない状態」を指すので、使う場面や人を選ぶ必要があります。
- 形式ばった場面で「かご」を言うときは、contentやcontainerなど状況に応じて別の表現を用いることもありますが、「basket」をそのまま使っても失礼にはあたりません。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞(countable noun): a basket, two baskets のように数えられます。
- 文法上は特別な変化はなく、単純に “basket / baskets” が基本です。
- イディオムとしては “to put all one’s eggs in one basket”(一つのかごにすべての卵を入れる=一つのことにすべてを賭ける)など、比喩的な表現でも頻繁に使われます。
フォーマル/カジュアルの使用シーン:
- 一般的に「basket」は日常的な物を指すため、フォーマルでもカジュアルでも特に問題なく使われます。
5. 実例と例文
① 日常会話での例文
- “Could you hand me that laundry basket? I need to sort the clothes.”
(その洗濯かご取ってくれる?服を仕分けするんだ。) - “I bought a fruit basket for my friend’s birthday.”
(友達の誕生日にフルーツバスケットを買ったよ。) - “We packed sandwiches and snacks in a picnic basket and headed to the park.”
(公園へ行くためにサンドイッチとおやつをピクニックバスケットに詰めたよ。)
② ビジネスシーンでの例文
- “Our company received a lovely gift basket from a client.”
(顧客から素敵なギフトバスケットをいただきました。) - “We can use a basket of related products to increase our sales strategy.”
(売上戦略を強化するために関連商品のかご(セット)を活用できます。) - “The staff organized a charity raffle by offering a picnic basket as a prize.”
(スタッフはピクニックバスケットを賞品にしてチャリティー抽選会を開催しました。)
③ 学術的・専門的な文脈での例文
- “Ethnographic studies often examine traditional basket-making techniques among indigenous communities.”
(民族学の研究では、先住民コミュニティの伝統的なかご作りの技術をしばしば調査します。) - “The economic basket of goods is a fundamental concept in understanding inflation rates.”
(経済指標の「かご」(バスケット)は、インフレ率を理解するうえで基本的な概念です。) - “The museum displayed an array of ancient woven baskets dating back thousands of years.”
(博物館には何千年も前に遡る古代の編まれたかごがずらりと展示されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- container(容器)
- 「container」はより広範な意味で、箱や瓶などあらゆる容器を指します。
- 「container」はより広範な意味で、箱や瓶などあらゆる容器を指します。
- hamper(ハンパー、洗濯かご・蓋つきかごなど)
- 「laundry hamper」は洗濯物を入れるふた付きのかごを指すことが多いです。
- 「laundry hamper」は洗濯物を入れるふた付きのかごを指すことが多いです。
- bin(ビン、箱)
- 「bin」はゴミ箱などのイメージもあり、ふつうは固い素材の容器に使われます。
- 「bin」はゴミ箱などのイメージもあり、ふつうは固い素材の容器に使われます。
反意語(Antonyms)
- 明確に「かご」の反意語というものはありませんが、あえて言うなら透明で編み目のない「solid box」や「sealed container」などが、性質としては対照的なイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈbæskɪt/
- アメリカ英語: [bæskɪt](「バスキット」に近い響き)
- イギリス英語: [bɑːskɪt](「バーskit」に近い響きになる場合も)
- アメリカ英語: [bæskɪt](「バスキット」に近い響き)
- 強勢(アクセント)の位置: 最初の音節「bas」に主アクセントが置かれます。
- よくある発音の間違い: 「bas-ket」のように母音をあいまいにしてしまう、あるいは “バケット” と [bae-] ではなく [ba-] で発音してしまうミスなどが見られます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “basket” を “baskit” と書いてしまう誤りに注意。
- 同音異義語: 似たような響きの単語はあまりありませんが、「casket(棺)」と混同しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICや英検でも「日常用品」や「会話表現」にまつわる語彙問題として出る可能性があります。文脈から「かご」だと判断できるようになりましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- かごに「バスケのボール」を入れるイメージ: バスケットボール (basketball) は「ボールをかごに入れるスポーツ」という意味なので、「basket=かご」と関連付けやすいでしょう。
- スペリングのコツ: “bas” + “ket” — 「bas」を「バス」と覚えれば、「バスケットボール」を連想して書き間違いを減らすことができます。
- イメージとしては編まれた容器: 柳や籐などを編んで作られた伝統的な容器を思い浮かべると覚えやすいです。
以上が名詞 “basket” の詳細な解説です。日常でもビジネスでも、さまざまなシーンで使いやすい基本語彙なので、ぜひ覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(…の)かご1杯(basketful)《+of+名》
意味(2)
(バスケットボールで)ゴールの網
意味(3)
得点
意味(4)
かご,バスケット