promptly

以下では、英単語 “promptly” の詳細な解説をマークダウン形式で提示します。

1. 基本情報と概要

単語: promptly

品詞: 副詞 (adverb)

意味 (英語): “quickly and without delay”

意味 (日本語): 「迅速に」、「遅れずに」、「即座に」

「promptly」は「すぐに行動する」「時間どおりに対応する」といったニュアンスで使われる副詞です。ビジネスやフォーマルな文脈でも日常的に使われ、「時間を守る」「待たせない」というイメージを強調したいときに役立ちます。

活用形:

副詞ですので、動詞のような活用変化（-s, -ed, -ing）はありません。形容詞形は “prompt”、「迅速な、素早い」という意味になります。名詞形は “promptness”、「即座に行うこと」や「敏速」で、行動の速さ・正確さを指します。

CEFRレベルの目安: B2（中上級）

• B2: 読んだり聞いたりするとほぼ理解できるが、ややフォーマルでビジネス寄りな印象がある。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• prompt（語幹）: 「素早い」「即座の」
  


• -ly（接尾辞）: 形容詞を副詞に変える一般的な接尾語

他の品詞との関連

• prompt (形容詞): 「素早い」「迅速な」
  


• prompt (動詞): 「促す」「奨励する」
  


• promptness (名詞): 「迅速さ」「即座に行うこと」

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. respond promptly（すぐに返答する）
   


2. arrive promptly（時間どおりに到着する）
   


3. pay promptly（即座に支払う）
   


4. promptly at 8 a.m.（午前8時きっかりに）
   


5. deal with something promptly（何かに迅速に対処する）
   


6. report promptly（すぐに報告する）
   


7. notify promptly（速やかに通知する）
   


8. begin promptly（たちどころに始める）
   


9. act promptly in an emergency（緊急時に即行動する）
   


10. answer the phone promptly（電話にすぐ出る）

3. 語源とニュアンス

語源

• “promptly” は、もとはラテン語の “promptus”（「用意ができている」）に由来し、そこからフランス語を経て中英語に取り入れられました。
  


• “prompt” は「すぐに現れる」「即座に示される」というニュアンスを持ち、転じて「素早い行動」「周到さ」を表します。

ニュアンス・使用上の注意

• 迅速性と正確さを両立させるイメージ。
  


• ビジネスメールやフォーマルな文書で「早急に対応します」という文脈でよく使われます。
  


• 日常会話でも「すぐやるよ！」というニュアンスを強調したいときに使うと良いですが、やや書き言葉的な響きもあるため、状況を見て “right away” や “immediately” などと使い分けることが多いです。

4. 文法的な特徴と構文

• 副詞として、主に動詞を修飾します。文中の位置は比較的自由ですが、動詞の直後や文末に置くことが多いです。
  
  例) “She promptly answered.” “He answered promptly.”
  


• フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使用可能ですが、ビジネスなどフォーマル寄りの文脈で特に好まれます。
  

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “I’ll promptly text you back once I finish this.”
   
   （これが終わったらすぐにメッセージを返すね。）
   


2. “Could you please come promptly? We’re about to start the movie.”
   
   （すぐに来てくれる？ 映画を始めようとしているの。）
   


3. “I told him to clean his room, and he did it promptly.”
   
   （彼に部屋を片付けるように言ったら、すぐにやってくれたよ。）

ビジネスでの例文

1. “We aim to promptly address any customer inquiries.”
   
   （お客様からのお問い合わせには、できるだけ早く対応することを目指しています。）
   


2. “Please reply promptly to confirm the meeting schedule.”
   
   （会議の日程を確定するため、早めにご返信ください。）
   


3. “All invoices must be paid promptly to avoid additional fees.”
   
   （追加の料金を回避するためにも、請求書はすぐにお支払いください。）

学術的な文脈での例文

1. “Participants were asked to promptly fill out the questionnaire.”
   
   （参加者は、アンケートにすぐに記入するよう求められました。）
   


2. “The research team promptly published their findings after peer review.”
   
   （研究チームは査読後速やかに研究結果を公表しました。）
   


3. “All data must be promptly recorded to maintain accuracy.”
   
   （正確性を保つため、すべてのデータは迅速に記録する必要があります。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. immediately（即座に）
   


2. quickly（素早く）
   


3. swiftly（素早く）
   


4. right away（すぐさま）
   


5. without delay（遅れることなく）

• “immediately” と “promptly” はどちらも「即座に」を意味しますが、“promptly” は「(必要な行動を)遅れずに行う」というニュアンスがやや強調されます。
  


• “quickly” は単純にスピード感を指すのに対し、“promptly” は「他人を待たせない」「予定どおり」といった文脈での速さを示すことが多いです。

反意語 (Antonyms)

1. slowly（ゆっくり）
   


2. tardily（遅れて）
   


3. late（遅く）
   


4. gradually（徐々に）

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA)
  
  
  
  • イギリス英語 (BrE): /ˈprɒmpt.li/
    
  
  
  • アメリカ英語 (AmE): /ˈprɑːmpt.li/
    
  
  


• アクセントは単語の最初 “prompt” の部分にあります。
  


• “p” と “t” をしっかり発音するのがポイントです。母音が短い発音のため、「プロンプトリー」と早めに切り上げます。
  


• よくある間違いとして、つづりの “promptly” 中の “p” を一つ落として “promtly” としてしまうミスが見られます。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “promptly” の “p” が連続しているように見え、1文字足りなかったり余計に入ったりしやすいので注意。
  


• 覚えにくい要因: “prompt” 自体にも “p” が複数含まれるため、つづりを誤りやすい。
  


• TOEICや英検などでも「時間厳守」や「即応」を表す文脈で出題されやすい単語です。メール対応や締め切りに関する問題文などで考えられます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “prompt” は「プロンプター（舞台で役者にせりふを促す装置）」にも含まれるように、「すぐに対応する、行動させる」イメージを持ちやすいです。
  


• 「すぐにやる」というイメージを “prompt” に関連づけておくと、“promptly” も同じ思考で連想しやすくなります。
  


• つづりのポイント: “pro-m-p-t-ly” と一文字ずつ確認し、単語を区切って覚えるようにすると間違いが減ります。

以上が “promptly” の詳細な解説です。「時間厳守」や「即座の行動」といったイメージが強いので、フォーマルにもカジュアルにも使いこなせるよう意識してみてください。