最終更新日:2025/08/18

会社は状況を処理するために専門家チームを派遣します。

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The company will dispatch a team of experts to handle the situation.

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元となった辞書の項目

dispatch

【動/他】《…へ》〈電報・手紙など〉を送る《to ...》 / 〈使者・軍隊など〉を特派する / 【名/U】急送, 特派 / 【名/C】ニュース特報 / 急送公文書

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解説

「dispatch」の詳細解説


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: “dispatch”

  • 日本語: 「派遣する」「送る」「急送する」「処理する」、名詞としては「迅速な発送」「公文書の発送」「急送便」など。

「dispatch」は、なにかを素早く送ったり、処理したりするイメージを持つ単語です。たとえば、「大事な書類を急いで郵送する」「担当者を現場に派遣する」のような状況で使うことが多いです。ややフォーマルなニュアンスがありますが、ビジネスなどの場面でよく使われます。

品詞


  1. 動詞 (to dispatch)

  2. 名詞 (a dispatch)

動詞の活用例


  • 原形: dispatch

  • 三人称単数: dispatches

  • 過去形: dispatched

  • 過去分詞: dispatched

  • 現在分詞: dispatching

名詞形・他の品詞


  • 少なくとも、形容詞形や副詞形の派生はあまり一般的ではありません。

  • ただし、過去分詞形 “dispatched” が形容詞的に「送られた」「派遣された」という意味で使われることがあります。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 「dispatch」はビジネスの文書やニュース記事などでよく目にする単語で、意味や使い方を理解できるようになるには中上級レベルが目安です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • “dis-” 「分離」「離れる」を示唆する接頭語ですが、語源としてはイタリア語やスペイン語を経由したため、英語特有の “dis-” の意味合いと完全に一致しない場合があります。

  • “patch” という語幹が含まれているように見えますが、実際に “patch” とは無関係です。

関連語や派生語


  • “despatch” とつづられることがありますが、同義です(イギリス英語の一部では “despatch” のスペルが使われることもあります)。

  • ビジネスなどでは “dispatch note” (発送通知) や “dispatch office” (派遣事務所) などの複合表現が使われます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. dispatch a letter → 手紙を発送する

  2. dispatch troops → 軍隊を派遣する

  3. dispatch an ambulance → 救急車を急行させる

  4. dispatch goods → 商品を出荷する

  5. dispatch immediately → 即時に送る

  6. efficient dispatch → 迅速かつ効率的な発送

  7. dispatch center → 配送センター / 指令センター

  8. dispatch order → 発送命令 / 発送指示

  9. dispatch the message → メッセージを伝送する

  10. news dispatch → ニュースの速報(通信)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「dispatch」は、イタリア語の “dispacciare” またはスペイン語の “despachar” に由来すると言われています。元々「急いで片付ける」「片付けるから解放する」というニュアンスを持つ語でした。

  • 英語では16世紀頃から使用され、軍事や郵便・報道分野で「迅速に行う、送る」という意味合いが定着しました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • ややフォーマルでビジネスや公的な文書にも使われます。

  • 重要度の高い要件を、素早く処理・送る場面によく使われます。

  • 口語では「send」や「send out」に置き換えられることも多いですが、「dispatch」は“迅速に”や“手際よく処理する”というニュアンスを強調します。


4. 文法的な特徴と構文

動詞として


  • 他動詞 (transitive verb) として使われ、目的語をとります。

    例) Dispatch the packages.(荷物を送る)

名詞として


  • 可算名詞として使う場合もあります。

    例) I received a dispatch from headquarters.(本部から公文書が届いた)

一般的な構文やイディオム


  • “be dispatched to + 場所/人” → 「~へ派遣される/送られる」

  • “dispatch someone/something to + 場所/人” → 「~へ(人・物を)派遣する/発送する」

  • “dispatch with remarkable speed” → 「驚くほどの速さで送る/処理する」

フォーマルな文書や、ビジネス上のやり取りで使われやすい傾向にあります。


5. 実例と例文

① 日常会話での例文


  1. “I need to dispatch these invitations by tomorrow.”

    (明日までにこれらの招待状を発送する必要があるんだ。)


  2. “Could you dispatch someone to fix the electricity issue?”

    (電気のトラブルを直すために誰かを派遣してもらえないかな?)


  3. “We dispatched the package early this morning.”

    (今朝早く荷物を送ったよ。)


② ビジネスシーンでの例文


  1. “Please dispatch the sales report to all department heads.”

    (販売報告書を全部署の部長たちに送ってください。)


  2. “Our dispatch center ensures that products are delivered on time.”

    (当社の発送センターは、製品が時間通りに配達されるようにしています。)


  3. “I dispatched the contract via email for your review.”

    (契約書をメールで送付しましたのでご確認ください。)


③ 学術的な文脈での例文


  1. “The research team was dispatched to the remote island for field studies.”

    (研究チームは現地調査のためにその離島へ派遣されました。)


  2. “We need to dispatch digital surveys to participants worldwide.”

    (世界中の参加者にデジタルの調査を配布する必要があります。)


  3. “A dispatch was sent from the university’s central office regarding next semester’s schedule.”

    (来学期のスケジュールに関する公文書が大学の本部から送られてきました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. send(送る)


    • 一般的で口語的。あらゆる「送る」に使える。


  2. forward(転送する)


    • 特にメールや郵便物を「転送する」という場合に使われやすい。


  3. ship(発送する)


    • 主に荷物などを運送会社で発送するとき。工業・商業の文脈が多い。


  4. transmit(送信する)


    • デジタルデータや信号を送る際に使われるやや硬い表現。


  5. expedite(早める、迅速化する)


    • 手続きや発送を「急がせる」というニュアンスが強い。


反意語


  1. delay(遅らせる)

  2. hold(保留する)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dɪˈspætʃ/

  • アクセントは “-spat-” の部分(dɪ-SPATCH)にあります。

  • アメリカ英語 / イギリス英語 ともにほぼ同じ発音です。

  • よくある間違い: 接頭語“dis-”を /daɪ-/ や /də-/ と発音しないよう注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dispatch” を “dipatch” や “disptach” などと誤ることがあります。

  • “despatch” という表記との混同: イギリスでは “despatch” と書かれることもありますが、どちらも意味は同じです。

  • 同音異義語は特になし。

  • ビジネス文書やニュース記事などで出題される可能性があり、TOEICのリーディングセクションや英検で単語力を問われる場合に頻出です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Dispatch=手早く “送る” イメージ!」

    → 頭文字 “D” と「迅速さ」をセットで覚える。

  • “dispatch” の “patch” は「修繕用のパッチ」を連想しがちだが、関連性がないので注意。

  • 「急送する=急ぎの ‘ディスパッチャー (dispatcher)’ 」というイメージで、特に交通管制や物流担当を思い浮かべると覚えやすい。

「dispatch」は、ビジネスや公的な場面で頻出するため、用法とスペルに気をつけて何度も使って慣れていくのがおすすめです。きちんと覚えることで、フォーマルな文章や会話でも説得力のある英語表現が可能になります。

意味のイメージ
dispatch
意味(1)

(…へ)〈電報・手紙など〉‘を'送る,〈使者・軍隊など〉‘を'急送する,特派する《++to+

意味(2)

〈仕事・食事など〉‘を'手早く済ませる

意味(3)

《遠回しに》…‘を'殺す(kill)

意味(4)

〈U〉急送;急派,特派

意味(5)

〈U〉(仕事などの)敏速な処理,手早さ

意味(6)

〈C〉ニュース特報,至急報;急送公文書

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