最終更新日:2025/12/03

私は友人の味方として話しています。

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I am speaking on behalf of my friend.

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元となった辞書の項目

behalf

名詞

味方 / 利益 / 《on ~ of A》 Aの代理で

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解説

1. 基本情報と概要

単語: behalf

品詞: 名詞 (不可算名詞として扱われる場合が大半)

意味(英語): “interest, support, or benefit” / “representation of someone”

意味(日本語): 「利益、代理、代表」といった意味を持つ言葉です。「誰かのために」「誰かを代表して」というニュアンスで使われる表現です。

例えば、 “on behalf of 〜” と言えば「〜の代わりに」「〜を代表して」といった意味になります。フォーマルなビジネスシーンや、公式の場でよく使われる表現です。

活用形:


  • 名詞ですが、通常 “behalf” には単数・複数の形はありません。a behalf, behalfs のような形は一般的ではなく、慣用表現として “on behalf of ...” で使うのが通常です。

他の品詞への変化例:


  • “behalf” は名詞のみで、形容詞や動詞などの形はありません。したがって、他の品詞に派生する形は特にはありません。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • ビジネスなどのフォーマルな場面で使われる表現であり、学習者が日常会話で見聞きする機会はやや少なめです。慣用的なフレーズを一度習得すれば使いこなせるようになります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成のポイント


  • “behalf” は「be + half」が語源といわれていますが、今日では一語として固まった形で使われており、接頭語・接尾語としての “be-” や “-half” の働きは通常意識されません。

主な意味と使い方


  1. 「利益」や「支援」— “for the benefit/support of …”

  2. 「代理・代表」— “as the representative of …”

ただし、単独で使うよりも “on behalf of …” というフレーズで使うのが圧倒的に一般的です。

関連表現・コロケーション(10例)


  1. speak on someone’s behalf(〜の代理として話す)

  2. act on someone’s behalf(〜を代表して行動する)

  3. sign on someone’s behalf(〜に代わって署名する)

  4. vote on behalf of the board(理事会を代表して投票する)

  5. on behalf of the company(会社を代表して)

  6. on behalf of all of us(私たち全員を代表して)

  7. on his behalf(彼の代わりに)

  8. address the audience on behalf of…(〜を代表して聴衆に語りかける)

  9. send thanks on behalf of a team(チームを代表してお礼を伝える)

  10. on someone’s behalf in court(法廷で誰かを代理する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語の “be half” (by one’s side / そばに)から変化したとされます。元々は「味方となる」「一緒にいる」というニュアンスがあり、それが転じて「利益・ため」「代理・代表」という意味で使われるようになりました。

使用時の注意点(ニュアンスや感情的響き)


  • どちらかというとフォーマルな語感があります。特に「代表」「代理」を強調するのに適しており、ビジネスや公式の手紙、スピーチなどで頻繁に使われます。カジュアルな口語表現で「〜を代表して」と言いたい場合は、 “for someone” などで済ませることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. on behalf of + 名詞 / 代名詞


    • 最もよく使われる構文です。「〜を代表(代理)して」「〜の代わりに」という意味です。


  2. in behalf of + 名詞 / 代名詞


    • 意味はほぼ同じですが、アメリカ英語では “in behalf of” は「(利益)をはかるために」という意味で使われることもあります。ただし “on behalf of” の方が圧倒的に一般的です。


文法上のポイント


  • 可算・不可算: 通常 “behalf” は単独で使われず、a behalf や behalfs のような可算形は取りません。

  • 使われるシーン: フォーマルなメール、ビジネス状況、公式スピーチなど。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルな場面)


  1. “I’m calling on behalf of my friend who lost her phone.”

    (友達が携帯を失くしたので、彼女の代わりに電話しているんです。)

  2. “Could you pick up the parcel on my behalf?”

    (私の代わりに荷物を受け取ってもらっていい?)

  3. “She spoke on his behalf since he was absent.”

    (彼がいなかったので、彼女が彼を代表して話した。)

ビジネス (フォーマルな場面)


  1. “I’m writing on behalf of our CEO to confirm the meeting.”

    (CEOを代表してミーティングの確認のためご連絡させていただきます。)

  2. “He signed the agreement on behalf of the company.”

    (彼は会社を代表してその契約書に署名をしました。)

  3. “On behalf of our entire team, I would like to thank you for your partnership.”

    (チーム全員を代表して、パートナーシップに感謝いたします。)

学術的・公的 (オフィシャル・フォーマルな場面)


  1. “The lawyer spoke on behalf of her client during the trial.”

    (弁護士は裁判において依頼人を代表して発言した。)

  2. “The ambassador attended the conference on behalf of the government.”

    (大使は政府を代表して会議に出席した。)

  3. “He received the award on behalf of his late professor.”

    (彼は亡き恩師を代表してその賞を受け取った。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “in the name of …”(〜の名のもとに)


    • より宗教的・権威的な響きがある場合や、法的権限を伴う場面でよく使われる。


  2. “for the sake of …”(〜のために)


    • 「利益」「目的」を強調する表現。緊急性や必然性にもフォーカスしている時に用いられやすい。


  3. “representing …”(〜を代表して)


    • 直接的に “represent” という動詞として表す言い方。より能動的・動作的な響きがある。


反意語


  • “by oneself” (自分自身で)


    • 誰も代表しない、代理を立てないという意味合いで対比して考えられる。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /bɪˈhæf/

  • イギリス英語: /bɪˈhɑːf/

強勢(アクセント)


  • 第二音節 “-half” の部分に強勢が置かれます。


    • be-HALF (←強く読む)


よくある発音ミス


  • “be-huff” のように /hʌf/ として誤って発音する例があります。

  • アメリカ英語では /æ/(アの口を大きめに開けた音)に近く、イギリス英語では /ɑː/(口をやや縦に開ける長めのアー音)になるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルの間違い: “behalf” を “behalf of” と名詞句扱いで覚えるケースが多いですが、単語自体のスペルを “behalf” としっかり押さえてください。

  2. 表現の誤用: “on my behalf of …” のように “of” が二重になる誤用に注意。“on behalf of …” が正しい形です。

  3. 試験対策: TOEIC や英検など、ビジネスシーンやフォーマルなやり取りを問う問題で “on behalf of …” の表現が出題されやすいです。リーディング問題でも「代理」「代表」の文脈認識が鍵となります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • be + half」と頭に描くことで、「(相手の)半分になる・仲間となる・味方となる → 代理・代表する人」というイメージを持つと覚えやすいかもしれません。

  • フレーズごと暗記して使う方が自然です。「on behalf of(〜を代表して)」として一つの固まりで覚えるのがおすすめです。

“on behalf of …” はビジネスメールや手紙などで頻繁に登場し、丁寧な印象を与えやすいので、状況に応じて活用してみてください。

意味のイメージ
behalf
意味(1)

味方, 大義, 大目的; 支持, 利益; 《古》 点, 面

TOEIC英単語(TSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

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