最終更新日:2025/11/19
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She has a high level of proficiency in English.

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元となった辞書の項目

proficiency

名詞

〈U〉《知識・技術の》熟練, 熟達《in, at ...》

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解説

以下では、名詞「proficiency」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

英語: proficiency

日本語: 熟達、習熟、堪能


  • 「proficiency」は「ある分野において高いレベルの技能や知識を身につけている状態」を表す名詞です。たとえば「language proficiency(言語能力)」のように、「どれくらい上手にできるか」を示したい時に使われます。

  • 使用する場面としては、スキルや言語力など、習熟度をアピールしたいときに用いられます。ニュアンスとしては「かなり上手にできるレベル」「高度な習熟度」という意味です。

品詞: 名詞 (noun)

活用形:


  • 名詞のため、複数形は「proficiencies」となりますが、日常的には不可算名詞扱い(「proficiency in ...」のように単数形で使う)で用いられるケースが多いです。

他の品詞形:


  • 形容詞: proficient(熟達した)

    例: He is proficient in English.(彼は英語が堪能です)

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 「proficiency」は、学術・ビジネス、あるいは専門技能を示す文脈でよく使われます。英語学習の文脈では「英語熟達度」というような上のレベルで用いられる表現です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: pro-(前へ、進んで)

  • 語幹: fic(「作る」「行う」「進む」などを含むラテン系の要素)

  • 接尾語: -ency(状態や性質を表す名詞化)

これらが組み合わさり、「前へ進み、習熟の状態を示す」というニュアンスが生まれています。

関連語・派生語:


  • proficient (形容詞): 熟練した

  • proficiency test: 習熟度テスト

  • professional (形容詞/名詞): プロの、専門家

よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. language proficiency(言語の習熟度)

  2. proficiency in English(英語力)

  3. gain proficiency(習熟度を得る)

  4. demonstrate proficiency(習熟度を示す)

  5. high level of proficiency(高い習熟度)

  6. achieve proficiency(習熟度を達成する)

  7. improve one’s proficiency(スキルを向上させる)

  8. proficiency exam(熟達度試験)

  9. reading proficiency(読解力)

  10. oral proficiency(口頭の習熟度)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「proficere」(前に進む、上達する)から来ています。この動詞の現在分詞形「proficientem」が変化して英語に取り入れられました。

歴史的背景:


  • もともとは「進歩する」「前進する」ニュアンスを持っており、技能・能力が向上していくイメージが強調されています。

使用時の注意点:


  • 「proficiency」はフォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも用いられますが、日常会話よりは、ビジネスや学術的な場面で目にすることが多いです。

  • 「習熟度」を強調するニュアンスがあるため、漠然と「上手」と言うよりも、客観的・専門的に評価したりテストしたりする時に用いられがちです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(不可算・可算):

    主に不可算扱いですが、特定のスキル(言語など)を数として表現する文脈では可算形も登場します。

    例: “multiple proficiencies” (複数の分野での習熟度)


  • 一般的な構文:


    1. have + proficiency + in + 名詞/動名詞

      例: She has proficiency in data analysis.

    2. show/display/demonstrate + proficiency in + 名詞/動名詞

      例: He demonstrated proficiency in playing the violin.


  • 使用シーン:


    • フォーマル: 履歴書・ビジネス・学術的文書

    • カジュアル: 日常会話でも使うが、やや硬い響き



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I want to improve my proficiency in Japanese before I travel there.”

    (日本に行く前に日本語の熟達度を上げたいな。)


  2. “How can I test my proficiency in baking?”

    (お菓子作りの腕前をどうやって試したらいいだろう?)


  3. “His proficiency in chess is truly impressive.”

    (彼のチェスの熟達度は本当にすごいね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We require a high level of proficiency in Excel for this position.”

    (このポジションには、Excelの高いスキルが必要です。)


  2. “She demonstrated her proficiency in project management during the meeting.”

    (彼女は会議中にプロジェクト管理のスキルを示しました。)


  3. “Achieving language proficiency will open up more opportunities in our global market.”

    (言語能力を高めることは、当社のグローバル市場でより多くのチャンスをもたらします。)


(3) 学術的/アカデミックな文脈での例文


  1. “Students must prove their proficiency in academic writing to graduate.”

    (学生は卒業のために学術的ライティングの熟達度を証明しなければなりません。)


  2. “The research focuses on the proficiency levels of bilingual children in primary schools.”

    (その研究は小学校のバイリンガル児童の習熟度に焦点を当てています。)


  3. “A language proficiency test was administered to assess the participants’ skill levels.”

    (被験者のスキルレベルを評価するために言語熟達度テストが実施されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. competence(能力)


    • プロとして必要な要件を満たす能力を示す。「proficiency」と比べると達成度合いが幅広く、必ずしも高いスキルを意味しない場合もある。


  2. skill(技術)


    • 「proficiency」と意味は近いが、一つの具体的な技術を指す場合が多い。


  3. expertise(専門知識・熟練)


    • 「高度な専門的知識や術」を強調している。専門分野において特に深い理解と応用能力があるイメージ。


反意語:


  • incompetence(無能、能力不足)、inability(できないこと)など


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /prəˈfɪʃənsi/

  • イギリス英語: /prəˈfɪʃənsi/

※ アクセントは「fi」の部分(第二音節)にあります。


  • 「pro‐FI‐cien‐cy」のように、fiに強勢を置きやすいです。

  • よくある間違いとしては、語頭の「pro」を強く読んでしまったり、「fic」を /faɪk/ のように発音してしまうケースがありますので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「proficency」と「i」を忘れてしまうミスがよくあります。

  • 同音異義語との混同: 特に同音異義語はありませんが、「efficiency(効率)」や「proficient(形容詞)」とごちゃまぜにならないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも「language proficiency」や「demonstrate proficiency」の形で出題されることがあります。能力やスキルを示す文脈を問う問題に登場しやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「プロ(pro)+フィッシュ(fish)+エンシー」など、あえてユニークに音を分解して暗記してみるのも面白いかもしれません。

  • ラテン語の「前へ進む(pro)+成す/作る(fic)」というイメージで「前にガンガン進む→上達する→熟達度」という連想ができると覚えやすいでしょう。

  • 学習テクニックとしては、「language proficiency」が代表的な用法なので、そこから「~における熟達度」を示したい時に使うとすり込みやすいです。

以上が名詞「proficiency」の詳細な解説です。日常的にもビジネスでも、また学術的文脈でも幅広く使われますが、習熟したレベルを意味するため、レジュメや自己PRの際などに活用すると効果的です。

意味のイメージ
proficiency
意味(1)

(知識・技術の)熟達,熟練(skill)《+in(at)+

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