最終更新日:2025/12/04

私はいつも鍵を置き間違えて、何時間も探し回る。

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I always misplace my keys and spend hours searching for them.

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元となった辞書の項目

misplace

動詞

…を置き間違える / …を置き忘れる / 《受ける価値のない人・物に》〈受情・信頼など〉を間違って与える《in ...》

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私はいつも鍵を置き間違えて、何時間も探し回る。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: misplace

品詞: 動詞 (Verb)

意味(英語): to put something in the wrong place or to lose something temporarily.

意味(日本語): 物を誤った場所に置いたり、置き忘れて一時的に見失ったりすること。「どこに置いたか分からなくなる」ニュアンスが強い単語です。

「たとえば鍵をどこかに置いて見つからなくなったときに使うような動詞です。単に “lose (失う)” と言うほど完全に紛失したわけではなく、一時的に見失っているような感じを表します。」


  • 活用形:


    • 現在形: misplace

    • 過去形: misplaced

    • 過去分詞形: misplaced

    • 現在分詞形: misplacing


  • 他の品詞形:


    • 名詞: misplacement (誤置、置き間違い)

      例: The misplacement of the file caused confusion.


  • CEFR レベル目安: B2(中上級)


    • A1: 超初心者

    • A2: 初級

    • B1: 中級

    • B2: 中上級(misplace は日常会話でも出てくるが、正確に意味を使い分けられるとより上達している証拠)

    • C1: 上級

    • C2: 最上級



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: “mis-” (誤って / 間違って)

  • 語幹: “place” (置く)

「mis-」は「誤った・間違った」を表し、「place」は「置く」という意味です。2つが合わさり「誤って置く」、つまり「本来あるべきところではない場所に置いてしまう」という意味になります。

関連語・派生語


  • misplacement (名詞): 誤って置いたこと、その結果

  • mislay (類似動詞): 置き忘れる、どこに置いたか忘れる(misplace とほぼ同じ意味)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. misplace one's wallet(財布を置き忘れる)

  2. misplace the keys(鍵をどこかに置き忘れる)

  3. accidentally misplace(誤って置き間違える)

  4. temporarily misplace(一時的に紛失する)

  5. frequently misplace(頻繁に置き忘れる)

  6. commonly misplace(よくありがちに置き忘れる)

  7. misplace a document(書類をしまい忘れる)

  8. misplace an important item(大切な物を置き忘れる)

  9. utterly misplace(完全に見失う、徹底的に置き違える)

  10. misplace your trust(比喩的に「信頼を置き違える」)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語 (Middle English) 由来。接頭語 “mis-” + “place” で「誤って置く」という意味に発展しました。

  • 歴史的に: 古くから「誤った場所に置く」意味で使われ、転じて「見失う」のニュアンスも持つようになりました。

  • ニュアンスや使用上の注意:


    • 完全に「なくしてしまった (lose)」というよりは、「どこに置いたか見失っている」「一時的に見当たらない」という意味合いがあります。

    • フォーマル/カジュアルどちらの文脈でも使えますが、カジュアルな会話でよく耳にします。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb)

    目的語(misplace + 物)を必要とします。

    例: I misplaced my phone.(私は電話をどこかに置き忘れた)

  • 構文例:


    • “misplace + 目的語”

    • 例: I often misplace my glasses in the morning.

    • 比喩的表現: “misplace one's trust/hope”

    • 例: She misplaced her trust in him.



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. I always misplace my keys when I’m in a hurry.

    (急いでいるといつも鍵を見失うんだ。)

  2. Did you misplace your phone again?

    (また携帯を見失ったの?)

  3. I must have misplaced my sunglasses somewhere in the house.

    (家のどこかにサングラスを置き忘れたに違いない。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. I seem to have misplaced the invoice. Could you send me a copy?

    (請求書をどこかにやってしまったみたいなので、コピーを送ってもらえますか?)

  2. We need to ensure we don’t misplace any confidential documents.

    (機密書類を置き間違えないように注意が必要です。)

  3. Our manager apologized for misplacing important client data.

    (上司は重要な顧客データを紛失したことを謝罪しました。)

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. The researcher mistakenly misplaced the lab samples, causing delays in the project.

    (研究者が実験サンプルを誤って保管場所を変えてしまい、プロジェクトに遅れが生じた。)

  2. In this study, no data were misplaced; all records were carefully stored.

    (本研究ではデータの紛失はなく、すべての記録が慎重に保管された。)

  3. If references are misplaced, it can undermine the credibility of the paper.

    (参考文献が不適切に扱われると、論文の信頼性が低下する可能性がある。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. lose (失う) : 完全に「なくしてしまう」ニュアンス。

    2. mislay (置き忘れる) : 「置き場所を思い出せないで見失う」もの。misplace とほぼ同義だが、やや古風な響き。

    3. misfile (誤ってファイルする) : 書類などを間違った場所にファイリングする際に特化して使う。


  • 反意語 (Antonyms)


    • find (見つける・発見する)

    • locate (場所を突き止める)


類似語でも “lose” は一時的ではなく「無くした」に近い意味合いが強いため、misplace の「たぶんどこかにまだあるんだけど分からない」というニュアンスとはやや異なります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌmɪsˈpleɪs/


    • アメリカ英語: /mɪsˈpleɪs/(ミス・プレイス)

    • イギリス英語: /mɪsˈpleɪs/(ミス・プレイス)


  • アクセント: “mis-PLACE” で、後ろの “place” の部分に強勢があります。

  • よくある発音の間違い: “mis” を強く発音してしまったり、 “place” の母音をあいまいにしてしまうケースがあります。語尾の “-ce” をはっきりと /s/ の音で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “misplace” の “s” を重ねて “missplace” にしてしまうのは誤りです。

  • “lose” と混同: “lose” は「完全に失う」感が強く、misplace は「一時的に置き忘れる」感が強いので区別しましょう。

  • 同音異義語: “misplace” と似た音の単語はあまり多くないですが、 “misplace” /mɪsˈpleɪs/ と “misplay” /ˌmɪsˈpleɪ/(誤って弾く、誤ってプレイする)を混同する人がいます。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでも「書類をどこかにやってしまった」シチュエーションで出てくることがあります。特にビジネスシーン(書類・ファイルを紛失するなど)のリスニングやリーディングで見かけられます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “mis-” は「間違い」や「誤り」の接頭語なので、 “misplace” は「誤った場所に置く」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 「周りを見渡せば、出てくる可能性がある」というニュアンスで “misplace” を思い出しましょう。

  • イメージとしては「家の中にあるはずだけど、どこに置いたか分からない」「自分が間違った場所に置いた」というシーンが頭に浮かぶとよいです。


以上が “misplace” の詳細な解説になります。物をどこかにやってしまったときの表現としてぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
misplace
意味(1)

…‘を'置き間違える;…‘を'置き忘れる

意味(2)

(受ける価値のない人・物に)〈受情・信頼など〉‘を'間違って与える《++in+

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